ATTACCATO合同会社 山下 直人 氏、成蹊大学 齋藤 守弘 氏、東京電機大学 佐藤 慶介 氏、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 周 英 氏にご講演をいただきます。
株式会社AndTech(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:陶山 正夫、以下 AndTech)は、R&D開発支援向けZoom講座の一環として、昨今高まりを見せるリチウムイオン二次電池 シリコン負極(金属負極)における課題解決ニーズに応えるべく、第一人者の講師からなる「リチウムイオン二次電池 シリコン負極(金属負極)」講座を開講いたします。
高容量電池を実現するためのシリコン系材料を用いた負極の開発事例・動向にはじまりカーボンナノチューブシートを用いたリチウム金属負極、シリコン負極へのリチウムプレドープ法、充放電サイクル寿命を向上させるシリコン負極への機能性付加技術についても紹介!
本講座は、2025年9月25日開講を予定いたします。
テーマ:リチウムイオン二次電池の性能向上・長寿命化・大容量化に向けたシリコン・金属負極・バインダーの開発動向および展望と課題
第2部 次世代電池用シリコン負極の創成へ向けたリチウムプレドープ技術の開発
第3部 シリコン負極への導電性バインダー被覆でLIBサイクル寿命を劇的に改善
講師 東京電機大学 工学部電気電子工学科 教授 佐藤 慶介 氏
第4部 CNTシートの組み合わせによる高性能リチウム金属負極の開発
講師 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ナノチューブ実用化研究センター 主任研究員 周 英 氏
・シリコン負極の現状と課題、種々の解決手段、リチウムプレドープ法
・シリコンナノ粒子表面への微細加工技術を習得できる。
・蓄電容量を向上させるシリコン負極への機能性付加技術を習得できる。
・充放電サイクル寿命を向上させるシリコン負極への機能性付加技術を習得できる。
WEB会議ツール「Zoom」を使ったライブLive配信セミナーとなります。
幅広い分野のR&Dを担うクライアントのために情報を提供する研究開発支援サービスを提供しております。
弊社は一流の講師陣をそろえ、「技術講習会・セミナー」に始まり「講師派遣」「出版」「コンサルタント派遣」
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リチウムイオン電池が商品化されて30年が経過した。現在、さらなる高性能化・低コスト化を図るため、多様な電池系の開発が世界中で行われている。リチウムイオン電池の負極材としてシリコン系材料は、高容量であるが、充放電時における体積変化が大きく、導電ネットワークが破壊されるため、劣化が大きいという課題がある。
本講演では、高容量電池を実現するためのシリコン系材料を用いた負極の開発事例を紹介する。また、ドライプロセス、クレイ電極、全固体電池などの最先端電池の製造プロセスや電池特性の一端について紹介する。
2.現行のリチウムイオン二次電池の動作原理と技術的課題
シリコン系負極、長寿命化、有機系・無機系バインダ、ドライプロセス、全固体電池
高容量電池の実現のためには、活物質の開発だけでなく、その周辺技術(導電助剤、バインダ、製造方法など)の最適化が重要であることを紹介する。また、ドライプロセス、クレイ電極、全固体電池などの最先端電池の製造プロセスや電池特性の一端についても紹介する。
第2部 次世代電池用シリコン負極の創成へ向けたリチウムプレドープ技術の開発
シリコン負極は、現行のリチウム二次電池に主として用いられる黒鉛負極の10倍近くの理論容量(約3,580 mAh/g)を有する極めて魅力的な電極材料の一つです。本講演では、そのようなシリコン負極を使いこなすためのコツについて、鱗片状およびナノ粒子状シリコン粉末を例に挙げ、充放電サイクルの寿命向上や初期および後続サイクルにおける不可逆容量の低減など、 シリコン負極に関連する基本的課題とその解決法についてわかりやすく解説します。また、将来期待される次世代電池への応用展開に向けて、その基盤技術となるシリコン負極へのリチウムプレドープ法の例や注意すべきポイントについて最新の研究動向を紹介します。
4. カーボンコーティングの効果 ~電解液分解と不可逆容量の低減1.~
6. 次世代電池への展開 ~超高容量・高安定動作へ向けた取組み~
7. 新規リチウムプレドープ法 ~リチウムプレドープ溶液の開発~
第3部 シリコン負極への導電性バインダー被覆でLIBサイクル寿命を劇的に改善
温室効果ガスの削減は地球規模の課題であり、2015年にパリ協定が締結されています。その中で、日本は中期目標として2030年の温室効果ガスを2013年度の水準から26%削減することを目標に定めています。この目標を達成するためには、様々な用途で広く利用されているリチウムイオン二次電池、近年では全固体電池等のバッテリーの高性能化が急務であり、2030年にかけてバッテリーの需要拡大が見込まれております。この状況下において、世界規模で推進されている電気動力車(EV車)等の普及に向けた高性能バッテリーの開発が必要となります。
本セミナーでは、カーボンニュートラル社会の実現ならびにSDGsの達成に必須となるバッテリーの性能向上において、ブレークスルーの一つに挙げられているシリコン負極材料の創製技術について解説します。ここでは、粒子径の制御技術や最新技術である粒子表面への低コストかつ簡易な微細加工技術について解説します。さらに、リチウムイオン二次電池や全固体電池の蓄電容量と充放電サイクル寿命等の性能面の向上を目指す実用化に向けた要素技術について解説します。
1-3.リチウムイオン電池材料の開発状況
2-1.リチウムシリコン合金によるシリコンの体積膨張とその緩和技術
3-4. 電気伝導向上を目指したシリコン負極への導電性バインダー被覆による充放電サイクル寿命の効果
第4部 CNTシートの組み合わせによる高性能リチウム金属負極の開発
リチウム金属負極は、理論容量密度が3860 mAh/gと非常に高いことから、電池のエネルギー密度を飛躍的に向上できる究極的な負極材料として期待されています。しかし、充放電時にデンドライトが発生し、電流密度や寿命が低下する課題があります。本講演では、まずこの課題を解決するための世界最前線の研究事例を紹介します。次に、カーボンナノチューブシート(CNTシート)を用いたリチウム金属負極技術について解説します。
リチウムイオン電池、リチウム金属負極、デンドライト抑制、カーボンナノチューブシート、高容量負極
リチウム金属負極における最前線の研究動向とCNTシート技術を解説します。
CNTシートはリチウムデンドライト形成を防ぎ、高性能電池への応用が期待されます。
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