~そうめんに合う市販惣菜TOP3は「天ぷら」「和惣菜」「唐揚げ」~
生活者と社会の生活満足度向上に資する研究・発信を行うくふう生活者総合研究所(以下、くふう総研)は、生活者6,003名を対象に「そうめん」についての調査を実施しました。
 
猛暑で食が進まず、食事作りを負担に感じている人も多い2025年の夏。各家庭の食卓事情がうかがえる調査となりました。
■調査結果サマリ
・この夏、よく食べている冷たい麺は1位「そうめん」、2位「中華麺」、3位「蕎麦」
・3割がこの夏「そうめんを食べる頻度が増えた」と回答。理由は「猛暑」「調理の簡単さ」「米不足」など
・そうめんで困ること上位は「栄養バランス」「合わせるおかず」「ゆでるのが暑い」
・約6割が「そうめんだけではボリューム不足」という悩みをスーパーの惣菜購入で解決。そうめんに最も合う惣菜は「天ぷら」
 
■調査概要
調査テーマ:「そうめん」について
調査エリア:全国
調査対象者:家計簿サービス「Zaim」ユーザー、チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」ユーザー計6,003名
調査期間:2025年7月25日(金)~28日(月)
調査方法:インターネットによる調査
 
この夏、よく食べている冷たい麺は1位「そうめん」、2位「中華麺」、3位「蕎麦」
この夏、よく食べている冷たい麺をたずねたところ、「そうめん」(68.1%)が最も多い結果となりました。上位には、冷やし中華、冷やしラーメンなど「中華麺」(48.0%)、「蕎麦」(44.2%)、「うどん」(38.1%)が続きました。
3割がこの夏「そうめんを食べる頻度が増えた」と回答。理由は「猛暑」「調理の簡単さ」「米不足」など
約7割が"よく食べている冷たい麺"として挙げた「そうめん」は、週に1回以上食べている人が約4割。食べる頻度については、3割の人がここ数年と比べて今年「増えた」(「かなり増えた」と「やや増えた」の合計)と回答しました。
ここ数年と比べて今年「そうめんを食べる頻度が増えた」と回答した人の理由は、「猛暑だから」(76.7%)が圧倒的に多く、「調理が簡単だから」(49.6%)が続きました。また、米の価格高騰の影響により、「米が高いから」(35.0%)と、米の代用として食卓に上がる頻度が高くなった家庭もあるようです。
 
一方、「食べる頻度が減った」と回答した人からは、「他の麺を食べるから」(40.0%)が最も多い理由でした。物価上昇により乾麺の価格も上がっており、「価格が上がったから」(13.0%)という理由も挙がりました。
そうめんで困ること上位は「栄養バランス」「合わせるおかず」「ゆでるのが暑い」
そうめんを食卓に出すときに困ることがあるかをたずねたところ、「栄養バランスの偏り」(37.6%)、「献立(どんなおかずと合わせるか)」(34.4%)が上位に挙がり、そうめんだけを食事にすることに難しさを感じていることがわかります。他には、「麺をゆでるのが暑い」(31.1%)、「薬味やトッピングの用意が面倒」(25.3%)、「洗い物が多い」(6.9%)など、猛暑下のキッチンでの作業負担につながる理由が挙がりました。
 
具体的には以下のような声が寄せられました。
■栄養バランス・合わせるおかずの困りごと
・そうめんに合わせる"あと一品"にいつも困る(40代女性)
・簡単に済ませようとしてそうめんにするが、そうめんだけだと物足りなくて結局手間になってしまう(40代女性)
・そうめんだけだとたんぱく質とか栄養バランスと腹持ちに問題(60代男性)
・たんぱく質や野菜をどう摂るか、何のおかずを合わせたら良いか悩みます(50代女性)
・単体だと栄養が偏るが、米と比べておかずが合わせづらい(40代男性)
■調理・準備・片付けでの困りごと
・暑い日にそうめんを食べたくなるけど、お湯を沸かすのがまた暑い!(20代女性)
・涼しくなりたいのにゆでる工程で汗だくになるジレンマ(40代男性)
・ザルや薬味、トッピングのお皿など、洗い物が多くて大変(30代女性)
・2束食べると満腹。1束だと少ない。束の量が中途半端(60代男性)
・5人家族だと一袋だと足りないので、どのくらいみんなが食べるかによって、どのくらいゆでればいいかわからないことが悩み(30代女性)
■飽きてしまうことへの悩み
・お腹いっぱいになるまで食べ続けると、味に飽きてくる。薬味を色々準備するけど、そうめんのお手軽さがなくなる(50代女性)
・元々そうめんは好物ではあったけど、米の高騰で、一時期毎日食べてる時があり、食べ方の工夫も色々したが、それにも飽きてしまった(60代男性)
*アンケートの声より。一部抜粋
約6割が「そうめんだけではボリューム不足」という悩みをスーパーの惣菜購入で解決。そうめんに最も合う惣菜は「天ぷら」
猛暑で「食事の準備を簡単に済ませたい」と選ばれるそうめんですが、そうめんだけでは物足りないという面がネックでもあります。そうめんに市販の惣菜を合わせるか聞いたところ、約6割がスーパーマーケットなどで市販の惣菜を購入して合わせることがあるとわかりました。
実際、そうめんに合わせるおかずにスーパーの惣菜を重宝するのは「暑くて料理したくないとき」(57.8%)、「料理に手間をかけたくないとき」(52.5%)と半数以上の人が回答しました。
そうめんに合うスーパーの惣菜としては、「天ぷら」(69.2%)と回答した人が圧倒的に多い結果となりました。「そうめんには天ぷらが合うと思うが揚げるのが面倒・暑い」という声が多く、市販の惣菜を活用している人が多い模様です。
 
2位には栄養バランスを気にする人も多いことから「おひたし・胡麻和えなどの和惣菜」(30.7%)が、3位には「唐揚げ・竜田揚げ」(27.5%)が挙がりました。「コロッケ」(15.2%)、「その他の揚げ物」(10.5%)という回答もあり、さっぱりしたそうめんに揚げ物を合わせる人も多いことがわかります。
 
また、足りないボリュームを補うために「寿司」(18.4%)、「おにぎり」(14.1%)などのご飯物を合わせる人も少なくありません。
猛暑のこの夏、多くの生活者が食卓に取り入れている「そうめん」。生活者がそうめんに求めるのは「涼しさ」「手軽さ」であり、市販の総菜などを取り入れながら毎日の食卓について考えている姿が見えてきました。
 
●「くふう生活者総合研究所」について
くふうカンパニーグループが提供する生活者向けサービスの運営を通じて蓄積される生活者の行動データやリアルな声を分析・理解することで、個人の生活満足度および社会全体の生活満足度の向上に資する情報発信を目指しています。
●家計簿サービス「Zaim」について https://zaim.net
1,100 万ダウンロードを超える家計簿サービス「Zaim」は、スマートフォンなどから簡単に家計簿を記録できるサービスです。紙のレシートを撮影して自動で読み取る機能に加え、銀行やクレジットカードとの連携機能によって支出や収入を自動的に記録できるため、手軽に家計を管理できます。
●チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」について https://tokubai.co.jp/
2013年にスタートした、食品スーパーマーケットをはじめ様々な業態の小売店のチラシ・買い物情報を掲載しているWebサービス・アプリです。パソコン・スマートフォンから無料で情報の閲覧が可能です。掲載店舗数は約70,000店舗*、30~50代の女性を中心に月間1,600万人以上*にご利用いただいています。 (*2025年1月時点)
●会社概要 https://kufu.co.jp/company/kufucompany/
会社名 株式会社 くふうカンパニー 
※ 2025年1月1日付で「株式会社くふうAIスタジオ」と「株式会社ロコガイド」が合併し、「株式会社くふうカンパニー」に社名変更しました。「Zaim」「トクバイ」をはじめとするサービスの運営体制やWEBサイト、URL等については変更ございません。
本社所在地 東京都港区三田 1-4-28 三田国際ビル 23 階
事業内容 チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」、家計簿 アプリ「Zaim」および日常生活関連サービスの企画・開発・運営など
設立 2012年9月 
※株式会社Zaimとして設立