岐阜大学大学院 中野 浩平 氏、京都大学 黒木 信一郎 氏、九州大学 田中 史彦 氏、株式会社リセンティア 山西 美香 氏にご講演をいただきます。

株式会社AndTech(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:陶山 正夫、以下 AndTech)は、R&D開発支援向けZoom講座の一環として、昨今高まりを見せる青果物の鮮度保持技術における課題解決ニーズに応えるべく、第一人者の講師からなる「青果物 鮮度保持」講座を開講いたします。

青果物の品質保持に関わる基本的な収穫後生理、青果物の品質評価や数理モデルによる MA 包装設計、青果物鮮度の定量評価法、水分損失の観点から見た青果物の鮮度評価、青果物可食コーティングGreen Transformation(GX)による鮮度保持技術、鮮度劣化のメカニズムと劣化原因にアプローチする鮮度保持資材・機器を紹介!

本講座は、2025年09月18日開講を予定いたします。

第3部  機能性可食コーティング手法によるイチゴなどの青果物の鮮度保持技術の開発

講師 株式会社リセンティア 代表取締役 山西 美香 氏

・品質保持・評価技術の食品ロス削減への貢献

WEB会議ツール「Zoom」を使ったライブLive配信セミナーとなります。

幅広い分野のR&Dを担うクライアントのために情報を提供する研究開発支援サービスを提供しております。

弊社は一流の講師陣をそろえ、「技術講習会・セミナー」に始まり「講師派遣」「出版」「コンサルタント派遣」

「市場動向調査」「ビジネスマッチング」「事業開発コンサル」といった様々なサービスを提供しております。

クライアントの声に耳を傾け、希望する新規事業領域・市場に進出するために効果的な支援を提供しております。

一流の講師のWEB講座セミナーを毎月多数開催しております。

選りすぐりのテーマから、ニーズの高いものを選び、書籍を発行しております。

株式会社AndTech コンサルティングサービス

経験実績豊富な専門性の高い技術コンサルタントを派遣します。

下記プログラム全項目(詳細が気になる方は是非ご覧ください)

青果物がその他の食品と大きく異なる点は,収穫後も生命活動を継続していることです。青果物の品質を長期間に渡って保持するためには,収穫後生理の理解が必須です。同時に,品質保持技術の効果を検証するためには,青果物の品質(鮮度)そのものについての理解も必要です。

本講では,青果物の品質保持に関わる基本的な収穫後生理について述べると共に,青果物の品質評価や数理モデルによる MA 包装設計,さらには,青果物鮮度の定量評価法に関する研究の最先端について講述します。

数値シミュレーションによる青果物の最適MA包装設計

・ MA包装内ガス組成変化モデルによる数値シミュレーション

ポストハーベストロスとSDGs,食料安全保障

・ 我が国おけるコールドチェーンシステム

野菜や果物は,私達と同じように呼吸を続けており,それが原因となって品質が低下します。収穫後生理や技術への理解は,畑から食卓における青果物の品質管理の高度化に貢献します。ひいては食品ロス削減へと繋がります。

本講座では、青果物の鮮度劣化を「水分の行方」という視点からひもとき、私たちの目には見えない内部で何が起きているのかをご紹介します。細胞や組織内を移動する水のふるまいや、時間とともに変化する膜の性質が、品質や食感にどのように関わっているのか。青果物内部の水移動に踏み込んだ最新の知見を交え、わかりやすくお伝えします。鮮度保持の工夫やフードロス削減の可能性にもふれながら、科学が食と社会の未来にどう貢献できるのかを、ともに考える機会となれば幸いです。

鮮度をどう守り、どう測るか──その技術革新の鍵は、実は「水のふるまい」にあります。本講演では、細胞内外を移動する水の動きを捉える研究から得られた知見をもとに、鮮度評価や品質保持の新たな可能性を紹介します。センシング技術や非破壊計測の進展を背景に、科学が支えるこれからの食のあり方について、未来志向で考える場とします。

第3部   機能性可食コーティング手法によるイチゴなどの青果物の鮮度保持技術の開発

本講演では、身近なプラスチック問題として、日々、消費者がスーパーマーケットなどで目にするプラスチック系青果物包装材に着目し、これをバイオマス素材に置き換えるGreen Transformation(GX)を目指す。ここでは、可食コーティングの開発に注目し、その可能性と有用性について学ぶ。

・はじめに(青果物可食コーティングGreen Transformation(GX))

青果物の鮮度保持に関する研究は長い歴史を持ち、多くの技術が確立されている。しかし、現場では依然として鮮度劣化の課題に直面している。

技術の浸透が十分でない要因として、単独利用よりも複数併用が効果的であること、品目や産地ごとに異なる環境に応じたカスタマイズが必要であること、情報が十分に現場(生産者・集荷業者)へ伝達されていないことが挙げられる。

本講座では、鮮度劣化のメカニズムと、劣化原因にアプローチする鮮度保持資材・機器を紹介。現場で効果的に活用し、持続可能な鮮度保持を実現するための知識と手法を習得することを目的とする。

2    青果物鮮度保持資材・機器の活用実例

青果物鮮度保持研究者との人的ネットワークをもち、産地・市場に赴き資材・機器の複合使用で課題解決をしてきた講演者が、「鮮度保持の今」について解説します。

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