ブラザー工業株式会社が、名古屋市港区の工場敷地内で建設を進めてきた新倉庫が完成し、5月7日より稼働を開始した。今回完成した新倉庫「港第2倉庫」は、延べ床面積約16,000平方メートル の3階建てで、総事業費は約50億円。倉庫の完成に伴い、ブラザー工業の物流子会社であるブラザーロジテック株式会社の本社機能も移管する。
 
港第2倉庫の外観
 
■港第2倉庫の概要
所在地 ブラザー工業株式会社 工場敷地内 (名古屋市港区港明一丁目10番19号)
施設用途 製品、部品の保管用倉庫、オフィス
稼働開始日 2026年5月7日
延べ床面積 約16,000平方メートル
 
ブラザーグループは、2030年を見据えたグループビジョン「At your side 2030」において産業機器や産業用印刷機器などの産業用領域を注力領域として位置づけている。今回、同領域のビジネス拡大に伴い関連する製品や部品の保管需要が高まることや、敷地内で倉庫として活用している複数の工場棟の老朽化が進んでいること、海抜が低い港湾地区に位置しており津波による水害リスクが想定されることなどから、新倉庫の建設に至った。なお、港第2倉庫は、2022年に完成した港第1倉庫と同じ工場敷地内に建設された。
 
港第2倉庫では、津波で想定される高さよりも床面を80cm高い位置に設置することで、BCP(事業継続計画)対策を講じている。また、屋上には太陽光パネルを設置予定で、再生可能エネルギーの活用を促進し、CO2排出量削減にも貢献する。さらに、ブラザーロジテックの本社機能も移管し、国内におけるグループ全体の倉庫・物流業務の効率化を推進していくという。
 
ブラザーは「今後は、災害リスクに備えるとともに環境負荷の低減に努めながら、ビジネス拡大に向けて安定した物流体制を構築していく」としている。