株式会社 日経BP(本社:東京都港区、社長CEO:井口哲也)は、AI(人工知能)活用の最前線を走る専門家や経営者が議論するイベント「AIリーダーズ会議 2025 Autumn」を2025年9月4日(木)に開催します。「AI立国を目指せ、日本の羅針盤」をテーマに掲げる本会議では、基調講演に世界的ベストセラー『スーパーインテリジェンス 超絶AIと人類の命運』の著者であり哲学者であるニック・ボストロム氏、AI技術の社会全体への浸透を政策面から担う経済産業省の大臣官房審議官(商務情報政策局担当)、奥家敏和氏を招聘します。
 
 本イベントは、AI時代に日本が生き残るための先端技術や活用戦略を発信するために日経BPが25年1月下旬に立ち上げたプロジェクト「AIリーダーズ100」の中核事業として開催するものです。2025年3月18日に開催し好評を博した「AIリーダーズ会議 2025 Spring」に続く第2回の開催となります。
■イベント開催概要
名称:「AIリーダーズ会議 2025 Autumn」
日時:2025年9月4日(木) 9:00~18:00(予定)
形式:オンライン(参加費無料・事前登録制)
URL:https://events.nikkeibp.co.jp/event/2025/ai250904/
 
テーマは「AI立国を目指せ、日本の羅針盤」
 日本の産業界におけるAI活用は海外の先進国に比べ出遅れており、世界の大学やシンクタンクが算出する「AI国力ランキング」における日本の順位は世界10位前後にとどまっています。AIによる産業変革が進まなければ、今のAI国力が将来の国力そのものになりかねません。本会議では、AIに関わる様々なお立場の専門家や有識者、企業経営者を講師としてお招きし、講演やパネルディスカッションなどを通じて、日本が「AI立国」を成し遂げるため、AIリーダーに必要な「羅針盤」を示します。
 
 基調講演に登壇するニック・ボストロム氏が2014年に出版した著書『スーパーインテリジェンス』は人間の知能を凌駕するAIを描き、米テスラのイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)、米オープンAIのサム・アルトマンCEOの考えにも影響を与えたとされます。基調講演はリラックスした雰囲気で聞き手と会話するファイアサイド・チャット(炉辺談話)の形式で、AIの現在とこれからについて、同氏の考えに迫ります。現在のAIの進化やリスクは彼の目にどう映っているのか、世界のAI規制が強化から緩和(積極活用)へ傾くいまの動きをどう見ているのか、AI活用で世界に埋もれがちな日本の浮上への助言もしてもらいます。
 
 経済産業省の奥家大臣官房審議官には、日本企業のAI活用の現状を踏まえ、課題や目指すべき方向性、AI技術を社会全体に浸透させる際に不可欠となるデータ流通政策、日本のAI立国を後押しする産業政策などについてご講演いただきます。
3つのパネルディスカッションで、AI活用の課題を討議
 当日はこれらの基調講演を受けて、日本企業がAI立国を目指すうえでの重要課題となる3つのテーマについて、それぞれパネルディスカッションを実施します。
 
 パネルディスカッション(1)のテーマは「世界AI国力ランキングに見る日本の立ち位置、産業力強化への処方箋」。本会議のメインテーマである「AI国力」に関して、何が日本の課題なのかを明らかにし、AIによって産業を変革する処方箋を探ります。企業の内部で「眠る」データを目覚めさせるには、文化や組織をどう変えるべきかなど、企業経営者や有識者が議論します。
 
 パネルディスカッション(2)のテーマは「AIエージェントを企業はどう育てるべきか、企業導入への羅針盤」。これからの企業にとって大事な経営資源となる「AIエージェント」について議論します。優秀なAIエージェントを手に入れるには、問題意識を持った現場が当事者意識を持って導入に取り組むことが不可欠です。AI有識者との議論から、その道標を示します。
 
 パネルディスカッション(3)のテーマは「AI民主化への道、日本企業の現場力をいかに引き出すか」。日本企業には、組織の全員がAIを使いこなす「AI民主化」が求められています。専門家しか持ち得なかったテクノロジーの力を誰もが利用可能になれば、日本企業の現場力が、組織全体の力になり得ます。AI時代の新しい組織・人材育成のありかたを、有識者が議論します。
 
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https://events.nikkeibp.co.jp/event/2025/ai250904/