テクノロジーグループであるMAHLE(マーレ)は2025会計年度の業績を発表し、「不透明な事業環境」「新たな米国関税」「サプライチェーンの混乱」「規制に関する議論の継続」等のキーワードで特徴づけられる厳しい状況下にありながら、営業利益が改善したことを報告しました。売上高は113億ユーロとなり、為替変動や子会社の連結除外による影響を除いた実質成長率は0.6%を記録しました。 特別損益を除いた調整後EBIT(利払前・税引前利益)は4億4,200万ユーロに増加し、調整後EBITマージンも3.9%に改善しました。同時に、純債務の削減と自己資本率の向上にも成功し、グループ全体として通期黒字を確保しました。厳しい事業環境や組織改編に伴う費用発生が続く中でも、2023年からの回復基調を維持しています。新たなグループ体制によるシナジーが着実に表れ、地域機能の強化によって業務プロセスのスピードも向上しました。「電動化」「熱管理」「内燃機関」に重点を置くグループ戦略「MAHLE 2030+」も順調に進展しています。売上高に占める研究開発(R&D)費比率は5.4%と安定し、特許出願と発明件数は約860件に達するなど、MAHLEグループの革新力は引き続き高い水準を維持しています。「MAHLEは利益ある成長軌道へと着実に進んでいます」と、ドイツStuttgartで開催された年次記者会見で、MAHLEグループマネージメントボード会長兼最高経営責任者(CEO)のArnd Franzは述べています。「努力が確実に成果として表れています」。依然として先行きが不安定な事業環境が続く中、MAHLEは信頼性と競争力を重視し、変化への柔軟な対応を続ける方針です。「効率化プログラム『Back on Track』の完遂に向け、引き続き取り組んでいきますと」とFranzは強調しています。