「ドコモ未来フィールド」は、日本を代表するオーケストラのひとつであるNHK交響楽団(以下、N響)の全面協力のもと、“夏だ!祭りだ!!N響ほっとコンサート2025”の特別イベントを2025年8月3日(日)に渋谷区のNHKホールにて開催いたしました。 |
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「ドコモ未来フィールド」は、子どもたちが、さまざまなプロのセカイを体験できる機会を創出し、大切な学びや夢をみつけてもらうためのプロジェクトです。未来へ歩き出す子どもたちにワクワクする経験の場をつくることで、子どもたちを応援していくプロジェクト「ドコモ未来プロジェクト」の中で「ドコモ未来ミュージアム」「ドコモ未来ラボ」と並ぶ3つの舞台の一つです。これまでに国立科学博物館やサッカーのRB大宮アルディージャ、ボクシングの井上尚弥選手&大橋ボクシングジムなど、さまざまなジャンルのプロのセカイを体験できる場を提供してきました。 |
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イベントには、全国2,100組/4,200名の応募から抽選で選ばれた小学1年生~中学3年生の子どもたちと保護者24組/48名が参加しました。 |
N響による本格的なオーケストラ公演「夏だ!祭りだ!!N響ほっとコンサート/オーケストラとゆくちょっとふしぎな夏の冒険」の鑑賞に加え、小さなアンサンブル演奏や楽団員への質問コーナー、NHKホールのステージ見学ツアーなど、普段は見ることのできない舞台裏の世界も体験。 |
プログラムの後半では、打楽器やトランペット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスに実際にふれて音を出す「楽器体験コーナー」を実施しました。 |
子どもたちはプロと交流し、楽器にふれ、音楽に包まれる特別な一日を過ごしました。 |
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午前中:アンサンブル鑑賞・質問コーナー・ステージ見学 |
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会場に訪れた子どもたちが最初に体験したのは、NHK交響楽団の楽団員による自己紹介と小さなアンサンブル演奏。登場したのは、トランペット・ヴィオラ・コントラバスの奏者と、指揮者の4名。楽器の特徴や演奏のコツなどを交えた紹介に、子どもたちは目を輝かせて耳を傾けていました。紹介のあとの短い演奏では、「こんなに近くで生の演奏を聴いたのは初めて!」「どの楽器の音もかっこいい!」と、音の迫力と繊細さに感動する声があがりました。 |
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続いて行われたのは、子どもたちから楽団員への質問コーナー。 |
「どんな練習をしていますか?」「小さいころから楽器をやっていましたか?」といった率直な質問に、演奏家たちは笑顔で丁寧に回答。音楽を続けてきた背景や、“プロ”としてのやりがいを語る姿に、真剣なまなざしを向ける子どもたちの姿が印象的でした。 |
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その後、NHKホールの舞台裏を巡るステージ見学へ。 |
子どもたちは、客席からは見えない世界に一歩踏み出し、ひそひそと声をひそめながら慎重に歩を進めます。舞台袖には、スポットライトの光が差し込む舞台の明るさと、暗がりの静寂がはっきりと分かれて広がり、まるで別の空間に来たかのよう。大きな緞帳やステージ装飾の裏側、出番を待つ演奏者のための椅子、慌ただしく準備を進めるスタッフの動き-すべてが「本番」の緊張感をまとっていました。 |
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やがて実際に演奏家が立つステージに上がると、音の響き方や足元の感触、ホールを満たす張りつめた空気に、思わず背筋を伸ばす子どもたちの姿も。「こんなふうに舞台が支えられてるんだ」「ここに立つとドキドキする」と、舞台裏でしか味わえない発見が次々と飛び出していました。 |
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見学のあとは、記念撮影。子どもたちは客席側からステージを背景に、冒頭で登場した楽団員3名と指揮者1名とともに記念撮影。保護者が見守る中、少し緊張しながらも誇らしげに立ち、「プロの音楽家と一緒に写るなんて、きっと忘れられないね」といった声も聞かれました。 |
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午後:楽器体験・コンサート鑑賞 |
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そして、プログラムの後半では、実際に楽器にふれる「楽器体験コーナー」へ。会場にはたくさんの打楽器やトランペット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスが並び、楽団員のサポートのもと、子どもたちは次々に音を出すことに挑戦しました。 |
なかでもトランペットでは、唇を震わせてマウスピースに息を吹き込むという、はじめての感覚に戸惑う姿も。「うまく震えない……!」「唇がピリピリする!」と、思わず笑いながら何度もチャレンジする子もいれば、音の高さが唇の使い方で変わることに驚いて、「同じボタンなのに、音が違うんだ!」と目を丸くする子もいました。 |
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弦楽器では、弦のどこをおさえるとどの音が鳴るのかというのが難しかった様子。「隣の弦にも触っちゃう」「弓が大きくてむずかしい!」という声が。優しく教えてもらうその顔つきは真剣そのもの。「この楽器、さっきの演奏で見たやつだ!」と、公演とのつながりに気づく場面も多く、“ただふれる”を超えて“しくみを知り、体で理解する”体験となっていました。 |
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体験プログラムの締めくくりとして、本日のメインプログラム、N響による本格的なオーケストラ公演を鑑賞。松本宗利音さんの指揮で披露されたのは、語りと音楽が融合するバーンスタインの《キャンディード》や、阪田知樹さんのピアノソロによる《ラプソディー・イン・ブルー》。プロの演奏に身をゆだね、時に息をのんで聴き入り、時にリズムにあわせて体を揺らす子どもたちの姿から、音楽の力が確かに伝わってきました。 |
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このイベントを通して、子どもたちは「本物のプロの音楽」にふれるだけでなく、自ら音を出し、舞台の裏側を探検し、音楽と物語の世界を旅するような体験を通して、想像力や感性を大きく揺さぶられる時間を過ごしました。 |
「ドコモ未来フィールド」は、これからも、子どもたちが“本物”のプロにふれ、自らの未来を描くきっかけとなるような体験を提供してまいります。 |
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ドコモ未来プロジェクト |
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ドコモ未来フィールド |
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「ドコモ未来フィールド」は、未来へ歩き出す子どもたちにワクワクする経験の場をつくることで、子どもたちを応援していくプロジェクト「ドコモ未来プロジェクト」の中で、「ドコモ未来ミュージアム」「ドコモ未来ラボ」と並ぶ3つの舞台の一つです。子どもたちが、さまざまなプロのセカイを体験できる機会を創出し、大切な学びや夢をみつけてもらうためのプロジェクトです。これまでにNHK交響楽団や国立科学博物館、サッカー・RB大宮アルディージャ、サンフレッチェ広島、ボクシングの井上尚弥選手&大橋ボクシングジム、スーパーフォーミュラーやよしもとの劇場でのお笑い体験など、さまざまなジャンルのプロのセカイを体験できる場を提供しております。 |
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1926年10月5日に新交響楽団の名称で結成。1951年には日本放送協会(NHK)の支援を受けることとなり、NHK交響楽団と改称。以来、今日に至るまで、世界一流の指揮者を次々と招聘、話題のソリストたちと共演し、歴史的名演を残してきました。2026年には創立100周年を迎えます。 |
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2013年にザルツブルク音楽祭へ初出演するなど、世界最高峰の舞台でも活躍し、2024年8月には台湾公演を、2025年5月には「マーラー・フェスティバル」(アムステルダム・コンセルトヘボウ)への招待に合わせ、ヨーロッパでツアーを行いました。 |
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年間54回の定期公演をはじめ、全国各地で約120回のコンサートを行い、その演奏はNHKの放送や公式YouTubeチャンネルなどを通じて全世界にも紹介されています。また社会貢献として、全国の学校を訪問する「NHKこども音楽クラブ」、被災地や病院に安らぎと元気を届ける室内楽コンサートなど、多彩な活動を行っています。 |
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