~生成AIで江戸小紋の技術を継承。伝統工芸DXによる若者の社会参加事例として~
 文京学院大学(学長:福井 勉)は、経営学部の川越 仁恵教授による伝統工芸活性化プロジェクトが、実教出版株式会社発行の高等学校「公共」用資料集『2026ズームアップ公共資料 新訂版』に掲載され、学習教材として活用されたことをお知らせします。
 
 掲載の背景
 本資料集では、「キャリアと社会参加」を主題としたページにおいて、川越研究室の取り組みが「伝統継承を通じた若い世代の社会参加」の事例として紹介されています。
 国の重要無形文化財である「江戸小紋」の職人不足という課題に対し、学生たちは過去の図案から、これまで言語化・マニュアル化されていなかったデザイン理論の抽出を試みました。その過程で学生が目指したのは、職人が直感的に図案イメージを具現化できるツールの開発です。継承が難しい図案配置を自動化するアルゴリズムを構築する際も、「職人にツールとして使いこなしてほしい」という想いからプログラム化を行いました。
 このように、先端技術と伝統を融合させ、実際の製品化に向けて試作品づくりに挑戦したプロセスが、評価されました。今後は、生成AI関連技術を活用した「職人を支えるサポート技術」について、さらに研究を深めていく予定です。
 掲載資料集の概要
■書 名:高等学校「公共」資料集『2026ズームアップ公共資料 新訂版』
■発行所:実教出版株式会社
■発行部数:10万部
■ISBN:978-4-407-36792-8
 
 文京学院大学 川越研究室の取り組みと担当教員コメント
 川越研究室では、デザイン・歴史・グローバルを軸に、歴史を活かした商品開発や老舗企業のブランディングを行っています。平素よりものづくりに取り組む企業や行政と連携し、社会課題の解決に向け活動しています。
 努力して歴史を継承してきた企業や産業のサポートをし、遺産を活かして現代へと変革させるために日々研究に取り組んでいます。
 
【担当教員コメント】
 今回の資料集掲載は、学生たちが伝統工芸という一見遠い存在に感じられる社会課題に対し、自分たちの得意なデジタルツールを武器に当事者として向き合ってきた成果だと感じています。
 伝統の継承が大きな課題となっている今、AIやアプリといった新しいアプローチは、若い世代が文化を自分事として捉え、参画するための強力な架け橋となります。今後も生成AIなどの最新技術を取り入れながら、伝統を守るだけでなく、新たな価値を創造する『社会参加』の形を研究していきたいと考えています。

文京学院大学(学長:福井 勉)は、経営学部の川越 仁恵教授による伝統工芸活性化プロジェクトが、実教出版株式会社発行の高等学校「公共」用資料集『2026ズームアップ公共資料 新訂版』に掲載され、学習教材として活用されたことをお知らせします。