~ウエルシアの購買データと広告主データをセキュアな環境で連携し、高度な顧客分析や広告配信が可能に~
IoTとAIを活用し流通小売業・メーカー向けDX支援、リテールメディア開発、運用を行う、株式会社アドインテ(京都府京都市、代表者 十河慎治、以下「アドインテ」)は、ウエルシアホールディングス株式会社(以下ウエルシア)のリテールメディア領域において、ユーザーのプライバシーを保護し、安全な環境で分析することが可能な、「データクリーンルーム(DCR)」を構築いたしました。
小売企業が保有する購買データ(1st Party Data)を活用するリテールメディアの市場は拡大を続けており、さらに小売企業が保有する購買データと広告主様の保有データをセキュアな環境で連携することで、プライバシーに配慮しながら多様なデータを統合・分析ができる「データクリーンルーム(DCR)」が国内外で注目されています。
 
このウエルシアの「データクリーンルーム(DCR)」により、広告主は自社データとウエルシアが保有するデータをセキュアな環境で突合し、高度な顧客分析や精度の高い広告配信が可能となります。また、ブランドメーカー以外のノンエンデミック広告においても、オンラインとオフラインを掛け合わせた高度な分析や、自社データの利活用促進にご活用いただけます。
 
■活用イメージ
■ウエルシアの「DCR」が実現する価値
ウエルシアの「DCR」は、プライバシー保護を最優先としながら、ユーザーインサイトを深く理解し、メーカー広告、販促をはじめとする広告主との共創を加速させるためのデータ基盤です。本データクリーンルームは、以下の価値を提供します。
 
・顧客インサイトの深化と新たな価値創造の促進
ウエルシアグループが保有する購買データと広告主が保有するデータを、個人を特定できないセキュアな環境で分析することで、お客様の潜在的なニーズや価値観を深く洞察します。これにより、従来のマーケティング手法では捉えきれなかったインサイトを抽出し、新たな商品開発やサービス向上への貢献を目指します。お客様一人ひとりのライフスタイルに寄り添った、より価値のある情報提供や体験価値の向上の実現も可能です。
 
・広告効果の精密な可視化と投資対効果の最適化
各種マーケティング施策が、お客様の購買行動にどのような影響を与えたかを、客観的かつ定量的に可視化することで、広告投資の効果を正確に測定し、ROI(投資対効果)の最大化に貢献します。ウエルシアが保有するデータと広告主が保有するデータを掛け合わせることで、オンライン・オフラインを横断した購買行動の分析など、より精緻なマーケティング戦略の立案を支援します。
 
・次世代リテールメディアプラットフォームとしての展望
アドインテは、今回のウエルシアの「DCR」構築を、データ分析基盤に留まらない「次世代リテールメディアプラットフォーム」の核と位置付けています。将来的なシナジー創出を見据え、ウエルシアが保有する圧倒的な規模のデータ基盤を、他社との連携も視野に入れた拡張性の高いDCRとして発展させていきます。
 
今後、更なる広告メニューの充実とサービスの強化を図るために、継続的に協力し、ユーザー体験向上を目的としたリテールメディア開発など、サービス強化を進めてまいります。
 
また、ブランドメーカー様のマーケティング活動においても、1stPartyDataを活用した、精度の高い広告配信の実現を目指していきます。
 
■株式会社アドインテ
会社名 : 株式会社アドインテ
設立  : 2009年4月
代表者 : 代表取締役 十河慎治
URL  : https://adinte.co.jp/
所在地 : 〒600-8441京都府京都市下京区新町通四条下る四条町347-1CUBE西烏丸7F
事業内容: 流通小売DX支援/リテールメディア開発・運用/O2O・OMOマーケティング