~企業やクリエイターのブランド価値をプロダクトで伝える、新しい共創体制を構築~
合同会社LOGRAY(本社:東京都府中市、代表:新井 悠吾)と株式会社GILD(本社:大阪府豊中市、代表:國光 良将)は、2024年よりグッズ制作【GILDRAY】における共同運営を本格始動いたしました。双方がこれまで培ってきたグッズ制作の知見や、クリエイティブ力とプロジェクト推進力を結集し、デザインの再現性と世界観の没入感にこだわり、視覚的な訴求力に富んだプロダクト開発を推進しています。
両社は企画・デザインから製造、発送、販売まで一貫した体制を構築し、人気アニメの公式グッズ制作や、人気雑誌周年祭の記念コラボグッズの制作、人気漫画のぬいぐるみ受注販売会や有名クリエーターのグッズ制作など、多岐にわたる実績を積み重ねています。
 
 
■グッズ制作事業の共創体制を構築・開始した意図
現代の消費者は、ただ「モノを買う」のではなく、「その背景にある意味やストーリーを選ぶ」時代へとシフトしています。グッズも単なる販促物ではなく、ブランドや作品の世界観を伝える「コミュニケーションツール」へと進化しています。
LOGRAYは、繊細で物語性のあるビジュアル表現に長けたイラストレーター陣を擁し、書籍・広告・グッズ領域で数多くの制作実績を持つクリエイティブスタジオです。グッズ制作においては、単なるデザインではなく、「その世界にあるべき形」として機能するプロダクトを設計する力に定評があります。ユーザーの手に渡ったとき、ブランドの物語がより深く届くよう設計されたグッズは、多くのクリエイターや企業から支持されています。
一方のGILDは、グッズの製造や開発支援にとどまらず、販売戦略やプロモーション設計など、企画全体を多角的にサポートしています。プロジェクトの目的整理や世界観の構造化、関係者との調整までを担い、現場目線で全体を見通す「媒介者」として寄り添い、前進を促します。クリエイティブとビジネス、感性と実行のあいだに立ち、アイデアを現実的なアウトプットへ導く力は、GILDの強みのひとつです。企画内容に応じて、リアル/オンラインを横断した展開や接点設計も柔軟にご提案し、パートナーとして並走いたします。
ここ数年、両社に共通して寄せられるようになったのが、「もっと世界観に忠実で、かつ市場とつながるグッズを展開したい」という企業やクリエイターからの声でした。作品性と商業性、表現と流通。これらの間にある隙間を埋め、誰かの想いを誰かに届く形へと翻訳するために、LOGRAYとGILDは手を取り合い、両社が培ってきたプロダクト開発の強みをいかした「共創型グッズ制作事業」を立ち上げました。この取り組みは、単なる制作請負ではありません。 ビジュアル設計からプロダクト開発、ファンとの関係性づくりまでを一貫して設計する事ができるプロジェクトです。デザイン力と実行力を合わせ持つ表現力に長けたクリエイティブスタジオのLOGRAYと、戦略と現場をつなぐ推進力をもち幅広いブランド連携の実績を持つGILDが、それぞれの強みを活かしながら、企画段階から並走。ブランドが持つ唯一無二の世界観を、かたちにして届ける体制を構築しています。
 
■協業の意義と期待
本協業は、単に「グッズをつくる」ためのものではありません。
LOGRAYが持つビジュアル設計力と、GILDが担ってきた事業構築・ディレクション力。それぞれの専門性が交差することで、単なる「再現」や「物販」の域を超えた、新たなモノづくりのスタンダードを構築する取り組みです。
私たちが目指しているのは、「体験価値としてのプロダクト」を社会に根づかせること。
つまり、ただデザイン性が高いだけではなく、ユーザーの記憶や感情に深く残る「共感の装置」として機能するプロダクトを、一つひとつ丁寧に編み上げていくことです。
そしてこの協業は、企画から流通、そして生活者の手に届くその瞬間までをシームレスにつなぎ、ブランドとファン、作品と社会の間に、文化と経済を橋渡しする仕組みそのものを生み出す可能性を秘めています。世界観をプロダクトに閉じ込めるのではなく、むしろそれを媒体にして、拡張し、広く浸透させていく。この新しいものづくりの思想に共鳴いただける企業・クリエイターの皆さまと共に、次の時代の「届け方」を創造していけることを、私たちは心から楽しみにしています。
 
 
■本プロジェクトの特徴と提供価値
1. 言語化されていないイメージを、視覚と仕様に落とし込む設計力
言葉にできない世界観・構想を丁寧にくみ取り、ビジュアルと仕様設計へと翻訳します。作品やブランドの「空気」まで伝わるグッズへと落とし込むことで、受け手に「世界を手に取る」ようなリアルな没入体験を提供します。
2. 表現と品質を両立する一貫体制
LOGRAYとGILDは共に、グッズ制作を自社事業としていました。デザイン設計から製造管理に至るまで、社内で連携しながら進行することで、ビジュアルと実物の齟齬がない仕上がりを実現。「デザインは良いけれど、モノがチープ」「仕様は豪華なのに、世界観が伝わらない」といった課題を防ぎ、ブランドや作品の意図に忠実なプロダクト制作を可能にしています。
3. 「世界観を届ける」ためのディレクション力
制作初期のコンセプト設計や、ターゲット整理、トンマナの最適化まで、プロジェクトの段階に応じて、プロデューサーや制作アドバイザーが並走。関係者間の共通言語を生み出し、伝えるべき価値が迷子にならないよう導きます。初めてのグッズ制作でも、ビジネス的な視点とクリエイティブの両軸から支援できる安心感があります。
4. 企業・クリエイター、双方の文脈を理解する設計者集団
GILDRAYは、企業側のブランディングや販促ニーズ、クリエイター側の表現意図や世界観へのこだわりの両方を熟知。そのあいだに立ち、「伝えたい」と「伝わる」の最適解を模索しながら設計・制作を行います。言語化が難しい段階でも、「まだ形になっていない想い」の抽出からお手伝いします。
5. 企画に応じて、体験設計や販売支援も可能(※オプション対応)
基本はグッズ制作を中心としたサービスですが、ご要望に応じてPOPUPや展示イベント、空間演出、オンライン販売支援などもご相談可能です。ただ作るだけでなく、どう届けるか・どう魅せるかまでをトータルでご提案することで、より効果的な「体験としてのグッズ」開発をお手伝いします。
 
 
■【GILDRAY】という名前に込めた思想
GILDRAY(ギルドレイ)は、LOGRAYとGILD--
異なる知性と感性をもった2つの組織が、「プロダクトを文化の種にする」という思想のもとに協業し誕生した、世界観特化型のグッズ制作プロジェクトです。
LOGRAYの名には、「LOG=記録」と「GRAY=中間(白と黒のあいだ)」という意味が込められています。企業とクリエイター、アートとプロダクト、フィクションと現実【異なる領域の「あいだ」】を橋渡しし、それらを丁寧に視覚化・記録していくという意志を表現しています。
一方、GILDにはいくつかのレイヤーが込められています。
時を超えて価値を輝かせ続ける「GOLD」
想いと技術が交差し、共創する「GUILD」
常識に縛られない自由な創造性「WILD」
構想を構造に落とし、かたちにしていく「BUILD」
こうした多面的な思想を起点に、企画と制作の両輪を担うチームとしてGILDは形成されました。
そしてGILDRAYの「RAY」には、単なる「光の線」ではなく、「ビジョンを照らし、導く筋道」という意味を込めています。それは、表現の曖昧な輪郭を照らし出し、企業やクリエイターが持つ本質的な価値を、社会に届けるための道筋そのもの。GILDRAYは、「グッズ」というプロダクトを通じて、ブランドの「思想」や「物語」を照らし、構造化し、そして市場へと届けるプロジェクトです。
ただつくるのではなく、「伝わる」を超えて「刺さる」世界観を届ける。
そのために、LOGRAYの圧倒的な表現力と、GILDの企画・実装力を掛け合わせ、次の時代のグッズ制作に、新たなスタンダードを提案してまいります。
 
■GILDRAYと創る、世界観を体現するグッズ制作
GILDRAYでは、定番のアパレルや雑貨、ぬいぐるみ、アクリル製品、紙製品など、グッズ制作の基本カテゴリを幅広くカバーしています。Tシャツやパーカーなどのアパレルから、キャラクターの魅力を引き出すぬいぐるみ、繊細な造形が映えるアクリルスタンド、印刷品質にこだわったステーショナリーまで、ブランドや作品の世界観を高いクオリティで形にしています。日常使いできるマグカップやバッグなどの生活雑貨も、デザイン性と実用性を両立した仕様でご提案可能です。
また、GILDRAYでは既存のフォーマットにとらわれない企画にも注力しています。特殊な印刷技術や素材の組み合わせ、視覚的なギミックを取り入れた「動きのある」グッズ、そして作品やブランドの世界観を独自の解釈で再構築したコンセプチュアルなプロダクト制作まで、多彩なニーズに応えてきました。企画段階からお客様と密に連携しながら、どんなイメージも具体的な形に落とし込むための最適な方法を模索し、実現に向けて並走いたします。
こうした多様な取り組みを通じて、GILDRAYはただ「モノをつくる」だけでなく、「世界観を届ける」という視点に立ったグッズ制作を実践しています。結果として、心に響き、ブランドの価値をさらに高めるグッズを創出できることが、私たちの強みです。初めてのグッズ制作でも安心してご相談いただける体制を整え、皆さまの想いをかたちにするお手伝いをいたします。
 
 
<会社概要>
【GILDRAY 運営事務局(LOGRAY × GILD)】
代表:新井 悠吾|國光 良将
PM/Team責任者:田中 美智香|本田 篤志
Design & Visual Team:UZNo|夜瀬らう|他所属イラストレーター複数名