導入の背景
近年、大学キャンパスにおける不審者対応や学生間のトラブルなど、安全管理の重要性が高まっています。東京農業大学では、こうした背景を受け、学生がより安心して学べる環境を提供するため、最先端のAI技術を活用したasillaを本格導入しました。
東京農業大学では2024年4月よりasillaの試験運用を開始しておりましたが、この度警備業務への適用によりasillaの有効性が認められ、またスピーカーとの連携を通じた警備の高度化に目途が立ったため本格的な導入に至りました。
asillaは映像解析AIが不審な動きや特定の行動をAIが自動で検知し、キャンパスの警備員や担当者へ即時通知をするシステムです。これによって不審者の早期発見や学生間のトラブルへの迅速な対応が可能となり、事件・事故の未然防止に貢献します。
東京農業大学 世田谷キャンパスにおける主な活用意図
不審者への警戒強化:不審な人物や行動をAIが自動で検知し、警備員へ即時通知。
トラブル早期発見: 学生間の揉め事や喧嘩等のトラブルの兆候をAIが察知し、迅速に対応
フラッパーゲートの不正利用対策:フラッパーゲートの不正利用をAIが発見し、予防対策を講じることで、学内の秩序維持に役立てる。
非常事態の早期発見: エレベーター内での閉じ込めなど、緊急事態が発生した際にAIが異常を検知し、迅速な救助活動につなげる。
今後の展望
東京農業大学では、今後、アジラの検知システムとスピーカーの連携を予定しています。これにより、AIが不審な行動や緊急事態を検知した際、警備員への通知と同時にスピーカーから警告音や音声メッセージを自動で発することが可能になります。
この連携は、不審者への即時警告や、緊急時の的確な指示出しを可能にし、より安全かつ効率的な警備オペレーションの実現に大きく貢献します。
アジラは今後も同キャンパス内のセキュリティ体制を強化し、学生の「安心・安全」を最優先に、より良い教育・研究環境の提供を支援してまいります。
東京農業大学
代表者:学長 江口 文陽
所在地:世田谷キャンパス. 〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1
公式サイト:https://www.nodai.ac.jp/campus/map/setagaya/
株式会社アジラ
代表者:代表取締役CEO 兼 COO 尾上 剛
所在地:東京都町田市中町一丁目4-2
事業内容:行動認識AIをベースとした各種プロダクト・ソリューションの開発・提供
公式サイト:https://jp.asilla.com/