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近年、岐阜県飛騨市(市長:都竹淳也)ではゲリラ豪雨や線状降水帯による短時間の激しい雨により、河川の氾濫、国道やJR線への大規模な土砂崩れなどの被害が発生しています。 |
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飛騨市では、これまでの被災の経験や地域の特性を活かしながら独自の防災力強化の取り組みを推進しています。 |
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平成30年7月豪雨災害の様子(宮川町牧戸地内) |
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「避難所運営」の課題 |
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人口減少と高齢化が加速するなか、市職員の減少、市外から通勤する職員も多いことから「不特定多数」の避難者が押し寄せる指定避難所を職員だけで運営することは困難になっています。また、能登半島地震等の経験から災害関連死を防ぐために「避難所の生活環境改善」が求められています。 |
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そこで、市では市内在住在勤の防災士と職員が協働で指定避難所の運営を行う「飛騨市避難所運営協力防災士制度」を2023(令和5)年度からスタートしました。現在77名が協力防災士として登録し、中学生と協力防災士による大規模な避難所訓練を行うなど人材育成に力を入れています。 |
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「協力防災士制度」は地域に貢献したい、自分の経験や知識、スキルを避難所運営に活かしたいと思いのある防災士が力を発揮できる仕組みです。 |
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これまでに独自の避難所運営訓練を行い、訓練終了後には「協力防災士認定書」を授与し、誇りをもって意欲的に活動できるように工夫しています。 |
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防災士の主体性をのばす、避難所運営訓練へ |
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飛騨市では、11月15日(土)に大規模な避難所運営訓練を開催予定です。これまでは行政主導で訓練内容を企画していましたが、防災士の「主体性」と「当事者意識」の醸成を目的に訓練の企画段階から防災士が参画します。さらに、防災士の他にも地元中学生の意見も取り入れながら、若年層の防災意識向上を促進していきます。この取り組みは飛騨市で初めての試みです。 |
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◆日時 |
2025年8月8日(金)19:00~21:00
◆場所 |
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古川町コミュニティセンター 大会議室 |
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(岐阜県飛騨市古川町若宮2丁目1−66) |
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◆講師 |
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NPO法人 レスキューストックヤード(RSY) 代表理事 栗田 暢之氏 |
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◆内容 |
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栗田講師からのアドバイスを受けたり、実災害における避難所の現状を学びながら、防災士が11月の訓練企画に関するガヤガヤ会議を行います。 |
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飛騨市独自の「避難準備情報」で早めに避難を! |
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飛騨市では、2022(令和4)年7月から警戒レベル3(高齢者等避難)が発令される前に、 市独自の「避難準備情報」を通知しています。この情報が出たら、避難の準備を開始し、高齢者や子ども連れなどは早めの避難を促します。 |
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飛騨市防災士会との連携が飛騨市の強み! |
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防災士会は、約300人の会員が所属する市内最大級の防災組織です。避難所の開設支援や要配慮者への声かけ、防災訓練などを通じて、地域に根ざした実践的な活動を行っています。市からの「避難準備情報」や警戒レベル発令にあわせて各地域で迅速に行動を開始し、災害時の初動支援にも重要な役割を担っています。 |
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飛騨市の防災を支える防災士のみなさん |
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防災士の皆さんが地域に飛び出し、さまざまな活動が行われています |
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高校生防災士が防災訓練時で講座の講師に |
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防災の知識習得・普及活動 |
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市民の防災の意識や知識の習得のため、広報や出前講座を各地で行っています。 |
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高校生防災士も活躍しています。「防災の学びは、命を守る一生もののスキルです。ぜひ一緒に学びましょう!」と呼び掛けています。 |
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小中学校で防災教育 |
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学校で防災授業や避難訓練を行い、若年層からの防災意識向上に努めています。災害が発生した際、「どうすればいいのか…」と指示を待つのではなく、「自ら考え動ける人材」の育成を目指します。 |
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災害時を想定したシミュレーションゲームの様子 |
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消防本部と打合せする様子 |
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さまざまな人的ネットワークのつなぎ役 |
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消防団や各行政区役員、各種団体との意見交換、相互応援の仕組みづくりを行っています。 |
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「T・K・B」避難所運営を学び、実践へ |
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飛騨市では内閣府が提唱する「避難所の生活環境改善」に関する活動の一環で、「T(トイレ)・K(キッチン)・B(ベッド)」の設置を実践する訓練を実施しています。 |
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また、中学生がプロの料理人と炊き出しの訓練を実施したり、学校の調理室で200食を調理する訓練も行ったり、実践を通じながら、災害関連死の予防にもなる「避難所での食事」について学んでいます。 |
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折り畳みベッド設置訓練 |
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中学生と協力防災士による訓練 |
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中学生とプロの料理人による炊き出し訓練の様子 |
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飛騨市の防災に携わる方の思い |
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飛騨市役所危機管理課 吉川慶さん |
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「持続可能な防災」の追求 |
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激甚化、多発する自然災害の一方、急速な人口減少、少子高齢化という社会構造の変化にどう向き合うか。全国の自治体に共通する課題です。 |
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旧態依然の防災施策はもはや通用しない、想定外は日常茶飯事の時代。 |
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時代の変化に併せ柔軟な発想で市民と対話しながら地域事情にフィットする防災体制、仕組みづくりが必要であり「攻めの防災」に尽きると思います。持続可能な地域防災のカギは子どもたち。今後はこれまで以上に学校と連携し防災の担い手の育成に努め、女性、子ども達を巻き込みながら今後も「攻めの防災」にこだわります。 |
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飛騨市防災ハンドブックを全世帯に配布 |
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出かけた先でもデジタルで「飛騨市防災ハンドブック」が手軽に見られます。 |
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飛騨市では防災を学べる動画を発信中! |
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https://www.youtube.com/watch?v=s7T9oumUy94 |
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問い合わせ先 |
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飛騨市役所 危機管理課 |
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電話 0577-62-8902 |
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岐阜県飛騨市 |
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飛騨市は、人口約21,500人の小さな市で、周囲を北アルプスなどの山々に囲まれ、総面積の約93%を森林が占めるなど豊かな自然に恵まれた地域です。また、豊富な自然資源のほか、ユネスコ無形文化遺産である古川祭・起し太鼓、ノーベル物理学賞の受賞に寄与した「スーパーカミオカンデ」を始めとする宇宙物理学研究施設、大ヒットアニメ映画「君の名は。」のモデル地となった田舎町の風景など、多彩で個性豊かな地域資源の宝庫です。 |
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飛騨市公式サイト https://www.city.hida.gifu.jp/
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飛騨市公式観光サイト https://www.hida-kankou.jp/
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PRTIMES飛騨市ページ https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/120394
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