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2026年3月にHANAMII株式会社として資金調達を実施 |
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HANAMII株式会社(本社:沖縄県名護市/代表取締役会長:兼城 駿一郎 / 代表取締役社長:柴田 啓祐、以下「当社」)は、このたび、著名なエンジェル投資家・経営者複数名を引受先とする資金調達を実施したことをお知らせいたします。 |
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当社は、これまで多数のスタートアップを創出・支援してきたスタートアップスタジオ 株式会社みらいスタジオ と、自治体DXの推進やプロダクト開発に携わってきた 株式会社HANATABA の両社により設立された、沖縄県名護市発のスタートアップです。 |
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スタートアップ創出のノウハウと、行政・公共領域における現場知見を掛け合わせる形で、国産クラウドプラットフォーム「hanamii」の事業化を推進しています。 |
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調達した資金は、当社が独自開発する国産PaaS 「hanamii(ハナミー)」 のさらなる機能強化、開発・事業体制の拡充、および国内企業・公共領域への提供加速に充当してまいります。 |
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Webサイト:https://hanamii.jp/
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1. 資金調達の背景 |
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データ主権・国産比率への要請の高まり |
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クラウド活用の拡大に伴い、データの所在(データ主権)・国内法令への準拠・サプライチェーンにおける国産比率といった観点は、企業・自治体・公共領域の調達要件としてこれまで以上に重みを増しています。一方で、これらの要件を満たしつつ、現代のスピード感に応える"数秒でサービスを公開できる"軽快なデプロイ体験を両立したプラットフォームは、国内には依然として限られているのが現状です。 |
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拡大し続ける「デジタル赤字」という構造問題 |
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こうした「国産比率」への関心が高まる背景には、日本経済全体における構造的な課題があります。日本のデジタル関連収支、いわゆる 「デジタル赤字」は、2024年に 約6.7兆円 と過去最大を更新し、2014年と比較して3倍以上に拡大しました。特に、クラウド等を含む 「コンピュータサービス」分野の赤字は2024年に約2.5兆円
と、10年でおよそ3倍超のペースで急拡大しており、インバウンドによる旅行収支の黒字を上回る水準 にまで達しています。さらに、2035年には年間 18兆円規模 にまで拡大し得るとの予測も報じられており、経済産業省も2025年4月に『デジタル経済レポート:データに飲み込まれる世界、聖域なきデジタル市場の生存戦略』を公表するなど、国レベルでの警鐘が鳴らされています。 |
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その主因の一つが、クラウド/PaaS領域における海外ビッグテックへの強い依存です。国内のIaaS・PaaS市場では、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azureの3社が大きなシェアを占めており、日本の企業・自治体がデジタル化を進めれば進めるほど、海外事業者への支払いが膨らむ構造 になっています。 |
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すなわち、「データ主権」や「国産比率」という論点は、もはや個別企業のコンプライアンスや調達要件の話にとどまらず、日本全体のマクロ経済・経済安全保障に関わる課題となっているのです。国産のクラウド基盤を整え、その上で日本の企業・自治体・クリエイターがアプリケーションを高速に公開・運用できる環境を育てていくことは、「デジタル消費国」から 「デジタル生産国」 への転換を支える、極めて重要な取り組みであると当社は考えています。 |
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生成AI時代の「デプロイのラストワンマイル」という課題 |
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加えて、生成AI・LLMの普及により、非エンジニアであってもプロトタイプやアプリケーションを生み出せる時代が到来しました。しかし、作られた成果物を実際に世の中へ公開する「デプロイ」というラストワンマイルは、今なお高い専門性を要する領域として残されており、多くの非エンジニアやビジネスサイドの担い手にとって大きな壁となっています。 |
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当社の問題意識 |
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当社は、こうした課題に正面から応えるべく、「国産基盤の上で、世界水準のスピードでアプリケーションを公開できる環境を提供すること」 と、「生成AI時代における『デプロイのラストワンマイル』を、非エンジニアにも開放すること」 の2つをミッションに掲げ、沖縄県名護市にて設立されたスタートアップです。 |
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2. プロダクト「hanamii」について |
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「hanamii」は、"日本の空に咲くクラウドプラットフォーム"をコンセプトに独自開発された国産PaaSです。生成AI・LLMの発展という時代の潮流を捉えた、非エンジニアによるプロダクト開発・リリースへの強力な支援のほか、プロユースにおいても既存海外PaaSに引けを取らない高品質なサービス・基盤として開発・提供しています。 |
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hanamiiの特徴 |
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平均45秒の高速デプロイ 最適化されたビルドパイプラインとインフラにより、アプリケーションの本番公開までの待ち時間を最小限に抑えます。 |
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100%日本国内でのデータ管理 すべてのデータは日本国内のデータセンターで管理され、個人情報保護法をはじめとする国内法令に準拠。データ主権を重視する業態・企業にも安心してご利用いただけます。 |
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さくらインターネットのクラウド基盤を採用 バックエンドには、さくらインターネット株式会社の「さくらのクラウド」を採用。国内調達が必要な案件、データ所有権・保存場所を国内にするべき業態・企業・公共領域にも、高速かつ信頼性の高いデプロイ環境を提供します。 |
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生成AI時代のデプロイを強力に支援 GitHubリポジトリ連携による自動デプロイに加え、ビルド済みファイルのドラッグ&ドロップ公開など、多彩なワークフローに対応。AIが開発したプロトタイプ・ソースコード・プロダクトを、そのままスムーズに公開でき、従来は非エンジニアにとって困難であった「デプロイ」というサービス公開までのラストワンマイルをしっかりと支援します。 |
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上記の特徴をベースに、「Calm. Fast. Trusted.」をキーワードに、hanamiiは落ち着いた体験・速さ・信頼の三つを兼ね備えた、日本品質のクラウドプラットフォームを目指しています。 |
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3. HANAMII株式会社の設立母体について |
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当社は、領域の異なる2社のジョイントによって生まれたスタートアップである点も大きな特徴としています。 |
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"日本品質のクラウドプラットフォーム"という事業テーマは、両社がこれまで培ってきた知見と実績のかけ合わせなくしては成立し得ないものです。 |
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株式会社みらいスタジオ(スタートアップスタジオ) |
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これまで多数のスタートアップを創出・支援してきたスタートアップスタジオ。事業仮説の検証、プロダクトマーケットフィットの探索、チームビルディング、資金調達戦略に至るまで、ゼロイチでの事業立ち上げに関する深い知見を有しています。HANAMII株式会社の設立・初期プロダクト開発・事業立ち上げを、スタジオとしてリードしています。 |
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株式会社HANATABA(自治体DX/プロダクト開発) |
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自治体DXの推進、および行政・公共領域を中心とするプロダクト開発の実績を持つ企業。「国内要件」「データ主権」「公共領域での調達要件」といった、hanamiiが解決を目指すテーマに対して、現場に根ざした実践知と開発力を提供しています。 |
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この2社がそれぞれの強みを持ち寄り、「スタートアップとしての速度」×「公共領域の要件に対応できる堅牢さ」を両立するために設立されたのがHANAMII株式会社です。この成り立ちそのものが、hanamiiというプロダクトの設計思想に直結しています。 |
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HANAMII株式会社はこの両社の代表が議論を重ね設立し、両社の最高技術責任者(CTO)も動員するという強固なタッグ・体制によって事業推進を行っています。 |
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4. エンジェル投資家からのコメント |
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今回の資金調達ラウンドでは資金面での支援に加え、類まれなる経営力やネットワーク、実績をお持ちのエンジェル投資家・経営者の皆さまから投資をいただきました。 |
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経営やプロダクト・マーケットに対するフィードバックに加え、各自の持つアセットもかけ合わせながらhanamiiの本格展開を目指します。 |
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麻生 要一 氏(株式会社アルファドライブ 代表取締役社長 兼 CEO/琉球アルファドライブ 代表) |
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私自身、同じ沖縄県名護市で琉球アルファドライブを運営し、この地からのスタートアップ創出と新規事業支援に取り組んでいます。HANAMIIが名護を拠点に国産PaaSで勝負する挑戦は、「地域から日本全体の競争力を押し上げる」 という、私たちが信じる仮説そのものを体現する事業です。これまで1500件を超える新規事業に伴走してきた経験から見ても、hanamiiが向き合う「データ主権」「デジタル赤字」「デプロイの民主化」は、日本社会にとって避けられない課題。同じ地域の仲間として、全力で応援しています。 |
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越智 聖人 氏 (hojoudata合同会社 代表社員) |
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AIによって開発のボトルネックは「作ること」から「運用すること」へと移行しています。しかし多くの企業はこの変化に対応できていません。hanamiiはデプロイとインフラ運用を一体化することで、事業化のスピードと再現性を大きく引き上げるプロダクトです。こうした開発・運用基盤の整備が、企業の継続的な学習と改善を支えることにもつながると考えています。エンタープライズ領域での導入・展開に関与し、事業として成立する形での社会実装を後押ししていきます。
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深津 貴之 氏(THE GUILD 代表) |
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これまで「発信」を一部の人の特権から、すべての人のものへと開いていくことに挑戦してきました。生成AIによって誰もがアプリを作れる時代に、hanamiiは同じことを「デプロイ」という最後のハードルで実現しようとしています。しかもその基盤に国産クラウドを据え、体験の民主化とデータ主権という、本来両立の難しい2つに真正面から向き合っている。AI時代のプロダクトを支えるインフラとして、hanamiiの成長を楽しみにしています。 |
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松本 一哉 氏(株式会社MBBR 代表取締役社長/公認会計士) |
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公認会計士として20年近く、スタートアップから上場企業まで幅広いステージの企業に伴走してきました。複数の上場企業で社外監査役を務める立場から強く感じるのは、「日本のデジタルインフラが国内に残り続けること」の戦略的な重要性です。デジタル赤字が拡大するなか、hanamiiが国産基盤の上でスピードと信頼性を両立しようとしている挑戦は、企業ガバナンスや公共領域の調達要件の観点からも意義深いものだと捉えています。北九州を拠点に起業家支援に携わる一人として、沖縄・名護発のHANAMIIを、同じ西日本の仲間として応援しています。 |
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渋谷 修太 氏 |
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「地方にこそイノベーションの種がある」と信じ、新潟から東証グロース市場への上場に挑んできました。沖縄・名護を起点に国産PaaSで世界を狙うHANAMIIには、自分ごとのように強い共感を覚えます。モバイルアプリ開発の現場に長く携わってきた立場から見ても、「作ったものを素早く、安定的に届ける」というデプロイ体験の刷新は、大きな価値をもたらす挑戦です。地方から世界へ届くプロダクトへと育っていく未来を、全力で応援しています。 |
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志水 文人 氏 |
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大企業での新規事業開発経験や、ヘルスケア領域でのスタートアップ創業・EXITの経験を踏まえ、HANAMII捉えている課題感や目指す世界観に強く共感しています。これから多くの起業家や大企業が新規事業・プロダクトを作り世界を変えていくにあって、hanamiiの思想や機能性およびポジションは非常に重要だと思っており、投資もさせていただきました。応援しています! |
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矢澤 慎之介 氏 |
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生成AIで作ったものをすぐに動かせる時代になり、デプロイ体験そのものが変わりつつあります。同時に、データを国内に置きたいというニーズを超え、インフラを含めすべて国内で完結させたいというニーズも確実に高まっています。hanamiiはその両方を正面から取りにいくサービスだと思っています。リクルート時代の同僚であるHANAMII代表取締役会長 兼城の熱量にも背中を押され、出資を決めました。その挑戦を全力で応援します。 |
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5. 代表コメント |
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代表取締役会長 兼城 駿一郎 |
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代表取締役会長 兼城駿一郎 |
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共同代表の柴田とは沖縄で出会って約6年。互いにスタートアップや自治体の支援をしつつ、自らも起業家かつエンジニアとして多くのプロダクトを生み出してきました。 |
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その中で感じていた課題感と、日本に立たされている危機的状況について熱く議論したのが北海道だったというのも印象的です。 |
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北海道から沖縄まで、日本という素敵な場所を起点に世界に花開いていくプロダクトの基盤になれるように尽力してまいります。 |
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今回の資金調達ラウンドでは、当初の想像を遥かに超えた素敵な投資家の皆様に参画いただきました。HANAMIIの目指す世界観や捉えている課題についてお伝えした際に、すぐに「それはやるべきだ」「応援している」という力強い後押しをいただきました。我々HANAMIIでは株主もユーザーもみんなファミリーであると捉えており、そのようにお伝えもしています。ファミリーで一丸となって、目指す世界を実現できるように頑張ります! |
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代表取締役社長 柴田 啓佑 |
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代表取締役社長 柴田啓祐 |
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今回のラウンドでは日本のIT・スタートアップ業界を牽引する力強い皆様からご出資をいただきました。「日本のデータ主権を守り、開発者の生産性を解放する」という私たちの静かで熱いビジョンに共感し、多大なるご期待と支援をお寄せいただいた投資家の皆様に、心より深く感謝申し上げます。 また、hanamiiは決して私たちだけの力で成り立っているわけではありません。
インフラ基盤として強力な連携体制を築いてくださっているさくらインターネット様をはじめ、日頃からフィードバックをくださる開発者の皆様、そして「日本に安心して使えるデプロイ環境が欲しい」と切実な声を届けてくださった企業の皆様の支えがあってこそ、本日の発表を迎えることができました。この場を借りて、hanamiiを支えてくださるすべての皆様に厚く御礼申し上げます。 |
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現在、生成AIによるコード生成の劇的な進化により、これまで数ヶ月かかっていたシステム開発が数日に短縮される「AI大量ソフトウェア時代」が到来しています。ソフトウェアの需要と供給が幾何級数的に増大し、誰もが作り手になれる時代において、「開発したものを数秒で世界に公開できる」デプロイ環境の重要性はかつてなく高まっています。 しかし、日本の開発現場には大きなジレンマがありました。
優れた開発者体験を提供する海外プラットフォームは、医療・金融・官公庁などが求める厳格な国内データ保管要件を満たすことが難しく、日本の商習慣や為替変動(円安)リスクへの対応にも課題を抱えています。その結果、社内ガバナンスやインフラ調達の壁に阻まれ、AIがもたらす開発速度の恩恵を十分に社会実装できない現状があります。 hanamiiは、この課題を根本から解決します。 Git連携から数秒で国内データセンターへ公開できる「世界標準の開発者体験」と、物理的なデータ保管場所を国内に限定しAPPI(個人情報保護法)に完全準拠する「日本のデータ主権」を両立させた、新しいクラウドプラットフォームです。 |
私たちは、hanamiiを単なるホスティングサービスで終わらせるつもりはありません。インフラの専門知識がなくても、AIが生成した無数のアプリケーションを即座に、かつ安全に本番環境へデプロイできる環境を提供することで、日本のAI開発を加速させます。 今回調達した資金は、基盤となるインフラストラクチャの強化、セキュリティ水準のさらなる向上、そして共に「AI社会ネイティブなデジタル基盤」を創り上げるエンジニアの採用に投資いたします。 私たちは日本の美意識が宿る、誠実で信頼できるデプロイ体験を通じて、挑戦するすべての人を支え、やがては世界のデジタル社会を根底から支えるインフラストラクチャとなるべく邁進してまいります。 |
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6. 今後の展望 |
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調達した資金をもとに、当社では以下の取り組みを加速してまいります。 |
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エンタープライズ・公共領域向け機能の拡充(セキュリティ、監査ログ、コンプライアンス機能 等) |
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生成AI連携のさらなる強化(AIが生成したコード・プロダクトをより自然にデプロイできる体験の追求) |
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「hanamii」という名前には、桜が咲き誇るように、日本のアプリケーションが日本の空に花開いてほしいという想いが込められています。当社は Calm. Fast. Trusted. を大切にしながら、国内のソフトウェア開発・デプロイ体験のアップデートに取り組んでまいります。 |
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7. 会社概要 |
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会社名:HANAMII株式会社 |
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所在地:沖縄県名護市宮里 1004番地 nagonova |
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代表取締役会長:兼城 駿一郎 / 代表取締役社長:柴田 啓祐 |
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事業内容:国産PaaS「hanamii」の企画・開発・提供 |
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設立:2025年11月 |
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設立母体:株式会社みらいスタジオ( https://miraistudio.co.jp/ )/株式会社HANATABA( https://hanataber.co.jp/ ) |
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URL:https://hanamii.jp/
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