地域と社会が支える子どもたちの音楽活動──社会問題に挑みながら、子供達の音楽に対する熱意をクラウドファンディング

全国的に小学校の吹奏楽におけるクラブ活動が縮小・消滅しつつある中、「子どもたちが音楽を続けられる環境」を守り育てるクラウドファンディングが、仙台市から立ち上がりました。

本プロジェクトの名称は『未来へつなぐ音のバトン ~夢色音楽隊 楽器メンテナンス支援プロジェクト~』。7月22日より、寄付型クラウドファンディングプラットフォーム「コングラント」にて挑戦を開始し、多くの皆様より応援が集まっています。

吹奏楽クラブにおいては、「部として存続できない」「指導者不在」などの理由より10年で約30%の団体が消滅している現状です。

全国的にも稀有な“地域移行・外部指導モデル”の成功事例として注目されています。

このような形で公教育の枠を超えて「地域で子どもたちの文化活動を支える仕組み」は、今後の全国的なクラブ活動の地域移行政策においても一つのモデルケースとして期待されています。

夢色音楽隊の活動は、こうした教育・福祉両面の社会課題の解決にも寄与する地域活動として注目されています。

現在保有している楽器全てを修理する見積総額は約65万円。さらに、老朽化が進んだ譜面台の更新費用などを含め、合計で約70万円が必要となります。

本プロジェクトは、単なる楽器修理支援ではなく、「地域で音楽文化を育む仕組み」を未来へつなぐ、持続可能なアクションです。

1.楽器の一斉メンテナンス及び修理・調整費。老朽化した譜面台の購入費(70万円)