山陰中央テレビジョン放送(代表取締役社長:田部長右衛門、島根県松江市、以下「TSKさんいん中央テレビ」)と島根県雲南市で地域開発などの事業を手掛けるたなべたたらの里(代表取締役社長:田部長右衛門、島根県雲南市)と全国で水力発電事業を手がける株式会社森とみずのちから(代表取締役:貝本隆三、本社、奈良県吉野郡下市町、以下「森とみずのちから」)および共創を軸にした新しい大学設立に取り組む一般社団法人 CoIU設立基金(代表理事:井上博成、岐阜県飛騨市、以下「CoIU設立基金」)は、国内の豊富な水資源を生かした小水力発電事業および地域共創事業における協定を締結いたしました。
 
■実施の目的
TSKさんいん中央テレビ、たなべたたらの里、森とみずのちからは、いずれも企業活動の軸として、「地方創生・地域共生」と「脱炭素社会の実現」を掲げています。このたび国内の水資源を生かし価値化していく活動を通じて、それぞれの理念を達成していくため、森とみずのちからが持つ小水力発電所の開発ノウハウとTSKさんいん中央テレビ・たなべたたらの里それぞれが持つ島根県内における信頼と地域の総合マネジメント力を掛け合わせ、小水力発電の実現可能性を検討していくことに合意しました。さらに、地域共創を人材育成面から支援するCoIU設立基金が加わることで、事業実現に向け協定の効果を最大限高めてまいります。
 
■各社の役割
TSKさんいん中央テレビは中期経営計画の中でエリア内のエネルギー自給率アップを掲げ、地域活性化を目指した事業を進めています。たたらの里も同じく県内のエネルギー自給率アップを目標とした事業を計画しており、両社とも地域と共生した事業を推進していきます。一方で、森とみずのちからでは、地域の特性に合わせて地域主導型もしくは協働型で環境に配慮した発電システムである小水力発電事業を進めていくことで脱炭素社会の達成に貢献することをめざしています。
 
社名 内容・役割
TSK さんいん中央テレビ
たなべたたらの里
地域、自治体とのパートナーシップ体制の構築と関係性の醸成
森とみずのちから 水力発電案件の事前調査と発電所開発に伴うコンサルティング等
CoIU設立基金 地域共創を人材視点から連携
 
■今後の展望
小水力発電の机上調査を開始しており、今後、小水力発電のポテンシャルが期待される島根県において小水力発電開発の初期調査を検討してまいります。詳細調査や開発に着手する際は、各地域の自治体や各ステークホルダーと連携の上、地域活性化に資するものをめざし、加えて、地域共創事業における協業の可能性を検討してまいります。
 
<各社概要>
◎山陰中央テレビジョン放送株式会社
本 社    :島根県松江市向島町140-1
代表者    :代表取締役社長 田部長右衛門
概要       :島根・鳥取エリアを放送対象地域とする民間放送局。放送事業以外にも、イベント開催、
eビジネス、観光業など地域活性化に貢献する様々な事業を展開している。
 
◎株式会社たなべたたらの里
本 社 :島根県雲南市掛合町掛合2112
代表者 :代表取締役里長 田部長右衛門
概要       :雲南市吉田町を本拠地としてたたらの里づくりプロジェクトを立ち上げ、
たたら文化を軸に歴史文化・自然・営みを再思し、みんなが愛せる里づくりを創造する。
 
◎株式会社森とみずのちから  
本 社 :奈良県吉野郡下市町新住1118
代表者 :代表取締役社長 貝本隆三
概要       :2022年12月に吉銘グループ(本社:奈良県吉 野郡下市町大字新住1118、
代表取締役:貝本隆三、以下吉銘グループ)と飛騨五木グループ(本社:岐阜県高山市
江名子町 2715-11、代表取締役:井上正博、以下飛騨五木グループ)の協業で設立
 
◎一般社団法人 CoIU設立基金  
本 社 :飛驒市古川町上町1348番地2  道の駅アルプ飛騨古川
代表者 :代表理事 井上博成
概要       :岐阜県飛騨市を拠点として各地に拠点を設け、多様な人,企業,地域が関わりながら、
理論×対話×実践を通じて学ぶことができる。四年制大学の設置へ取り組んでいる