・東日本旅客鉄道株式会社(代表取締役社長:喜㔟 陽一、以下「JR東日本」)は、TAKANAWA GATEWAY CITYにて「ドローンショー in Summer」を実施します。

・一般的に、都心部では電波干渉が多く、ドローンの電波的に安定した飛行は技術的難易度が高いとされています。加えて、TAKANAWA GATEWAY CITY周辺は、DID(人口集中地区)に該当し、羽田空港の航空路直下、線路や国道に近接するなど、複合的な制約を抱えていますが、この地でドローンショーが実施可能になるまで、様々な検証を重ねてきました。

・本ドローンショーは、一般には未公開のTHE LINKPILLAR 1 SOUTHのフロアに「特別観覧エリア」を設け、TAKANAWA GATEWAY CITYアプリからの応募により各回先着50組200名様をご招待いたします。

・JR東日本は、引続き、ドローンが当たり前に飛ぶ未来の創造を目指します。
1.実施概要
都市空間におけるドローン活用の可能性を拡げ、「ドローンが当たり前に飛ぶ未来」の創造を目指し、またTAKANAWA GATEWAY CITYの目指す姿の周知を目的として、約15分間のドローンショーを行います。観覧エリアでは開始前に室内ドローンショーも実施いたします。
・実施場所:TAKANAWA GATEWAY CITY内
・開催日時:2025年8月23日(土)19:00~・20:30~の二部制
       ※雨天等の荒天時、風速5m/s以上で中止します。
      ※天候により開始時刻が変更となる可能性があります。
      ※特別観覧エリア以外からの観覧はできません。
・観覧方法:各回50組200名様を特別観覧エリアにご招待します。
・予約  :TAKANAWA GATEWAY CITYアプリにて予約していただけます。(先着順)
・HP  :https://www.takanawagateway-city.com/news/
現地リハーサルの様子
現地リハーサルの様子
アプリダウンロード(iOS)
アプリダウンロード(Android)
2.ドローンショーの実施背景
JR東日本では、グループ経営方針「勇翔2034」においてエアモビリティを活用したビジネスの創造を掲げており、TAKANAWA GATEWAY CITYではその方針を踏まえ、新たな移動・物流・エンターテインメント等の可能性を探求しています。
当社ではこれまで、東京都の「ドローン物流サービスの社会実装促進に係る実証プロジェクト」により、都内におけるドローン物流サービスの早期の社会実装を目指した実証実験に参画した他、TAKANAWA GATEWAY CITYにおいては、空飛ぶクルマのモックアップ展示や、設備点検用ドローンを活用したドローンレースの開催などを通じて、ドローンに対する社会的受容性を高め、関心の醸成にも取り組んでいます。
ドローン物流デモフライトの様子
空飛ぶクルマ ASKAのモックアップ展示
JR東日本グループ ドローンDX CHAMPIONSHIP 2025の様子
今回のドローンショーの実施は、これまでの取り組みに続くものであり、今後も新たなドローンの活用方法を模索してまいります。
 
3.都市空間におけるドローンショー実施に向けた準備
TAKANAWA GATEWAY CITY周辺はドローンショーを実施する上で、都市空間特有の多くの課題があったため、準備を重ねて今般の実施に繋げています。
現地リハーサルの様子
【主な課題】
 ・ 電磁波・Wi-Fi等の電波干渉の影響
 ・ DID(人口集中地区)における飛行制限
 ・ 航空法第56条第3項「制限表面」の
  「円錐表面」による高度制限
【事前準備】
 ・ 2024年6月~10月:電波・磁場調査
            ドローンへのデータ伝送試験等を実施
 ・ 2025年3月 :公開範囲を限定して試験的に実施
 ・ 2025年8月 (今回):招待制による一般公開

【安全対策等】
・ 電磁波・電波干渉に関する調査を実施
・ 電車との電波干渉を避けるため、遮蔽用にトラックを配置し電波遮断を実施
電波干渉調査
 
【参考】
<「TAKANAWA GATEWAY CITY」のまちづくり概要>
品川開発プロジェクトの一環として、江戸の玄関口としての役割を担った歴史的背景および国内初の鉄道が走った地におけるイノベーションの記憶を継承し、開発コンセプトに「Global Gateway」を掲げ、「100年先の心豊かなくらしのための実験場」として新たなビジネス・文化が生まれ続けるまちづくりに取り組んでいます。
そして、まちづくりを進める中で出土した高輪築堤は、国指定史跡の第7橋梁部および公園部の現地保存・公開(2027年度予定)に加え、信号機土台部の移築保存・公開や先端技術を活用した展示、街のランドスケープ等での保存・活用を通して、日本で初めて鉄道が走ったイノベーションの地としての記憶を、次の100年に継承していくことにより、地域の歴史的価値向上に努めていきます。
2025年3月27日には、THE LINKPILLAR 1が開業し、高輪ゲートウェイ駅が全面開業しました。その他の棟(THE LINKPILLAR 2・MoN Takanawa: The Museum of Narratives・TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE)および各棟周辺エリアは2026年春に開業します。
今後も続くTAKANAWA GATEWAY CITYおよび品川駅周辺エリア(品川駅北口駅改良・品川駅街区)のまちづくりと一体となった価値向上に向けて、品川開発プロジェクトを推進していきます。
公式ウェブサイト(https://www.takanawagateway-city.com