| 2025年3月、スリランカ・クルネーガラ市にて実施されたS.O.L.(Seed of Lanka)の「デング熱予防教室」は、新たな進化を遂げようとしています。 |
|
これまで児童保護施設「ガールズホーム」の少女たちを中心に「インストラクター養成」を行い、「クルネーガラからデング熱撲滅を」と願う熱血市長アジャンタ氏と共に歩んできました。 そして今、さらに広い地域への拡大と、持続的な支援体制の構築を目指し、スリランカ政府との連携を進めるべく動き出しています。 |
|||
|
|||
| 先日、私たちは駐日スリランカ大使館を訪問し、活動報告と今後の構想を、ピヴィトゥル・ジャナック・クマ―ラシンハ次期大使、セサット・タンブガラ公使、大使館の皆さまにご説明させていただきました。 | |||
| 次期大使は、誠実で実直なお人柄。来日直後から鎌ケ谷でのイベント参加、銀座でのティーソーダ配布、松屋での一日店長、地方出張による大使館サービスなど、国内でのスリランカPR活動に自ら積極的に取り組まれる姿に、私たちは驚きと尊敬の念を抱いています。 | |||
|
|||
|
そんな多忙な中でも、S.O.L.の提出書類にきちんと目を通してくださっていたことが、面談時のやり取りから伝わり、嬉しさとともに身が引き締まる思いでした。 私たちは、次期大使の誠実さと行動力に心から感銘を受けました。 また、机上の政策ではなく、現場や市民と対話しながら歩む姿勢に、草の根で活動する者として深く共鳴しています。 |
|||
|
|||
| 面談では、保健省との連携、感染症研究室のネットワーク、段階的な支援体制の必要性についても意見交換がなされ、特に「AMIDO(防虫網戸)を活用した生活衛生教育は、持続可能な公衆衛生の鍵となる」との期待の声をいただきました。 | |||
| さらに、セサット公使からは今後の事業構築に活かせるであろう問題提起もあり、私たちにとって非常に実りある時間となりました。 | |||
|
|||
|
S.O.L.は今後、スリランカのテクニカルカレッジと連携し「生活衛生スペシャリスト」専門課程の設立に向けて準備を進めていきます。 この「生活衛生スペシャリスト」とは、安心・安全・快適な住環境を地域に届ける新たな複合型人材です。虫除け、建築、感染症(特にデング熱)の知識に加え、行政申請や法制度への理解も併せ持ち、地域住民とともに行動できる“オールインワン型の市民エキスパート”として育成していきます。 |
|||
| もともと「デング熱予防教室インストラクター」として育ってきた少女たちの活動が、この構想の出発点です。彼女たちのステップアップこそが、本プロジェクトの希望そのものです。 | |||
|
クルネーガラという地方都市から世界へ――夢が広がります。 そして日本の虫除け文化「AMIDO」が、新たな暮らしの基準をスリランカに根付かせる日も、そう遠くはないと信じています。 |
|||
|
|||
|
【私たちの活動に共感いただける方へ】 カリキュラムの開発や教材製作など、これからの挑戦に向けて資金も必要です。クラウドファンディング(予定)や助成金に加え、寄付も受け付けています。 ご支援についての詳細はこちらをご確認ください。 |
|||
|
【NPO法人S.O.L.について】 スリランカの教育施設訪問ツアーやビジネスマッチングツアーの企画、催行をしながら文化交流やスリランカの情報提供を行っています。スリランカのアニマルアタック(野生生物により人間が被害を受ける事象)に関する支援活動も行っています。 ~S.O.L.のデング熱対策に関する活動~ 2015年よりこれまでにおよそ320kgの蚊取り線香(株式会社ライオンケミカル様より寄贈)を京都大学アジアアフリカ研究所やライオンズクラブなどの協力により、スリランカの幼稚園、小・中学校、高校、老人ホーム、障がい者施設、農業従事者など延べ6,000人へ寄贈する。 |
|||
|
2017年デング熱流行中の国立病院を見学。 2019年より施設や教育機関、スリランカ在住者コミュニティに虫除けについてのアンケート調査を実施。 2021年5月 スリランカのクルネイガラ州ポルガハウェラで網戸の実証実験を始める。 2021年11月 S.O.L.網戸(AMIDO)キットを開発 |
|||
|
2022年10月 札幌支局開設 2022年11月 スリランカ大使館にてロドニ・ペレーラ大使とAMIDOキットの可能性について面談 2023年3月 スリランカでもっと積極的に活動を行うため、スリランカにNGOを設立申請 |
|||
| 2023年12月 NHKおはよう日本「おはBiz」にて紹介 | |||
| 2024年1月 NHK WORLD-JAPAN Biz Streamにて紹介 | |||
| 2024 年2月 駐日スリランカ大使を北海道でアテンド | |||
| 2024年8月 デング熱予防教室のプランがJICA基金に採択される | |||
| 2024年10月 スリランカ政府よりNGO認証を取得 | |||
| 2024年11月 デング熱予防教室開催準備としてオンライン勉強会を始める | |||
| 2025年3月 デング熱予防教室をKurunegala Municipal Councilなどで開催。 | |||
|
【会社概要】 法人名:NPO法人S.O.L.(ソル) 法人所在地:本部/大阪府枚方市春日西町1‐50‐1 |
|||
| 札幌支局/北海道札幌市東区伏古11条2丁目3-18 | |||
| NGO SOLO/ No.37,1st Lane Welangolla Waththa Kurunegala Sri Lanka | |||