~625MHz 対応と圧倒的なコスト競争力・安定供給・長期周波数安定性能で高周波市場での優位性を強化~
  株式会社大真空(本社︓兵庫県加古川市、代表取締役社長 長谷川 晋平)は、当社オリジナル製品である WLP(ウエハレベルパッケージ)構造の「Arkh シリーズ」水晶振動子を内蔵した 625MHz 対応の次世代 Arkh.2G 差動 発振器を開発し、サンプル対応を開始いたします。
◆開発の背景 
 従来の差動発振器においては、高価な IC の歩留まり損失が大きな課題となっておりました。特に、312.5MHz や 625MHz といった高周波対応製品においては、その歩留まりがより一層悪化し、製造コストの増加や供給の不安定化を 招いていました。このため、高周波に対応しつつも、歩留まりの改善とコスト競争力の向上を両立することが業界全体の重 要な課題となっています。当社の「Arkh.2G」は、独自の Arkh 振動子とウエハレベル全数検査・保証(Known Good Die 以下、KGD※)技術を駆使し、これらの課題を解決することで高周波対応と高歩留まりを両立する製品として開発 いたしました。
◆製品の特長︓Arkh 構造がもたらす 4 つの価値
1.
625MHz 対応による高周波性能の実現 Arkh 振動子搭載により、従来製品を超える 625MHz までの周波数対応を可能にし、高速大容量通信や車載用 途など、多様な高周波市場のニーズに応えます。
2.
高歩留まりを支える KGD 技術の活用 ウエハレベルでの全数検査・保証(KGD)により、IC の歩留まり損失を大幅に削減。 製品品質を向上させるとともに、コスト競争力を高めています。 
3.
長期安定性を実現する⼆重パッケージ構造 外部応力やアウトガスから振動子を保護する⼆重パッケージ構造により、市場が要求する高い周波数精度に対し、経 年変化を含めて安定した性能を提供し、お客様の長期的なシステム安定稼働に貢献します。
4.
圧倒的な供給安定性 Arkh 振動子の仕様を標準化し、振動子部分の柔軟な在庫保有を可能とします。また、発振器としての組立プロセス を簡素化することで、どの拠点でも発振器組み立てのバックアップが可能となることによりサプライチェーンリスクを最小化し ます。
 
◆今後の展望 
 当社は、6インチウエハ化による生産効率のさらなる向上を推進し、既に実現している KGD 供給の外販展開に注力し てまいります。これにより、高周波通信市場での競争力を一層強化し、市場シェアの拡大および Arkh 製品の浸透を目指 します。また、Arkh.2G の技術基盤を活かし、広温度範囲対応 TCXO や車載用 SPXO をはじめとする高付加価値製 品群への展開を加速するとともに多様化する顧客ニーズに柔軟に対応し、製品ラインアップの充実を図ります。 
 
用語解説(※) ︓KGD (Known Good Die) 
各種テスト工程によって機能や電気的特性を確認した上で、問題のないダイのみを出荷対象とする仕組み
 
【用途】
・データセンター/AIサーバ
・光トランシーバ(800Gbps/1.6Tbps)などのDSP用クロック
・車載用高速通信
 
【特長】
基本波で625MHzまでの高周波に対応し低位相ジッタを実現
Arkhシリーズの2重パッケージ構造を活かし長期的な高信頼性能を実現
豊富なパッケージサイズをラインアップし、幅広い機器設計に対応
 
【サンプル/量産時期】
・サンプル対応中(625MHz) ※156.25MHz/312.5MHzは2026年7月から量産予定
 
 
外観写真、製品仕様は下記のURL、二次元コードからご覧ください。
 
 
<URL>  
https://ftp.kds.info/data_sheet/DE2016_2520_3225A_SERIES_ds_jp.pdf
 
<二次元コード>
<お問い合わせ先> 
「報道機関窓口」 管理本部 広報部 
Tel ︓079-426-3211 Mail︓kouhou602@kds.info
 
「お客様窓口」 営業本部 営業部 
Tel ︓079-425-3161