南アルプスの誇る桃や水に続く、地域発“モノづくりの名産品”が誕生。甲斐ダイアログシステム×トーヨーコーケンによる自動化・省力化システムが、作業時間5分の1&生産性1.5倍へ。 |
「全部ロボット化は無理……。」 「もっと柔軟で人に優しい省力化を実現したい!」 そんな声に応え、山梨県南アルプス市の地場企業2社が手を組みました。 |
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甲斐ダイアログシステム株式会社(FA装置設計・製作・制御ソフト・ロボットティーチング一貫対応)とトーヨーコーケン株式会社(重量物搬送機械の老舗メーカー)がモノづくりの現場に自信を持って提供するのが、 協働ロボットとトーヨーコーケン製バランサーを組み合わせた「コラボシステム」です。 自社の製造ラインにコラボシステムを加えた甲斐ダイアログシステム株式会社の導入現場では、35kgまでのワークを安定搬送し、作業時間は最大5分の1、生産能力は約1.5倍に向上。 |
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その技術的背景と実際の動作を、2本の動画で公開中です。 | |||
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▼動画1:コラボシステムの技術的背景と仕組みの解説 | |||
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https://www.youtube.com/watch?v=16Mw6Rk7wCs | |||
▼動画2:コラボシステムの実動デモ動画 | |||
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https://www.youtube.com/watch?v=GOCRFay_crA | |||
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1. 「全部をロボット化しない」が現実的な現場の課題に応える | |||
中小規模の製造現場では、フルオートの自動化設備はコスト面・設置スペース・段取り替えの手間で導入が難しいケースが多いのが実情です。 「全部をロボット化するのは難しい、でも省人化や効率化は進めたい」――そんな声に応えるため、両社は現場に寄り添った「ちょうどいい自動化」を提案します。 |
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2. 甲斐ダイアログシステムのロボット制御技術×トーヨーコーケンの持ち上げ技術が融合 | |||
甲斐ダイアログシステムは、FA装置設計・製作から制御ソフト、ロボットティーチングまで一貫対応。 | |||
トーヨーコーケンは、多数の特許技術を搭載したオートバランス制御のバランサー「ウルトラバラマン」で協働ロボットの可搬重量・作業範囲を拡張。 | |||
両社の技術を組み合わせることで、限られたスペースにフィットし、操作性と安全性を両立したコンパクトな自動化システムを実現しています。 | |||
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3. 実績:最大35kgの重量物搬送に成功。作業時間は最大5分の1に短縮。 | |||
協働ロボット(20kg可搬)にバランサーを組み合わせたシステムで、最大35kgの長尺ワークを安定搬送。人がかかりきりだった工程の作業時間は最大5分の1に短縮され、生産能力は約1.5倍に向上しました。また、同構成を応用した別事例では80kgクラスの重量物搬送の実績があり、さらに現在は300kg超の超重量物搬送への対応も計画中です。 | |||
4. “ちょうどいい自動化”の3つのメリット | |||
・導入コストを抑えて省人化・省力化 → 大型で高額な設備に頼らず、安全柵が不要な省スペース型で、既存作業に合わせて |
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手軽な自動化設備の導入が可能。 → 特定工程での人手負担は5分の1に減少するケースも。 |
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・人と協調した安全設計 → 協働ロボットとバランサーの連携で、作業者と共存可能。 |
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・後から拡張できる柔軟性 → モジュール設計で、将来的に機能追加やライン拡張が可能。 → 変化する生産ニーズに合わせてシステムを段階的に進化可能。 |
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さいごに | |||
山梨県南アルプス市に拠点を置く地場企業同士の連携から生まれた本システムは、 人手不足や少子高齢化といった製造業のリアルな課題に応るソリューションとして、今後さらに展開してまいります。 |
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“ちょうどいい自動化”を、南アルプスからモノづくり現場の未来へ――。 | |||
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■会社概要 | |||
会社名:トーヨーコーケン株式会社 | |||
代表者:代表取締役社長 渡邉 一人 | |||
所在地: | |||
・東京本社(営業・管理部門) | |||
〒136-8666 東京都江東区南砂2-11-1 TEL:03-5857-3161 | |||
・山梨事業所(設計開発・製造拠点) | |||
〒400-0415 山梨県南アルプス市宮沢301 | |||
事業内容:建設・製造・土木現場向け省力化機器の開発・製造・販売 | |||
HP:https://www.toyokoken.co.jp/ | |||
X:https://x.com/toyokoken_1957 | |||
YouTube:https://www.youtube.com/@toyokoken | |||
までのワークを安定搬送し、作業時間は最大5分の1、生産能力は約1.5倍に向上。