NSGグループのアップルスポーツカレッジ(以下ASC)は、新潟市市民生活部男女共同参画課の協力のもと、特定非営利活動法人 女のスペース・にいがたの外山様より2025年7月24日(木)、全学生約300名を対象に「デートDV防止セミナー」を実施いたしました。
デートDVとは、交際している恋人間で起きる暴力のことで、殴る・蹴るといった身体的暴力だけでなく、言葉や態度で相手を傷つけたり、相手の行動を制限することも含まれます。また、男性から女性だけでなく、女性から男性でも同性カップルの間でも起きます。
デートDVの例として上記の身体的暴力、精神的暴力以外に経済的暴力、性的暴力など種類は様々あります。
 
令和元年度の新潟市におけるデートDV被害経験調査(参照:新潟市市民生活部男女共同参画課)では
女性:約6人に1人が経験 (被害を相談しなかった人37%)
男性:約14人に1人が経験 (被害を相談しなかった人61.1%)
と被害にあっている人の中には、誰にも相談できなかった人がいることがわかります。これは「ジェンダー・バイアス」という男女の役割など、無意識にある固定的な概念も影響していると講義では説明がありました。
 
DV(デートDV)の特徴として「デートDVサイクル」
1.一度暴力を振るった後に一転して優しくなったり、何度も謝ってきて反省する
2.「今度こそ変わってくれるかもしれない」という期待を抱く
3.再びチェックが厳しくなったり、不機嫌になって以前よりもひどい暴力を振るう
この一連のながれを「デートDVサイクル」と言います。また暴力が繰り返されて激しくなり、周期も短く逃げる機会や気力がなくなって、DVサイクルから抜け出せなくなるといわれています。
 
デートDV(デートDVサイクル)にならないよう良好な関係を構築するために、
尊重:相手の考えや価値観を受け入れること、自分の考えを押し付けないで譲歩する
共感:相手の気持ちを分かってあげる
自己決定:自分のことは自分で決めていい、相手のことまで決めなくてよい、相手の自由を奪わない
とあり、愛するって束縛することではなく、お互いを大切にしあうこととありました。
本校で学ぶ学生たちが心身ともに健康で、互いを尊重し合える人間関係を築くことが重要と考えています。
暴力の被害者や加害者にならないためにも暴力を認めず、相手のことを大切にすること、交際相手に限らず、自分の取り巻くすべての人とより良い関係を構築することの大切さを学びました。
今回のデートDV防止セミナーをきっかけに新潟県・新潟市、女のスペース・にいがた様との連携をさらに進め、教育機会を提供していきたいと思います。
 
<アップルスポーツカレッジについて>
当校は、日本のスポーツ業界やスポーツ産業の発展の為、国際化する社会をグローバルに見つめ、時代の変化に柔軟に対応できる能力を持つスポ-ツスペシャリストの輩出を目的に、1994年4月にスポーツ総合専門学校として開校しました。スポーツトレーナー、スポーツショップ販売員、スポーツ保育士、バスケットボール選手、マネージャー、フロントスタッフを育成し、「スポーツ」で社会課題を解決できる人材の育成を行っています。
 
学校法人 国際総合学園 アップルスポーツカレッジ
所 在 地:新潟県新潟市中央区長潟2-2-8
代表者名:岩田 宏樹 URL:http://www.applesports.jp
 
<NSGグループについて>
NSGグループは、教育事業と医療・福祉・介護事業を中核に、健康・スポーツや建設・不動産、食・農、商社、広告代理店、ICT、ホテル、アパレル、美容、人材サービス、エンタテイメント等の幅広い事業を展開する101法人で構成された企業グループです。それぞれの地域を「世界一豊かで幸せなまち」にすることを目指して、「人」「安心」「仕事」「魅力」をキーワードに、地域を活性化する事業の創造に民間の立場から取り組んでいます。
 
<NSGグループホームページ>
https://www.nsg.gr.jp/