一般社団法人宇宙美容機構が、国際宇宙ステーションにおける生活環境と美容課題を体系的にまとめた包括的ガイドブックを発表
一般社団法人宇宙美容機構(本社:東京都中央区/代表理事:寺岡 慎太郎)は、「宇宙×美容」共創プロジェクトの成果をまとめた書籍、ISSでの生活・美容の現状と課題がわかる 包括的ガイドブック『SPACE BEAUTY BOOK B ISS編』を制作し、2026年4月28日に出版いたしました。
https://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B0GX34M6PY/
SPACE BEAUTY BOOK カバー
 
 
■『SPACE BEAUTY BOOK B』は、「宇宙×美容」という新領域における研究開発・事業参入に必要な情報を、国際宇宙ステーション(ISS)の実環境をベースに体系化した、実務・R&D向けの包括的ガイドブックです。
SPACE BEAUTY BOOK Aが未来の社会や産業の可能性を描く“未来編”であるのに対し、本書Bは、宇宙における生活環境・身体変化・研究開発条件・制度的制約などを整理し、「実際に何ができるのか」「どこに課題があるのか」を具体的に理解するための“実装編”に位置づけられます。
宇宙産業は近年、当初の予測を大きく上回るスピードで拡大しており、有人宇宙活動の民間開放や宇宙旅行の進展に伴い、「生活」「健康」「美容」といった領域の重要性が急速に高まっています。しかし一方で、宇宙における生活・美容に関する情報は、複数の機関や論文、技術資料に分散しており、体系的に把握することは容易ではありません。
本書は、こうした情報の断片性という課題に対し、NASA、ESA、JAXAなどの公開情報や論文をもとに再構成し、宇宙環境における美容・生活課題を実務的な視点から体系的に整理しています。
さらに、ISSの環境制御・生命維持システム(ECLSS)、空気・水・温湿度・微生物管理などの生活基盤に関する詳細な条件を整理することで、宇宙における製品開発やサービス設計に必要な前提条件を明らかにしています。
また、本書では以下のような実務的なテーマについても具体的に解説しています。
・宇宙環境が人体(皮膚・毛髪・体液・メンタル)に与える影響
・ISSにおける生活環境(温度・湿度・空気循環・水資源制約)
・宇宙での研究開発・実験の基本構造と実施条件
・宇宙で使用可能な化粧品・美容製品の適格要件
・輸送・保管・安全基準など、宇宙特有の制約
・現時点での課題と今後の研究開発の方向性
また、宇宙でこれまでに行われてきた実験事例や、企業が宇宙環境をどのように活用し成果を得ているのかを整理するとともに、現在利用可能な実験設備や環境を踏まえ、生活・美容関連企業がどのような研究開発を実施し得るのかを、美容視点から具体的に検討・提示しています。
宇宙飛行士の身体への影響
宇宙環境下での研究事例
 
本書は、宇宙に関する一般的な知識を提供するものではなく、「宇宙環境を前提とした研究・開発・事業検討を行うための基礎情報を整理した資料」として設計されています。
そのため、以下のような方にとって特におすすめです。
・化粧品・美容メーカーのR&D担当者
・新規事業・事業開発担当者
・宇宙関連事業への参入を検討している企業
・大学・研究機関におけるライフサイエンス/宇宙研究者
・宇宙環境を活用した製品・サービス開発に関心のある方
また、本書は、生活・美容関連企業が宇宙に対してどのようなニーズや課題意識を持っているのか、さらに宇宙環境がどのように活用され得るのかを理解する上でも有用であり、宇宙事業者にとっても新たな顧客・市場の可能性を捉えるための視点を提供します。
 
宇宙は「遠い未来の市場」ではなく、すでに研究開発・実証の場として機能し始めています。
その中で、美容・生活領域はまだ体系化されていない未開拓領域であり、大きな可能性と同時に多くの課題が存在します。
本書は、それらを俯瞰し、現状と課題を正確に把握することで、次の一手を考えるための基盤となる一冊です。
宇宙実験に関する情報ページ
 
『SPACE BEAUTY BOOK』シリーズは三部構成で刊行予定です。
Series A(刊行済)
 未来社会と「宇宙×美容」の可能性を描く未来編。
Series B(本書)
 国際宇宙ステーションでの研究や美容企業の宇宙参入事例を整理。さらに、宇宙での研究事例、実験設備や手続き、課題、今後の展望を体系的に解説。美容企業のR&D担当者や新規事業担当者に必須の内容です。
Series C(刊行予定)
 宇宙生活における具体的な美容・衛生行為を解説。ISSの設備や注意点を紹介しつつ、髪の洗い方やスキンケアの方法を提案。宇宙飛行士や健康管理担当者、宇宙生活製品の開発者に役立つ実践的な知見をまとめています。
国際宇宙ステーション(ISS)や月面開発、民間宇宙旅行が現実となる時代に、美容を単なる外見を整える行為ではなく「人間らしい生活(QOL/ウェルビーイング)の基盤」として再定義し、未来社会における役割を描き出しています。
2026年秋発売予定のSPACE BEAUTY BOOK C
 
■本書の特徴:宇宙・美容産業横断の3年間の共創プロジェクトの活動成果を掲載
株式会社資生堂ビューティークリエイションセンター、SPACE BD 株式会社、株式会社SPACE BEAUTY LAB、一般社団法人Space Medical Accelerator、高砂熱学工業株式会社、TSUYOMI株式会社、弁護士法人GVA法律事務所、株式会社マンダム、三井物産エアロスペース株式会社、有人宇宙システム株式会社(※企業名は五十音順)
 
■書籍概要
書名:『SPACE BEAUTY BOOK B ISS編』
価格:¥1,250(税込)
仕様:電子書籍(Kindle版・固定レイアウト)
発売日:2026年4月28日
発行:一般社団法人 宇宙美容機構
出版:一般財団法人 国際ケアメイク財団
EPUB制作:イーブックスパブリッシング
協力:株式会社資生堂ビューティークリエイションセンター、SPACE BD 株式会社、株式会社SPACE BEAUTY LAB、一般社団法人Space Medical Accelerator、高砂熱学工業株式会社、TSUYOMI株式会社、弁護士法人GVA法律事務所、株式会社マンダム、三井物産エアロスペース株式会社、有人宇宙システム株式会社(※企業名は五十音順)
 
 
■一般社団法人宇宙美容機構について
一般社団法人宇宙美容機構(Space Cosmetology Organization/SCO)は、「宇宙x美容」をテーマに、宇宙環境における美容・衛生技術の研究開発、そして地上への応用を推進する産業横断型プラットフォームです。
美容・ヘルスケア・デザイン・文化など多領域の専門家・企業・研究機関が連携し、「宇宙におけるQOL(Quality of Life)とウェルビーイングの向上」を目指して活動しています。
2022年度より『共創プロジェクト』を立ち上げ、宇宙における美容・生活課題の解決と、宇宙産業・美容産業の発展、そして未来社会の課題解決を目指した取り組みを進めてきました。
(※共創プロジェクト第1期・第2期は2025年3月に終了いたしました)
 
SCOでは、国際宇宙ステーション(ISS)における生活環境や美容・衛生技術に関する研究、美容・生活関連製品の開発支援、製品の打ち上げおよび宇宙実験に関する知見の整理・提供など、実践的な取り組みを進めています。さらに、宇宙美容・生活分野における市場調査、産業構造・技術動向の分析、美容業界の将来動向や技術トレンドの研究にも取り組み、その成果を社会へ還元しています。
これらの活動は、宇宙飛行士の生活支援から企業のR&D・新規事業開発に至るまで、宇宙環境における美容・衛生・健康管理技術の実証と、地上産業への応用を見据えた取り組みです。

SCOはこうした研究や協働を通じて知見を蓄積しながら、宇宙と地上の双方で持続的な価値創出を目指しています。また、宇宙環境下での美容・衛生行為の最適化や、次世代の宇宙生活におけるQOL向上を目指した実証・提言活動を通じて、産業・学術・文化の各領域をつなぐ共創のプラットフォームとしての役割を担っています。加えて、民間企業や大学、研究機関との協働により、宇宙での生活技術開発だけでなく、地上産業への波及と文化的価値の創出を推進しています。
 
SCOはまた、宇宙美容および関連産業に関する市場・産業分析を体系的に行い、『Space Beauty Book』シリーズなどを通して、知見と洞察を発信しています。これにより、美容・宇宙産業を結ぶ“知のハブ”としての役割を果たし、学術・産業・文化の共創を促進しています。
さらに、教育・文化活動にも力を入れ、次世代に向けた「宇宙×美容」領域の人材育成と社会的普及を推進しています。
 
この件に関する、お問い合わせ先
一般社団法人宇宙美容機構
事務局
所在地:東京都中央区日本橋室町3丁目3番9号 日本橋アイティビル3F
X-NIHONBASHI BASE
メールアドレス:info@spacecosmetology.org
URL:www.spacecosmetology.org

『SPACE BEAUTY BOOK』シリーズは三部構成で刊行予定です。