~「活動実績がないから塾に行く」は間違い?調査で判明、81.1%が教育サービスを利用しない一方で実績あり層の半数近くは何らかのサービスを活用~
じゅけラボ予備校(所在地:大阪市北区、代表取締役:後藤智則)は、この度、総合型選抜入試で受験した18歳から21歳の男女201名(活動実績あり164人・活動実績なし37人)を対象に、課外活動実績の有無と受験準備の開始時期についての関係性について調査を実施しました。
 
■調査概要
調査概要:「活動実績なし」の方の総合型選抜入試の合格実績と志望大学に関するアンケート
調査期間:2025/6/13~2025/7/18
調査方法:インターネット調査
有効回答:事前調査で「総合型選抜入試(旧AO入試)で大学受験をした」と回答した18歳~21歳の男女201人(活動実績あり164人・活動実績なし37人))
「活動実績」を持つ受験生の半数近く(47%)が何らかの教育サービスを利用する一方、「活動実績なし」の受験生は81.1%が「利用しなかった」と回答。
総合型選抜入試の受験準備における教育サービスの利用状況(活動実績別比較)
利用した教育サービス 活動実績あり 活動実績なし
一般的な学習塾・予備校 26.8% 8.1%
総合型選抜・AO対策専門の学習塾・予備校 12.2% 5.4%
総合型選抜・AO対策専門の家庭教師 9.1% 0.0%
一般的な家庭教師 7.9% 0.0%
一般的なオンライン学習サービス 7.9% 0.0%
総合型選抜・AO対策専門のオンライン学習サービス 6.7% 5.4%
その他の教育サービス 1.2% 0.0%
教育サービスは利用していない 53.0% 81.1%
 
総合型選抜入試対策での教育サービスを利用していない受験生が多数!実績なし層は81.1%、実績あり層は53.0%が「教育サービスを利用せず」
今回の調査で最も顕著な差が見られたのは、教育サービスの「非利用率」でした。「総合型選抜入試の受験準備のために教育サービスを利用しましたか?」という質問に対し、【活動実績あり】の受験生は53.0%、【活動実績なし】の受験生はさらにそれを上回る81.1%が「利用していない」と回答しました。
 
この背景には、同時に実施した志望大学調査で、国公立や難関私立大学以外の大学を受験した層が多かったことも一因と考えられます。 受験する大学の難易度によっては、必ずしも費用をかけた対策を必要としないと考える受験生が多い実態がうかがえます。
 
受験する大学のレベルによっては、高度な対策や塾・予備校への投資を必要と考えない層が一定数存在することを示唆しています。
 
このことから、総合型選抜入試の対策状況は、活動実績の有無だけでなく、受験する大学の難易度によっても大きく異なる可能性があり、 今後、調査対象を難関大学の受験生に絞ることで、また違った傾向が見られることが予想されます。
 
対策の“質”に違いが? 実績あり層は「一般サービス」を、実績なし層は「専門サービス」を重視する傾向。サービス選びにも二極化の兆し
教育サービスを、基礎学力や評定対策も担う「一般的なサービス」と、総合型選抜に特化した「専門的なサービス」に大別して分析したところ、活動実績の有無によってサービス選択の傾向が異なることが明らかになりました。
 
【活動実績あり】
【活動実績あり】の受験生では、教育サービス利用者の中での割合を見ると、「一般的なサービス」の合計利用率が42.6%に上り、「専門的なサービス」(28.0%)を大きく上回りました。このことから、彼らは活動実績という強みを活かしつつも、総合型選抜で重要視される評定平均の維持や、一般選抜との併願も視野に入れた汎用的な学力向上を重視していると推察されます。
 
【活動実績なし】
一方で、【活動実績なし】の受験生では、「専門的なサービス」の利用率が10.8%、「一般的なサービス」が8.1%と、わずかながら専門サービスが上回る逆転現象が見られました。これは、実績面での不利を自覚しているからこそ、もし費用をかけるのであれば、課題解決に直結する専門的なノウハウに活路を見出そうとする切実なニーズの表れかもしれません。
 
活動実績の有無という置かれた状況の違いが、受験生が教育サービスに求める「対策の質」の違いにまで影響を与えている可能性を示唆する結果となりました。
 
専門対策はまだ少数派?「総合型選抜専門塾」の利用率、実績あり層でも3割弱(28.0%)。実績なし層(10.8%)との間に2.5倍以上の開き
総合型選抜に特化した「専門的なサービス(専門塾、専門家庭教師、専門オンラインを含む)」全体の利用率は、【活動実績あり】の層で28.0%、【活動実績なし】の層では10.8%でした。利用率の多い活動実績を持つ層でさえ、専門サービスの利用は3割弱に留まっており、対策がまだ限定的であることが分かります。
 
これは、専門対策塾の存在やその有効性が、まだ広く認知されていないことを示唆しています。特に【活動実績なし】の層にとっては、専門対策という選択肢そのものが視野に入っていない可能性が高いと言えるでしょう。活動実績というアドバンテージがないからこそ、専門的な指導が逆転の鍵となり得るにもかかわらず、その機会にアクセスできていない現状が浮き彫りになりました。
 
受験生が持つポテンシャルを最大限に引き出すためには、より公平な情報提供と、多様なニーズに応える教育サービスの拡充が求められます。
 
じゅけラボ予備校では生徒一人ひとりの特徴と志望大学に求められる人物像に合わせた専用の総合型選抜・公募推薦対策のカリキュラムを11,000~29,700円の低価格で提供しております。公募推薦、総合型選抜専門の対策をコスパ重視の安い費用で取り組みたい方は一度お問い合わせください。
 
【総合型選抜】教育サービスに求めるもの、活動実績なし層は「小論文(57.1%)」が最多、実績あり層は「小論文(42.9%)」「面接やプレゼン(41.6%)」が二大巨頭に
教育サービスを利用した目的・内容 活動実績あり 活動実績なし
小論文対策のため 42.9% 57.1%
面接やプレゼン対策のため 41.6% 14.3%
全て対策してもらうため 24.7% 28.6%
活動実績の整理や志望理由書の添削など、書類作成サポートのため 23.4% 14.3%
応募要件を満たすための学習(英検、TOEIC・資格試験など)のため 15.6% 0.0%
その他 3.9% 14.3%
次に、Q1で「教育サービスは利用していない」と回答した以外の84名に、教育サービスを利用した目的について調査しました。活動実績があると回答した学生(n=77)は、「面接対策」(41.6%)と思考力を示す「小論文対策」(42.9%)をほぼ同等に重視していました。一方、活動実績がないと回答した学生(n=7)では、半数以上(57.1%)が「小論文対策」を最優先事項としており、サンプル数は少数ながら、両者のニーズの違いが顕著に現れる結果となりました。
 
活動実績の有無を問わず4割以上が総合型選抜の「小論文対策」を希望、特に実績なし層では57.1%と最も高いニーズ
今回の調査で、総合型選抜入試における「小論文対策」への高いニーズが改めて浮き彫りになりました。
 
【活動実績なし】の受験生では57.1%、【活動実績あり】の受験生でも42.9%と、双方で極めて高い割合の学生が「小論文対策」を必要としています。
 
特に、アピールできる具体的な活動経験が少ないと考える学生にとって、小論文は自らの論理的思考力、表現力、そして将来性を示すための最大の武器となります。「筆力」で評価を勝ち取りたいという、逆転への強い意志がうかがえる結果と言えるでしょう。
 
一方で、実績豊富な学生にとっても、経験の裏付けとなる知性や深い洞察力を示す上で、小論文対策は不可欠な準備となっていることが分かります。
 
面接・プレゼン対策を希望する生徒は「実績あり層」が41.6%と突出!「実績なし層(14.3%)」の約3倍で、"経験を伝える力"へのニーズが鮮明に
活動実績の有無で最もニーズが二極化したのが「面接やプレゼン対策」でした。
 
【活動実績あり】の学生の41.6%が面接・プレゼン対策を教育サービスに求めたのに対し、【活動実績なし】の学生では14.3%に留まり、その差は約3倍にも達しました。
 
この結果は、豊富な活動実績を持つ学生が「何を話すか」だけでなく、「いかに魅力的に伝えるか」という表現力の重要性を強く認識していることを示しています。せっかくの経験も、面接官にその価値が伝わらなければ意味がないと考え、自身の強みを最大限にアピールするための”仕上げ”として、専門的な対策を求めている姿が見て取れます。
 
逆説的に、実績なしの学生にとっては、話すべき経験自体が少ないため、対策の優先順位が下がっているものと推察されます。
 
今回とは別の調査にはなるのですが、総合型選抜の受験経験者がもっとも苦戦し、もっと対策をしておけば良かったと後悔している試験が面接試験という調査結果もでていますので、こちらも参考にしてください。
 
比較した時、活動実績ありの人の方が入試の準備に対する"意識の高さ"が見られる傾向。対策が多岐にわたり「加点」への意欲も顕著
調査結果を俯瞰すると、【活動実績あり】の学生の方が、入試準備に対してより多角的かつ戦略的な意識を持っている傾向が見られます。
 
彼らは「小論文対策」(42.9%)という重要な基礎を押さえつつも、それに加えて「面接対策」(41.6%)、「書類作成サポート」(23.4%)、「資格取得」(15.6%)といった、活動実績をさらに活かすための対策にも幅広くニーズが分散しているのが特徴です。特に「面接」「書類作成」「資格取得」の3項目では、実績なし層を大きく上回る需要を示しています。
 
これは、自分たちの強みである活動実績に安住することなく、それを効果的に見せるためのコミュニケーション能力や書類作成スキル、評価をさらに上乗せするための資格取得など、あらゆる側面から入試を捉え、総合点を高めようとする”意識の高さ”の表れです。
 
一方で、実績なし層のニーズが「小論文対策」に一点集中する傾向にあることと比較すると、実績あり層の準備における視点の多様さ(解像度の高さ)が際立つ結果となりました。
 
まとめ
今回の調査から、総合型選抜入試の対策状況が、受験生の「活動実績」の有無によって大きく異なる実態が浮き彫りになりました。
 
まず、大前提として「実績なし」層の8割以上が教育サービスを利用しておらず、多くの学生が自己流で対策に臨んでいる現実があります。サービスを利用する場合も、活動実績がある学生は評定維持なども視野に入れた「一般的なサービス」を好む一方、活動実績のない学生は「専門的なサービス」を求めるなど、ニーズの二極化が見られました。
 
また、求める対策内容も、実績あり層が「面接」で経験を伝える力を磨こうとするのに対し、実績なし層は「小論文」で思考力を示すことに活路を見出そうとしています。
 
これらの違いは、受験生が自身の置かれた状況を冷静に分析し、限られたリソースの中で戦略的に動いている証左と言えるでしょう。同時に、有効な専門対策の存在がまだ十分に知られていないという情報格差の課題も示唆されました。
会社概要
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社名  :じゅけラボ予備校(株式会社エンライク)
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代表者 :代表取締役社長 後藤 智則
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