累計706両分の車両用電機品の運用実績が評価、安全・安定運行に貢献
 三菱電機株式会社は、スペインの鉄道車両メーカーであるConstrucciones y Auxiliar de Ferrocarriles,S.A.(コンストルクシオネス・イ・アウクシリアル・デ・フェロカリレス、本社:スペイン王国バスク州、以下CAF社)からオランダ鉄道の2階建て新型車両「Double-Decker New Generation(以下DDNG)」向けに車両用電機品60編成、300両分を受注し、7月に出荷を開始しました。2031年までに出荷が完了し、これによりオランダ鉄道の車両に搭載される当社製車両用電機品は、累計266編成、
1,006両分となる予定です。
 当社は今後も、欧州地域における鉄道の安全・安定運行に貢献します。
 
■受注の背景
 当社は、2015年および2019年にCAF社からオランダ鉄道車両「Sprinter New Generation(SNG)」の車両用電機品を受注(※)し、2022年までに累計706両分(3両×118編成及び4両×88編成)出荷を完了しました。SNGは2018年より営業運転が開始されており、当社の車両用電機品が安全・安定運行に寄与しています。この実績がオランダ鉄道およびCAF社から評価され、今回、DDNG向け電機品の受注に至りました。
 また、当社が欧州の車両用電機品市場における顧客基盤の強化・拡大を目指して2015年から資本参加をしているポーランドのMEDCOM Sp. Z o.o.(メドコム、本社:ポーランド共和国マゾフシェ県、MEDCOM社)においても、当社との連携を通じてDDNG向けに補助電源装置が採用されました。
 
■受注の概要
発注者 Construcciones y Auxiliar de Ferrocarriles,S.A.
(コンストルクシオネス・イ・アウクシリアル・デ・フェロカリレス)
受注内容 オランダ鉄道「DDNG」60編成、300両分(4両×30編成及び6両×30編成)の車両用電機品(主電動機、屋根上強制風冷式推進制御装置、フィルタリアクトル)
納入時期    2025~2031年(予定)
 
■オランダ鉄道の概要
運営機関 Nederlandse Spoorwegen(オランダ鉄道)
設立 1938年
本部所在地 オランダ王国 ユトレヒト州
路線距離 総延長 約3,200km
 
■三菱電機グループについて
 私たち三菱電機グループは、たゆまぬ技術革新と限りない創造力により、活力とゆとりある社会の実現に貢献します。社会・環境を豊かにしながら事業を発展させる「トレード・オン」の活動を加速させ、サステナビリティを実現します。また、デジタル基盤「Serendie(R)」を活用し、お客様から得られたデータをデジタル空間に集約・分析するとともに、グループ内が強くつながり知恵を出し合うことで、新たな価値を生み出し社会課題の解決に貢献する「循環型 デジタル・エンジニアリング」を推進しています。1921年の創業以来、100年を超える歴史を有し、社会システム、エネルギーシステム、防衛・宇宙システム、FAシステム、自動車機器、ビルシステム、空調・家電、デジタルイノベーション、半導体・デバイスといった事業を展開しています。世界に200以上のグループ会社と約15万人の従業員を擁し、2024年度の連結売上高は5 兆5,217 億円でした。詳細は、www.MitsubishiElectric.co.jpをご覧ください。
 
※ https://www.MitsubishiElectric.co.jp/ja/pr/pdf/2019/0919.pdf
 
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三菱電機株式会社 社会システム事業部 モビリティインフラシステム事業部
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