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『システム・クラッシュ』(創元推理文庫) |
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第56回星雲賞が発表され、『システム・クラッシュ』(マーサ・ウェルズ/中原尚哉訳/創元SF文庫)が【海外長編部門】を受賞しました。 |
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星雲賞は、毎年開催される日本SF大会の参加者の投票によって決定されます。【日本長編部門】【日本短編部門】【海外長編部門】【海外短編部門】【メディア部門】【コミック部門】【アート部門】【ノンフィクション部門】【自由部門】の九つに分かれており、日本で最も古く長い歴史を持っているSFの賞です。 |
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受賞作の『システム・クラッシュ』は、ドラマ大好き、人間は苦手な暴走人型警備ユニット“弊機”の活躍を描いた「マーダーボット・ダイアリー」シリーズの第4作。本作でローカス賞を受賞しているほか、シリーズ累計ではなんと12もの賞を獲得しています。今回の星雲賞受賞で「13冠」となりました。 |
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また、シリーズ第1作『マーダーボット・ダイアリー』を原作とした実写ドラマ「マーダーボット」がApple TV+で好評配信中です。 |
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■『システム・クラッシュ』内容紹介 |
暴走人型警備ユニットの“弊機”は、植民惑星での異星遺物汚染事件に巻き込まれるが、ARTこと探査船ペリヘリオン号の協力もあり、窮地を脱する。だがこの惑星を狙う冷酷な企業は、いまだあきらめてはいなかった。しかも弊機は謎の障害に襲われ……ヒューゴー賞4冠&ネビュラ賞2冠&ローカス賞5冠&日本翻訳大賞受賞の大人気シリーズ、待望の第4弾!ローカス賞受賞作。解説=池澤春菜 |
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■著者プロフィール |
マーサ・ウェルズ |
1964年テキサス州フォートワース生まれ。1993年に作家デビュー。《マーダーボット・ダイアリー》シリーズ第一話「システムの危殆」(2017)でヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞のノヴェラ部門を受賞、第二話「人工的なあり方」(2018)でヒューゴー賞、ローカス賞のノヴェラ部門を受賞。長編『ネットワーク・エフェクト』(2020)でヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞を受賞。
2021年、同シリーズがヒューゴー賞シリーズ部門を受賞し、日本で刊行された『マーダーボット・ダイアリー』が第7回日本翻訳大賞を受賞。ノヴェラ「逃亡テレメトリー」(2021)でローカス賞を受賞(この作品以降、同シリーズでのヒューゴー賞、ネビュラ賞へのノミネートを辞退している)。長編『システム・クラッシュ』(2023)でローカス賞を受賞。 |
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■訳者プロフィール |
中原尚哉 |
(ナカハラナオヤ ) |
1964年生まれ。東京都立大学人文学部英米文学科卒。訳書にヴィンジ『遠き神々の炎』『星の涯の空』ほか多数。2021年、ウェルズ『マーダーボット・ダイアリー』で第7回日本翻訳大賞を受賞。 |
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■書誌情報 |
システム・クラッシュ |
マーダーボット・ダイアリー |
マーサ・ウェルズ〈著〉 |
中原尚哉〈訳〉 |
レーベル:創元SF文庫 |
ページ数:314ページ |
発売日:2024年10月10日 |
ISBN:978-4-488-78005-0 |
Cコード:C0197 |
定価:1,210円(税込) |
装画:安倍吉俊 |
装幀:岩郷重力+W.I |
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