東京- 2025年8月6日- ブラックストーン(ニューヨーク証券取引所BX、以下「ブラックストーン」)は本日、当社が運営するプライベート・エクイティ・ファンドが、国内最大手の技術系人材サービス企業であるテクノプロ・ホールディングス株式会社(東京証券取引所プライム市場 6028 以下、「テクノプロ」)の株券等に対する公開買付けを行う意向を発表しました。本案件の投資規模は、約35億米ドル(約5,070億円)であり、ブラックストーンの、国内における投資としては、すべての投資対象資産を通じて過去最大となります。

テクノプロは、日本を代表する技術系人材サービス企業として、ハードウェアとソフトウェアの両分野において、IT開発および製品研究開発に必要不可欠な技術サービスを、主に国内大手企業向けに提供しています。同社は、自動車、情報サービス、半導体産業などをはじめ、多様な業界にまたがる28,000人超のエンジニアおよび2,500社超の取引先を擁しています。

ブラックストーン企業投資部門の日本代表を務める坂本篤彦は、次のように述べています。

「今回の投資は、ブラックストーンの日本における投資戦略と一致する魅力的な機会です。本件は、デジタル化とAIの長期的な成長トレンドを追い風に受ける、質の高いIT・エンジニアリングの技術サービス企業への投資となります。テクノプロには、業界の優秀な人材が集結しており、国内の優良企業にとって必要不可欠な技術サービスを提供しています。私たちは、ブラックストーンの規模、経営資源、ITサービス業界やAI分野における専門知識を最大限に活かしながら、テクノプロの成長をさらに加速させ、長期的な成功を実現できるよう尽力してまいります。」

テクノプロ・ホールディングス株式会社 代表取締役社長兼CEO 八木 毅之氏は、次のように述べています。

「テクノプロは約30年間にわたり、営業力・技術力・採用力・育成力を強みに順調な成長を遂げ、日本の技術人材サービス業界のリーディングカンパニーとしての確固たる地位を築き顧客の信頼を得てきました。グローバルな視点に基づく的確な技術トレンドの把握力・分析力、AI/デジタル化等の豊富な成長支援実績を誇るブラックストーンと協働することにより、テクノプロは、さらなる高みに向かって進化し、中長期的な一層の成功を実現できると確信しています。」

本案件は、ブラックストーンが国内で実施したプライベート・エクイティ投資としては7件目となり、注力市場である日本における、ブラックストーンの躍進を象徴するものであります。また、ブラックストーンが今年実施した国内のプライベート・エクイティ投資としては、株式会社アイロムグループとシミック株式会社への投資に続く3件目となり、国内のテクノロジー分野における投資としては、2024年に取引を完了したソニーペイメントサービス株式会社とインフォコム株式会社に続き、3件目となります。

ブラックストーンは世界最大級のオルタナティブ資産運用会社であり、私たちは投資先企業の成長に貢献することで機関投資家及び個人投資家に優れたリターンをもたらすことを目指しています。1兆2,000億米ドルを超える運用資産には、不動産、プライベート・エクイティ、インフラ、ライフ・サイエンス、グロース・エクイティ、クレジット、実物資産、セカンダリー・ファンド、ヘッジファンドに焦点を当てた投資ビークルが含まれ、すべてグローバルベースで運用されています。詳細については、https://www.blackstone.com/jp/をご覧ください。LinkedIn、X(Twitter)、Instagramで@blackstoneをフォローしてください。