「ローズ デ ヴァン」コレクションの10周年を記念して、ディオール ファイン ジュエリーのクリエイティブ ディレクター ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌによるコレクション秘話が公開されました。就任当初、ムッシュ ディオールが幼少期を過ごしたグランヴィルの邸宅を訪れ、庭を散策していた彼女は、モザイク装飾のコンパスローズ(風配図)を見つけました。

ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌはコンパスローズからインスピレーションを得て、中央にダイヤモンドをあしらい、ビーズ状のライスグレーンモチーフで囲んだメダイヨンの中に配することで、風配図のシルエットを表現しました。モザイク装飾にオマージュを捧げ配置されたストーンは、色によってそれぞれ異なる旅を表現しているかのようです。

「ローズ デ ヴァン」の詩情豊かな旅は、「ローズ セレスト」が加わり変化を遂げます。宇宙を物語る「ローズ セレスト」には、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌが好む、優しく丸みを帯びたシルエットのストーンが配されています。彼女は動画の中でクリエイションを「月と太陽の隠れんぼ」と表現しています。

クリスチャン・ディオールの迷信深い性格も、「ローズ デ ヴァン」コレクションのインスピレーション源になりました。「ローズ デ ヴァン チャーム」は繊細なスズランや 蜂、愛着と忠誠の象徴であるアイビーといったモチーフをジュエリーのチャームに昇華させ、ムッシュ ディオールの「ラッキー スター」にオマージュを捧げた「エトワール デ ヴァン」も組み合わせました。

ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌは次のように語り、動画を締めくくりました。

2025年、多面的な魅力に溢れる「ローズ デ ヴァン」ならではの魔法とアイデンティティを永遠のものとする華麗な新作モデルが加わり、「ローズ デ ヴァン」の壮麗なストーリーは受け継がれていきます。