厚生労働省は、長時間労働の解消などによる労働環境の改善へ向け、建設や運輸といった産業が抱える課題や、皆さまにご協力いただきたいことを知っていただくために、俳優の玉木宏さんを新たに起用し新PR動画「くらし、はたらき、もっとススメ」を、本日より建設業・ドライバー・医師の働き方改革総合サイト「はたらきかたススメ」(https://hatarakikatasusume.mhlw.go.jp/index.html)にて公開いたしました。 |
新PR動画公開を記念して記者発表会を開催いたしました。発表会では厚生労働省 労働基準局 労働条件政策課長の川口俊徳氏から主催者を代表して挨拶があったほか、新PR動画に出演している玉木宏さんをゲストにお招きし、新PR動画に関するフリートークや、働く姿勢について筆で書いていただきました。 |
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■玉木宏さんを起用した新PR動画「くらし、はたらき、もっとススメ」を公開 |
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玉木宏さんを起用した新PR動画「くらし、はたらき、もっとススメ」は、建設の事業、自動車運転の業務に時間外労働の上限規制が適用されて1年が経ち、より良い未来に向けた一歩を後押しする「改革のその先」がテーマとなっています。 |
建設・運送業で働く方々はインフラや物流を支える重要な存在です。働く方々の健康を守り、「働き方改革」を進めていくためには 、 取引関係者をはじめとした国民の皆さま一人一人にご理解とご協力をいただく必要があります。玉木さんは今回の新PR動画について「時間外労働などをちゃんと減らしていこうといったことが明確に伝わるようなPR動画となっています。建設業・運送業の方々をイメージしたキャストたちを目視しながら、今回のメッセージを伝えることを意識しました。」と語り、「建設・運送は人々の生活になくてはならない大切な仕事です。業界で働く人が気持ちよく働き続けられるような社会へ進んでいってほしいなと思っています。」とコメントし、働き方改革の必要性について呼びかけました。 |
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■厚生労働省・国土交通省担当者からそれぞれの省庁の取組を説明 |
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はじめに主催者を代表して、厚生労働省 労働基準局 労働条件政策課長の川口俊徳氏が登壇し、挨拶を行いました。挨拶のなかで、新しく作成したPR動画や働き方改革を続けていく重要性等をお話ししました。 |
続けて、国土交通省担当者から、運送業においては、荷待ち時間の短縮や、適正な運賃の確保に向けた取組について、建設業においては、適正な労務費や工期の確保に向けた取組について説明を行いました。また、厚生労働省担当者から、取引慣行の改善に取り組む企業の事例を公募型で収集し、今後事例集として展開する予定との説明がありました。その取組の一例として、トラックドライバーの長時間労働の問題に荷主側の立場から取り組んだ住宅業界の積水ハウスの取組の紹介が行われました。 |
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■出演者の玉木宏さん登場 撮影で印象に残っていることは「しっかりと時間内に終わったこと」 |
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発表会では、働き方改革の新PR動画にちなんだトークセッションを実施しました。 |
MCから改めてPR動画を見た感想を聞かれると、玉木さんは「時間外労働などをちゃんと減らしていこうといったことが明確に伝わるようなPR動画となっています。建設業・運送業の方々をイメージしたキャストたちを目視しながら、今回のメッセージを伝えることを意識しました。」と撮影現場での様子を振り返りながら話されました。 |
撮影について印象に残っているシーンや出来事については「PR動画の撮影がしっかり時間内に終わったことです。ぴったりと時間内に収められるとみんなが気持ちよくなれると思います。」と回答しました。 |
また、8月4日のPR動画の公開にちなみ、玉木さんの夏の暑さ対策について聞かれると「想像をはるかに超える暑さが続いているので、必要以上には外に出ないことが大事だと思います。ただ、出なければ行けない時もあるので、普段からある程度、汗をかくことで暑さに慣れておくことを意識しています。日陰に入ることなど適度に休憩や水分をとる事が必要になってきた夏であると思います。」と話されました。 |
最後に玉木さんご自身の働き方の変化に関する質問に対して、玉木さんは「20代の頃は忍耐力をつけなければという意識でやっていました。ただ、今の時代は忍耐力だけではないので、家族などのプライベートの時間なども増えてきたので、時間配分もすごく変わってきているかなと思っています。」と回答しました。 |
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■玉木宏さん筆書きに初挑戦! 筆で書き上げた言葉は『楽しく』 |
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発表会の終盤には建設・運送などの業界で「現場の心得」や「スローガン」などを書いて掲げる文化にちなみ、玉木宏さんに筆を使って働き方改革への意気込みを発表していただきました。玉木さんが書き上げたのは、「楽しく」という言葉。力強く書かれたその文字について玉木さんは「シンプルではあるのですが、1人で仕事をしているわけではないので、皆で時間を共有する中で、流れている時間は同じなので、皆が各々楽しく過ごすことができれば、それが一番良い時間だなと思っています。プライベートだけではなく、仕事も楽しくするということがモットーです。」と語りました。 |
MCから久しぶりに筆で書くといった行動についてきかれると、「墨汁を付ける量がよくわからなくなってしまい、途中でかすれていってしまいました。なのでちょうどいい塩梅が結局分からないまま終わってしまいました。」と振り返りました。 |
最後に、「建設・運送は人々の生活になくてはならない大切な仕事です。業界で働く人が気持ちよく働き続けられるような社会へ進んでいってほしいなと思っています。そしてこのPR動画が一人でも多くの人に届くといいなと思っています。」と意気込みを力強くお話しいただき、発表会の幕を閉じました。 |
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■「働き方改革 新PR動画発表会」 実施概要 |
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【日 時】 2025年8月4日 (月) 11:00~11:55(受付開始10:30~) |
【会 場】 時事通信ホール(〒104-8178 東京都中央区銀座5-15-8時事通信ビル2F |
【登壇者】 厚生労働省担当者/国土交通省担当者 |
【ゲスト】 玉木宏さん |
【実施内容】 各省担当者からの行政説明 / PR動画上映 / 玉木宏さんトークセッション / |
フォトセッション / 筆を使ったアトラクション / 代表質問 |
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■(参考)「時間外労働の上限規制」について |
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● 時間外労働の上限規制は、平成31年4月(中小企業では令和2年4月)から適用が開始されました。具体的な内容は次のとおりです。 |
・時間外労働は、原則として月45時間、年360時間まで |
・臨時的な特別な事情がある場合でも、時間外労働が月45時間を超えるのは、年6回まで |
・時間外労働は、年720時間まで/1か月100時間未満(休日労働含む)/複数月平均80時間以内(休日労働含む) |
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● ただし、建設の事業、自動車運転の業務など、一部の職業では、時間外労働の上限規制の適用が猶予されていましたが、令和6年4月から、そうした職業にも適用が開始され、適用にあたっては、以下の特例が設けられています。 |
・建設の事業 |
災害の復旧・復興の事業では、時間外労働を、単月100時間未満(休日労働含む)、複数月平均80時間以内(休日労働含む)とする規制は適用されません。 |
※災害の復旧・復興の事業以外では、通常どおり時間外労働の上限規制が適用されます。 |
・自動車運転の業務 |
臨時的な特別な事情がある場合、時間外労働は年960時間までになります。 |
※時間外労働が月45時間を超えるのは、年6回までの規制は適用されません。 |
※時間外労働を1か月100時間未満(休日労働含む)、複数月平均80時間以内(休日労働含む)とする規制は適用されません。 |
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■ゲスト登壇 |
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玉木 宏(たまき ひろし) |
1980年1月14日生まれ、愛知県出身。アオイコーポレーション所属。1998年にドラマ『せつない』で俳優デビュー。2001年公開の映画『ウォーターボーイズ』で注目を集め、2003年にはNHK連続テレビ小説『こころ』に出演。以降、ドラマ『のだめカンタービレ』『極主夫道』『桜の塔』など数多くの話題作に出演。声優やナレーション、ミュージックビデオの監督、写真展開催など幅広い分野でも活躍。2025年はNetflixシリーズ『イクサガミ』で剣豪・菊臣右京役、映画『雪風 YUKIKAZE』では早瀬伍長役を務めるなど話題作への登場が続く。 |
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