『次世代IoT/AIoT白書2025年版-高度センシング・学習型センシングとAI/デジタルツイン2.0との統合』 発刊のお知らせ
 
一般社団法人 次世代社会システム研究開発機構(INGS)は2025年8月1日、『次世代IoT/AIoT白書2025年版-高度センシング・学習型センシングとAI/デジタルツイン2.0との統合』の発刊ならびにその概要を発表した。
 
 
本白書は、2025年以降のIoT(Internet of Things:モノのインターネット)およびAIoT(AI+IoT)/デジタルツインIoTが向かう最新トレンド、基盤技術、注目のエコシステム、今後の社会実装の方向性を体系的にまとめたものである。
 
【基盤技術・アーキテクチャ】
 
▼本白書では、エッジAIの低電力・高性能化、リアルタイム推論、分散協調学習、モデルの圧縮と量子化、IoTメッシュネットワーク最適化といった中核技術について、アーキテクチャ、導入パターン、主要ツール、注目・警戒テーマ、インテグレーション支援分野まで多面的に解説している。
 
▼エッジAIプロセッサではArmやNXP、EdgeCortix、Hailoといった国際的な半導体/チップ設計企業や、パナソニック、東芝など日本の家電・重電系大手の最新動向を紹介。Cortex-MやEthos-Uシリーズなど64ビット対応プロセッサと生成AI推進の潮流、マルチモーダルAI/生成AIに適した低電力・高効率プロセッサ、エッジ推論最適化技術を重点的に取り上げている。
 
▼分散協調学習アーキテクチャでは、IoTノード間のデータ活用効率、通信量低減、セキュア連携のための新たな機械学習フレームワークとシステム設計、さらに各デバイスでのモデル圧縮・量子化によるエッジ推論高速化や消費電力最適化事例を整理している。
 
▼メッシュネットワーク最適化では、多数のIoTデバイスが協調しあいながら通信資源・処理負荷を分散できる設計・運用ノウハウと、それを事業化するうえでの留意事項/新世代の管理ツールのトレンドも分析。
 
【エージェンティックAIとデジタルツイン】
 
▼新しい社会システムでは多段連携型の「エージェンティックAI」(自律的・協調的人工知能)の実装が重要である。たとえば、制御・監視・意思決定を担う複数のAIエージェントおよびデジタルツインや生成AIとの連携により、サイバーフィジカルシステム(CPS)の精密化、予測保全、持続可能な運用が実現できる。
 
▼マルチエージェント協調フレームワーク、アダプティブ学習機構、リアルタイム推論とデジタルツイン連携など、多様な導入モデルと外部機能連携パターン、運用における注意点を豊富な事例とともに解説している。
 
▼産業分野ごとに、予知保全、デジタルツイン統合、自然言語インターフェース(音声/チャットベース)、AI自動チューニングの実装事例を整理している。
 
【主要プレーヤー・ソリューション体系・エコシステム】
 
▼クラウド、IoT、エッジ、デジタルツイン各分野での代表的な企業・ベンダー・サービスを詳細な比較表で可視化する。
 
▼クラウド分野ではAWS、Google、Microsoft Azureが中核的なIoTプラットフォーム、エッジコンピューティング基盤、デジタルツイン環境をそれぞれ拡張しつつある。
 
▼製造・都市インフラ・エネルギー等の現場における実装力では、Siemens、GE Vernova、IBM、PTC、Dassault Systemesなど海外勢に加え、パナソニック、東芝、日立など日本企業もプラットフォーム連携・制御ツールの高度化を進めている。
 
▼デジタルツインサービスは、シミュレーション・リアルタイム監視を重視するANSYS、インフラ管理のBentley、工場やスマートホームのBosch、資産管理強化のAVEVAなどが存在感を高めている。
 
▼クラウド/IoT/AI各サービス間の連携(インターオペラビリティ)は引き続き重要テーマであり、MQTT等の標準化、既存IT/OT/エッジシステムの“橋渡し”基盤構築が進みつつある。
 
【データ基盤・セキュリティ・パブリックチェーン】
 
IoT/AIoTシステムの本格普及においては、世界的にデータの信頼性、透明性、セキュリティ・プライバシー確保が重要課題となっている。本白書では、
 
▼データ層・収集インフラの設計とリアルタイム同期技術
 
▼ブロックチェーン(パブリックチェーン/プライベートチェーン)のIoT・ツイン統合モデル(例:Ethereumベースのスマートコントラクト応用)
 
▼MCU+セキュアストレージによるハードウェアレベル信頼基盤の実装
 
▼デジタルツイン型監視/リスク評価による高度な脅威モデリング・異常検知
 
など、持続可能かつ環境負荷の少ない最新のセキュリティ技術やデジタルツインによるファームウェア管理例を整理した。
 
【産業用途・Society 5.0 視点での社会実装】
 
本白書はインダストリー4.0/5.0に象徴されるスマートファクトリー、スマートビル、都市インフラ、スマートグリッドなど幅広い現場でのIoT/AIoT/デジタルツインの高度展開例に焦点を当てている。
 
▼予知保全や運用最適化を実現するための各社のアーキテクチャ・導入手法
 
▼データ統合/シミュレーション機能に強いMicrosoft AzureやDassault Systemesの都市・医療向けソリューション
 
▼エネルギー・化学分野でのAVEVA等の資産性能管理高度化
 
▼国内企業の現場主導のIoT/AIoT技術活用事例(パナソニックの自社物流、日立のインフラ監視など)
 
など、セクター横断的に数多くのベストプラクティスをカバーする。
 
【技術発展の今後の方向性】
 
今後5年間での注目分野として、
 
▼AI駆動型自動チューニング(AutoML/ハイパーパラメータ最適化)の各種AIプラットフォームへの組み込み拡大
 
▼FAQや自然言語音声インターフェースによる現場機器統合制御
 
▼デジタルツインの“リアルタイムフィードバック”基盤化
 
▼サイバーフィジカル全体を覆うトラスト(信頼基盤)モデルとエネルギーセキュリティ対策
 
といった各種領域を網羅的に横断して分析。各種最新研究も引用し、社会実装までのロードマップを具体的に記述している。
 
次世代IoT/AIoT白書2025年版-高度センシング・学習型センシングとAI/デジタルツイン2.0との統合-製本版
https://www.x-sophia.com/?pid=187832923
次世代IoT/AIoT白書2025年版-高度センシング・学習型センシングとAI/デジタルツイン2.0との統合-PDF版
https://www.x-sophia.com/?pid=187832931
 
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▼ 内容等の詳細は、下記(リンク先)をご参照ください。
 
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(※ 「PDF版」はeメール/ダウンロードでの納品方法にも対応しています)
 
● 監修・発行:
 
発行:一般社団法人 次世代社会システム研究開発機構
 
● 発刊日
 
2025年7月
 
■ 法人案内Webサイト(メディア向けのお問い合わせ先)
 
法人概要
http://www.x-sophia.com/?mode=sk#info
 
当団体刊行物に関する告知・案内Webサイト
http://www.x-sophia.com/
 
■ 法人のご紹介
 
当団体は、前身会社を含め、二十数年に渡り、産業/先進先端技術/経済/IT分野のシンクタンク活動(受託調査/各種レポート刊行/コンサルティング/寄稿・啓蒙活動/講演・講義/カンファランス議長およびセミナー講演)を展開してきた。
 
このうち、当団体の各種刊行物については、日本・海外の政府系シンクタンク、国内の主要研究所、コンサルティングファーム、産学官連携団体、大学、研究所、大手企業、投資ファンド、ベンチャーなどに納め、多数のご高評をいただき、今日に至っている。延べ、数百巻の刊行実績を持つ。英語版、中国語版を刊行し、対象とする購読層の幅を広げている。
 
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