第1回目は、デジタル社会における依存・性暴力について考える 日時:2026年4月25日(土)10:30~16:30 於ComoNe LOAM HALL
国際NGOプラン・インターナショナル(所在地:東京都世田谷区 理事長:池上清子 以下、プラン)は、2025年7月より展開しているSRHR for JAPANキャンペーンの一環として、IKOKOあいち(いのち・からだ・こころネットあいち)が3回にわたり開催する対話フォーラム『こどもたちの心と体をまもるために』に協力することになりました。
 
2025年に発生した名古屋市での教員による女子児童の盗撮事件は、社会全体に深刻な衝撃を与えました。この事件は、教育現場のもならず日本全体の課題として、子どもたちを性暴力から守るための安全ネットワークの不足を浮き彫りにしました。
こうした問題に対処するため、文部科学省は、2023年より「生命(いのち)の安全教育」を推進しています。これは、生命の尊さを学び、性暴力の根底にある誤った認識や行動、また、性暴力が及ぼす影響などを正しく理解したうえで、生命を大切にする考えや、自分や相手、一人ひとりを尊重する態度等を発達段階に応じて身に付けることを目指した教育です。
しかしながら、教材を活用する学校が約14.8%(2026年時点)にとどまるなど、全国的に実施率は低調な状況にあります。
こうした現状を解決するために、SRHR for JAPANキャンペーンでは、より包括的な「生命(いのち)の安全教育」の展開を目指し、さまざまなステークホルダーと連携して新たな教育モデルの構築を支援しています。
 
■  あいち・名古屋から始める
IKOKOあいちは、子どもたちに必要なのは、性暴力の予防にとどまらず、自分のからだと人生を自分で選ぶ力を育む教育を日本の真ん中にある愛知県名古屋市から変えていくことに意味があると考え、産婦人科医として子どもや若者の性と健康に向き合ってきた伊藤加奈子氏と、女性起業家支援を通じてマイノリティが社会の周辺へ追いやられる構造と向き合ってきた鈴木世津氏が連携して2026年に発足させたネットワークです。
2026年は、3回にわたり、医療と経済、現場と社会、ふたつの視点を持ち寄ることで、多角的に課題に取り組むフォーラムを開催し、当事者である子どもたち、子どもの安全について不安を抱えている保護者、専門家、何とかしたいという思いのある地域の大人たちが共に学び、つながる場を設けます。
そして、あらゆる大人たちがそれぞれの専門性を生かしながら、社会全体で子どもたちに向き合っていけるような環境をつくることを目指します。
プランは、これら3回のフォーラムの開催に協力する予定です。
 
 第1回(4月) デジタル社会における性暴力・いのちの安全教育を入口として、子どもたちを取り巻くリスクを社会全体に共有します。
 第2回(7月予定) 性教育とコミュニケーション教育を軸に、子どもたちのキャリア形成を共に考えます。自分のからだと人生を自分で選ぶ力は、生き方・働き方にも直結するという視点から、幅広いステークホルダーとの対話を深めます。
●  第3回(11月予定) 愛知・名古屋発の「SRHRあいちモデル」の構築を目指し、子どもたちのセーフガーディングを地域社会全体で担う仕組みとネットワークを設計します。
 
第1回対話フォーラム『こどもたちの心と体をまもるために』―デジタル社会における依存・性暴力について考える―
【イベント概要】
日時:2026年4月25日(土)10:30~16:30(受付10:00)
場所:東海国立大学機構 ComoNe LOAM HALL(名古屋大学駅直結) 愛知県名古屋市千種区不老町
参加費用:無料
主催:IKOKOあいち(いのち・からだ・こころネットあいち)
協力:公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン
イベント概要URL: https://ikokoaichi20260425.peatix.com/
※会場・オンラインのハイブリッド開催
<イベント内容>
▶講演 
▶盗撮カメラなどの展示 
▶命の安全教育実践の事例報告 
▶パネルディスカッション(高校生・学生/教育関係者など)
▶ランチ交流会
 
◎登壇者情報についてはこちらをご覧ください。
https://ikokoaichi20260425.peatix.com/
伊藤加奈子(IKOKOあいち代表/産婦人科医/ココカラウィメンズクリニック院長)
鈴木世津(IKOKOあいち副代表/femUniti株式会社代表取締役)
河野荘子(名古屋大学大学院教育発達科学研究科・教育学部教授)
竹内和雄(兵庫大学環境人間学部教授)
櫻井裕子(さくらい助産院代表/助産師)
池畑博美(NPO法人虹色のたね理事長) 
【主催者からのメッセージ】
伊藤 加奈子氏 
いのち・からだ・こころネットあいち代表、ココカラウィメンズクリニック院長
いま、子どもたちはデジタル社会の中で育っています。
スマートフォンやSNS、オンラインゲーム、AIなどは、子どもたちの世界を広げる一方で、新たなリスクも生み出しています。
産婦人科医として日々子どもや若者と向き合う中で、私は、性や人間関係の悩み、SNSトラブル、そして誰にも相談できずに傷ついている子どもたちの存在に触れてきました。
これらは子ども個人の問題ではなく、社会全体で向き合うべき課題です。
子どもを性犯罪やオンライン上のトラブルから守るためには、社会が守る仕組みと同時に、子ども自身が自分の「いのち」「からだ」「こころ」を大切にする力を育む教育が必要です。
 
子どものいのち・からだ・こころは、社会全体で守られるべきものです。
そして何より、すべての子どもが 「安心して生きていい」 と感じられる社会であってほしいと願っています。
そのために、医療・教育・福祉・行政・企業・地域がつながり、対話し、学び合う場をつくりたいと考え、本フォーラムを開催します。専門家だけでなく、行政、教育関係者、保護者、そして子どもたち自身の声を持ち寄り、共に考える場にしていきたいと思います。
このフォーラムが、子どもたちの安全と尊厳を守るための第一歩となることを願っています。
 
*本イベントについて、取材をご検討くださいますようお願いいたします。
 
 SRHR for JAPAN は、多くのステークホルダーと連携しながら、日本における「心と体を守る教育」の推進を目指すキャンペーンです。
https://srhrforjapan.com/
 
■「国際NGOプラン・インターナショナル」について
国際NGOプラン・インターナショナルは、誰もが平等で公正な世界を実現するために、子どもや若者、さまざまなステークホルダーとともに世界80カ国以上で活動しています。子どもや女の子たちが直面している不平等を生む原因を明らかにし、その解決にむけ取り組んでいます。子どもたちが生まれてから大人になるまで寄り添い、自らの力で困難や逆境を乗り越えることができるよう支援します。
https://www.plan-international.jp/