累計会員数126万人を突破した本の要約サービス「flier(フライヤー)」を運営する株式会社フライヤー(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO 大賀康史)は、flierユーザーである全国20~60代の男女1,434名を対象に実施した「タイパと読書に関する調査結果」を2025年8月5日に発表しました。
【調査サマリー】
(1)8割以上の人が日常生活でタイパを意識すると回答
(2)読書習慣があるタイパ志向者の半数以上が「読書はタイパが良い」と回答
(3)「読書はタイパが良い」と思う理由は「著者の経験や学びを効率よく知ることができるため」
(4)一方で、本の選書や時間の捻出に課題
(5)“要約”で、「選書」と「読書時間の捻出」の選択肢が広がる
【調査背景】
時間に追われる現代人のライフスタイルにマッチした形で、広がり続ける「タイパ市場」。仕事や学びにおいても、タイパ(=費やした時間と、それによって得られた効果や満足度の対比)、すなわち「時間対効果」を求める声が多く聞かれます。
一方で『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆/集英社)が新書大賞2025を受賞するなど、社会人の読書習慣にも注目が集まっていることから、コンテンツの消費スタイルの変化、意外なタイパへの意識も見て取れます。
そこで、10分で読めるビジネス書の要約を提供するflierの利用者から、人々の「タイパ」という価値観と「読書」というコンテンツの間にはどのような関連性があるのかを浮き彫りにする調査を実施しました。
【調査結果】
・8割以上の人が日常生活でタイパを意識する”タイパ志向者”であることが明らかになりました。
・元々動画の倍速視聴などの若い世代の習慣から話題になった「タイパ」ですが、もはや若い世代特有の価値観ではなく、全世代が共通して持つ価値観として広がっていることが分かります。
(2)読書習慣があるタイパ志向者の半数以上が「読書はタイパがいい」と回答
・読書習慣があるタイパ志向者の半数以上が「読書はタイパがいい」と感じていることが明らかになりました。
・読書は時間のかかるイメージを持たれてそうな一方で、多くのタイパ志向者は読書に「時間対効果」の高さを見出していることが分かります。
(3)「読書はタイパが良い」と思う理由は、「著者の経験や学びを効率よく知ることができるため」
・週に1時間以上読書に時間を使い、「読書はタイパが良い」と回答した人を対象に「読書はタイパが良いと思う理由」を聞いてみました。
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■読書はタイパが良いと思う理由(フリーアンサーより抜粋)
・著者が何年もかけて得た教訓をインプットできるため。(40代/男性)
・学びの量が増えたため。(20代/男性)
・知りたいことを体系的に学ぶ際には、タイパがよいと思うため。(30代/男性)
・経験するには時間とお金がかかる。読むことによって得られるものが大きいため。(50代/女性)
(4)一方で、選書や本を読む時間の捻出に課題
6割以上の人が読みたい本の選書に困難があると回答
・読書への関心がある一方、自分の必要とする本や読みたい本を自身で「選ぶ」ことに6割以上の回答者が難しさを感じていることが明らかになりました。
flierを利用する前の年間読書量は0~10冊が6割に留まる
・さらに働くビジネスパーソンや社会人にとって、読書の時間をとることは難しく、6割が年間読書量が0冊~10冊に留まっていました。
・アンケートの回答者のうち、9割以上がflierは選書に役立っていると回答。7割以上がflierを利用することで読書量が増えたことが明らかになりました。
・実際に「1週間で読書に費やす時間の変化」を見ると、週1時間以上の割合がflier利用前は44.6%であったのに対し、flier利用後は63.4%となり、約1.4倍の伸びが数値としてあらわれていました。
■さらに、96%以上がflierはタイパがいいと回答
・1冊の本を読み終える平均時間は「2~3時間」とされているなか、flierは自分に必要な本を選び、要約でポイントをつかんでから本を読み、効率の良い読書体験を積むことができるタイパサービスとして活用されています。
Q. なぜflierはタイパがいいと思いますか?
「flierをタイパサービスとして利用している」全国20~60代男女1377名(複数回答)
・自分が読みたい本を短時間で見つけられるから
・効率的に情報収集できるから
・すぐに仕事に活かすことができるから (上位3回答より)
【調査概要】
調査方法:WEBアンケート方式
調査対象:flierを利用している全国20~60代の男女(N=1,434)
調査実施日:2024/11/6(水)~2024/11/10(日)
調査主体 :株式会社フライヤー
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