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合同出版株式会社は、『イラスト版システム思考 子どもの問題解決力が身につく24のワーク』(一般財団法人クマヒラセキュリティ財団 編著)を 2025年7月23日より全国の書店・オンライン書店で販売しています。 |
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システム思考とは―― |
・[1]目的、[2]要素、[3]要素同士のつながり(関連)を手がかりにものごとを深く洞察するための考え方 |
・複雑で困難な課題を解決する上で必要な思考法 |
・見えない要素やそのつながりを探り、異なる時間や場所の点をつなぎながら全体像をとらえる力が育つ |
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「システム思考のツール」を使いながら考える練習をしていく。システム思考のツールのうち「フィードバックループ」〈P.100~101「巻末資料」より〉 |
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具体的に考えてみましょう。 |
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たとえば、自転車やパソコンは、一部の部品(2.要素)がなくなるとその機能(1.目的)を果たせません。一方、筆箱やフルーツボウルは、えんぴつや果物を取り出しても、筆箱やフルーツボウルとしての目的を果たすことができるのでシステムではありません。 |
システムは「もの」以外にも働いています。たとえば、野球のチームもシステムととらえることができます。リーグ優勝を目的(1.)に、メンバー(2.要素)が協力して(3.要素同士のつながり)、試合を戦います。 |
本書「この本を読むみなさまへ」より |
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ポテトチップスを食べるとコーラが飲みたくなり、コーラを飲んだらさらにポテチがおいしく感じて、ポテチとコーラの無限ループが起こるのも、システムのはたらきです。 |
ピアノのおけいこへのモチベーションが下がり、どんどんやらなくなっていくのも、友だちとのけんか、家族とのもめごと、クラス内のトラブル、そして社会課題も、システムでとらえることで、問題解決への道が開けます。 |
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ゲームがしたいのにお母さんにゲーム機を隠されてしまった例など、子どもの日常のトラブルをシステムでとらえるワークを24例掲載〈P.50~51ページより〉 |
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システム思考は、世界経済フォーラム(WEF)が発表した「将来求められるスキル」の一つとして挙げられ、持続可能な社会の実現に向けた重要なスキルとして注目されています。 |
日本の学校教育においても、〈探究学習〉や〈主体的・対話的で深い学び〉を求める流れが加速しているなかで、システム思考という構造的に考える技術は大いに役立ちます。 |
子どもと「システム思考」を実践的に学ぶための入門テキストとして最適な一書です。 |
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解題「システム思考が導く未来」(一般財団法人クマヒラセキュリティ財団 代表理事熊平 美香) |
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◆小学校高学年~ |
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【執筆】 |
熊平美香◆(一財)クマヒラセキュリティ財団代表理事、昭和女子大学キャリアカレッジ学院長、青山学院大学大学院国際マネジメント研究科特任教授、21世紀学び研究所代表理事 |
福谷彰鴻◆システム思考教育家 |
風間紗喜◆システム思考教育ファシリテーター |
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【編著】 |
一般財団法人クマヒラセキュリティ財団 |
セキュリティ科学技術の振興を通じて社会に貢献することを目的に、1991年に設立された非営利組織。教育と学習のイノベーションを通じて、安心・安全な社会の実現を目指して活動。主な取り組みとして、オランダ発祥のシチズンシップ教育「ピースフルスクール」、システム思考教育、学習する組織(学校)の普及・啓発などを行っている。 |
HP:https://www.kumahira.org
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