優先箇所・予算別プランニング・補助金シミュレーションをプロが徹底解説

「断熱リフォーム=冬の寒さ対策」というイメージをお持ちではないでしょうか。しかし、近年の記録的な猛暑において、室内に熱を呼び込む最大の原因は窓です。窓の断熱性能を高めることで、夏の冷房効率が大きく改善されるにもかかわらず、「暑さ対策として窓断熱リフォームが有効である」ことはまだあまり知られていません。

リフォーム一括見積もりサービス・情報メディア「リフォームガイド」(https://www.reform-guide.jp/)を運営するあなぶきデジタルサービス株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:松本伸也)は、2025年9月に窓断熱リフォーム経験者240名を対象にアンケート調査を実施。経験者のリアルな実態として、以下のことが明らかになりました。

の3つの質問を、窓断熱リフォームに精通した専門家2名への取材を通して伺いました。

•木内 良 氏(LIXILリフォームショップ木うち 店長)

木内 良 氏(LIXILリフォームショップ木うち 店長)

建築業界29年の経験を持つLIXILリフォームショップ窓マイスター。

横浜市鶴見区を拠点に、窓断熱から一棟まるごとの断熱改修まで高性能住宅化を手がけている。

断熱リフォームの実績が豊富な一級建築士事務所として、住宅設計のプロの目線から住まいと将来を考えた断熱プランを提案。敷地や建物のコンディションを把握した上で資産価値を維持する提案を行っている。

今回取材に協力いただいたのは、現場で数多くの窓断熱リフォームを手がけてきた専門家2名です。それぞれの専門性をふまえた視点から、検討者がつまずきやすい3つの疑問に答えていただきました。

夏の暑さ対策として窓の断熱リフォームを実施する場合は「西側・南側」から着手するのが基本だと専門家は言います。特に西日は夕方にかけて部屋を強烈に温めるため、ここを放置すると冷房効率が大きく下がります。

また、天井のトップライト(天窓)がある家も注意が必要だと矢部氏は指摘します。直射日光が真上から降り注ぐことで部屋がサウナ状態になることもあり、開閉できないFIXタイプの内窓を設置して熱を遮断するだけでも体感温度はかなり変わるといいます。

予算50万円以内でも、マンションであれば全室の内窓設置リフォームが可能なケースが多いと専門家は言います。夏の西日が強い部屋に絞って内窓を設置するだけでも、冷房効率の改善を実感しやすいとのことです。

一方、戸建ての場合は窓数が多いため、西日が強く差し込み室温が上がりやすい部屋などの「熱の侵入経路となっている窓」や日中よくいるリビングなどの「日常生活で長く過ごす空間の窓」からリフォームを進めるなど、優先箇所に絞るのが現実的なプランです。

なお、カバー工法は内窓設置の2倍以上の費用がかかるため、カバー工法で断熱リフォームを行う場合は、予算とのバランスを慎重に見極める必要があります。

政府の省エネ推進を背景に補助金制度が充実している一方、「実際いくらお得になるのか」はなかなかわかりにくいのが現状です。

2025年度の補助金額をもとにした試算では、一般的な掃き出し窓(幅1.3m×高1.8m)の商品代8万1,000円に対し補助金が4万4,000円適用され、自己負担は3万7,000円(補助率約54%)と専門家はいいます。

さらに国と東京都の補助金を併用した場合、約100万円の工事が約25万円で済んだ事例もあるといいます。ただし補助金額は年々減少傾向にあり、2026年も先進的窓リノベ事業は継続中ですが、早めの検討が賢明です。

今回の取材全文はこちらからご覧いただけます。

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