~RenDanHeYi Japan リサーチセンター設立記念特別イベントに登壇~
 株式会社ガイアックス(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:上田祐司、証券コード:3775、以下 ガイアックス)は、組織運営の革新を進める企業を評価する「ZeroDX Award 2024」を受賞し、あわせて2025年8月5日に開催された「RenDanHeYi Japan リサーチセンター設立記念特別イベント」に受賞企業として登壇しましたことをお知らせいたします。
 官僚主義やヒエラルキーを打破する経営を行う企業を評価する賞「ZeroDX Award」において、「人々の情熱と才能を解き放つことで何が可能になるかを示す、輝かしい例」として評価され、カーブアウトオプション制度やフラットな組織構造が「RenDanHeyi」の理念を体現しているとされました。
The Inaugural ZeroDX Awards https://2024.rendanheyi.com/
経営思想家No.1のゲイリー・ハメル教授(ロンドン・ビジネススクール)による「ZeroDX Award」表彰
 「ZeroDX Award」は、官僚主義・ヒエラルキーを打破する経営として欧州の研究者が注目する大型家電でシェアNo.1のグローバル家電ブランド「ハイアール」、組織の経営改革を専門とするコンサルティング会社「MLab」、及びビジネスリーダーを世界的に評価・発信するThinkers50が運営する「ビジネス エコシステム アライアンス」などによって運営されています。世界中の企業がノミネートされる中、審査を通過し、優れた組織と認められた企業が受賞します。世界から選出された27の企業や組織が受賞しました。
 当社はゼロ・ディスタンスの取り組みを行う新進気鋭の企業に贈られる賞「Emerging Excellence Award」を受賞しました。昨年2024年9月に中国・青島で行われたRenDanHeYi(レンダンヘーイー)リーダーシップフォーラムと第1回Zero DXアワードの表彰式では、ウォール・ストリート・ジャーナル誌が選ぶ世界の経営思想家No.1のゲイリー・ハメル教授(ロンドン・ビジネススクール、戦略的イノベーションの専門家)から表彰されました。
The Inaugural ZeroDX Awards(2024年9月20日) https://2024.rendanheyi.com/
The 8th RenDanHeYi Model Leading Forum and The Inaugural ZeroDX Awards
第8回 RenDanHeYi(レンダンヘーイー)リーダーシップフォーラムと第1回Zero DXアワード
https://2024.rendanheyi.com/
「Zero Distance」は、顧客との距離をゼロにするというコンセプトです。家電大手ハイアールグループが提唱する経営モデル「RenDanHeYi(人単合一、レンダンヘーイー)」に由来するもので、従業員と顧客、そして組織との間にあった壁を取り払い、顧客価値を最大化することを目指します。
ZeroDX Award詳細 https://business-ecosystem-alliance.org/zerodx-awards/
受賞理由: 人々の情熱と才能を解き放つことで何が可能になるかを示す、輝かしい例
ゲイリー・ハメル教授(ロンドン・ビジネススクール、戦略的イノベーションの専門家)
 フラットでコミュニティのような構造の中で、企業と起業家が集う活気あるエコシステムへと進化するガイアックスは、RenDanHeyiの理念を体現する好例です。分散型のビジネスエコシステムから、それが育む起業家精神の文化、そして顧客主導のイノベーションに至るまで、人々の情熱と才能を解き放つことで何が可能になるかを示す、輝かしい例となっています。
(出典)ガイアックス受賞紹介: https://business-ecosystem-alliance.org/2024/10/16/gaiax/
130,000人の従業員を4,000社以上の小規模事業体に再編する経営手法のRenDanHeYi
 RenDanHeYiは、ハイアールで20年以上かけて洗練された、「すべての従業員を起業家と位置づけ、顧客価値に最短距離で向き合う」ことを軸とした先進的な経営モデルです。ハイアールではこの思想を元に、130,000人の従業員を4,000社以上のマイクロ・エンタープライズ(小規模事業体)に再編し、世界的な業績と高い組織活性を同時に実現しています。このモデルによってハイアールは、世界有数のメーカーへと成長を遂げました。
 ガイアックスが取り組む事業部採算性やフリー・フラット・オープンな文化や制度、独自のカーブアウトオプション制度の実践は、RenDanHeyiの理念を体現していると評されました。
ハイアールのMuseumでは、ハンマーでピラミッド組織を破壊し,従業員の創造性を解き放つインスタレーションが展示されています。 https://youtube.com/shorts/LlwErlKRkmw
ピーター・ドラッカー、フィリップ・コトラーらに続き選ばれた殿堂入りした9人目経営思想家
 Haierの経営モデル「RenDanHeYi」の創設者であり名誉会長の張瑞敏(チャン・ルエミン)氏は、2023年に世界的な経営思想ランキング『Thinkers50(シンカーズ・フィフティ)』にて、「Lifetime Achievement Award(生涯功労賞)」をピーター・ドラッカー、フィリップ・コトラー、野中郁次郎らに続き受賞し、殿堂入りを果たしました。
  このモデルはハーバード・ビジネス・スクールのケーススタディにも取り上げられるなど、学術的にも高く評価されており、現在では自社の枠を超えて、再現性ある「経営モデル」として進化を遂げています。”「管理者と非管理者」から「投資家と創業者」へ”という経営の新潮流で2018年に、ハーバードビジネスレビュー、また、2023年12月、『ヒューマノクラシー』にても紹介されています。
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『ヒューマノクラシー』ゲイリー・ハメル、2023 https://amzn.asia/d/9S4sCc6
「RenDanHeYi」の創設者、Haierグループ 名誉会長・張瑞敏(チャン・ルエミン氏
(参考)【イベント開催レポート】 「RenDanHeYi Japan リサーチセンター」設立記念特別イベント ハイアールグループ創業者 兼 名誉会長 張瑞敏が独自経営モデル「RenDanHeYi」を解説 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000165066.html
(参考)「デジタル時代のリーダーシップを考える 「管理者と非管理者」から「投資家と創業者」へ」(DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー、2018年3月) https://dhbr.diamond.jp/articles/-/5249?page=5
■ 世界で15番目となる「RenDanHeYi Japan リサーチセンター」が設立
 2025年8月5日に開催の「RenDanHeYi Japan リサーチセンター」設立記念特別イベントでは、世界で15番目の拠点としてオープンし、Haierグループ 名誉会長・張瑞敏氏の来日を記念して開催されました。中国大使館公使による挨拶、張瑞敏氏の基調講演、ハイアール日本地域CEO、北京大学や一橋大学の教授らによるセッションなどが行われ、当社が登壇しました。
 伝統的な階層組織を壊し、各従業員が「CEO」として自律的に活動することを促すRenDanHeYiモデルの研究と普及の拠点として期待されています。
RenDanHeYi Japan リサーチセンター設立記念特別イベント(2025年8月5日)
(参考) 起業家的人材を育むガイアックスの取り組み
・事業部採算(独立採算)制度
会社本体ではなく、各事業部が独立して採算管理を行い、事業の目標や運営方針、人材戦略などを意思決定できる管理会計の仕組みです。全員が経営者目線を持ちながら事業を推進していくことができます。
 
・カーブアウトオプション制度
全事業部のリーダーが自らの意志で事業を法人化できる制度です。申請すれば事業を子会社化でき、事業メンバーに対して全株式の50%にあたるストックオプションが付与されます。事業の経営陣が議決権の所有や第三者からの資金調達を意思決定できるようになります。オーナーシップや株式を所有することで、より事業成長を加速させます。既に当社事業のカーブアウトから2社が株式公開を果たしています。
 
・マイルストーンセッション
メンバー1人ひとりのライフプランと事業との関係性を事業リーダーとともに確認する3ヶ月毎の面談制度です。各メンバーが掲げる人生の目的をもとに、その実現に向けた期間と目標、それらに紐づく仕事内容や働き方、報酬などを自分自身で決めていくことができます。
株式会社ガイアックス概要
設立:1999年3月
代表執行役社長:上田 祐司
本社所在地:東京都千代田区平河町2-5-3 MIDORI.so NAGATACHO
事業内容:ソーシャルメディアサービス事業、シェアリングエコノミー事業、web3/DAO事業、インキュベーション事業
URL: https://www.gaiax.co.jp/