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日南株式会社(本社:沖縄県南城市、代表取締役:新垣憲良)が運営するデイサービス・住宅型有料老人ホーム「なんじょう苑グループ」は、グループで働く介護・看護・リハビリ職員を対象に、「介護・看護等の業務における『負担』に関するアンケート調査」を実施しました。 |
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調査の結果、最も負担が大きい業務として「記録・ドキュメント入力」が42.6%でトップとなり、1日30分以上を記録業務に費やす職員が57.4%にのぼることが明らかになりました。また記録負担の背景として、53.2%が「利用者対応の合間に記録するタイミングが難しい」と回答しています。今後導入したいテクノロジーとして「AIによる記録自動化」が23.4%で1位となった一方、「導入コストが高い」を48.9%が障壁として挙げており、現場の期待と環境整備のギャップが浮き彫りになっています。 |
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■ 調査実施の背景 |
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2024年度の介護報酬改定では、「生産性向上推進体制加算」が新設され、介護事業者に対して以下の取り組みが求められています。 |
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委員会の設置: 利用者の安全・介護サービスの質の確保・職員の負担軽減を目的とした委員会を設置し、3ヶ月に1回以上協議(施設・居住系サービスでは2027年度より義務化) |
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介護テクノロジーの導入: 見守り機器、インカム、介護ソフトウェア等の積極活用 |
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業務プロセスの見直し: 介護助手の活用・役割分担の最適化・書類業務の削減 |
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成果データの提出: 厚生労働省への定期的な実績報告 |
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こうした制度改正を背景に、なんじょう苑グループでは「生産性向上の取り組みを現場目線で加速させること」を目的として、今回の実態調査を実施しました。単なる加算取得を目的とするのではなく、職員一人ひとりが感じるリアルな負担を把握し、「働き続けられる介護現場」の実現につなげることが本調査の本質的な目的です。 |
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■ 調査概要 |
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項目 |
内容 |
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調査名 |
介護・看護等の業務における「負担」に関するアンケート |
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調査期間 |
2026年3月17日~3月26日 |
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調査対象 |
なんじょう苑グループで働く介護職・看護職・リハビリ職47名 |
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有効回答数 |
47名 |
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調査方法 |
Googleフォームによる匿名のオンラインアンケート |
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質問数 |
全15問 |
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・調査の主な質問項目 |
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本調査では、現場の実態を多角的に把握するため、以下の6カテゴリ・16問で構成。 |
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【1】属性(年齢・勤続年数・職種・役職) |
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【2】業務全体の負担感 |
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【3】記録・事務業務の実態 |
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【4】夜勤・人員体制の課題 |
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【5】テクノロジー活用への意識 |
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【6】職場環境について |
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▼全調査内容はこちら |
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https://docs.google.com/presentation/d/1RT0nL2rWwibQ1b2hMIz1_WHTzO2aSH8i0PDJ6qKPgYU/edit?slide=id.g3d49fd8f4de_0_0#slide=id.g3d49fd8f4de_0_0 |
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■ 調査トピック(5つを抜粋) |
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トピック1|最も負担が大きい業務は「記録・ドキュメント入力」が1位 |
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「時間・工数がかかっている」と感じる業務(上位3つまで選択)を尋ねたところ、「記録・ドキュメント入力」が42.6%でトップとなりました。次いで「排泄介助(おむつ交換含む)」34.0%、「入浴介助」27.7%と、身体介護と事務作業が上位を占めました。 |
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また、「最も負担が大きい業務(1つ選択)」でも、「記録・ドキュメント入力」が23.4%でトップでした。ケアプラン作成・更新(10.6%)や排泄介助(10.6%)が続きました。 |
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記録業務が身体介護と並んで大きな負担となっている実態は、ケアの時間を圧迫しているだけでなく、職員の精神的な疲弊にもつながっていると考えられます。 |
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【職員の声】 |
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「複数ツールの記録や転記が多く、時間外まで記録作業が続くことがある」 |
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「チェックシート記入項目が多すぎる」 |
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トピック2|記録業務に1日30分以上が57% |
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「記録業務(介護記録・看護記録・報告書等)に1日あたり何分程度かけているか」を尋ねたところ、「30~60分」が42.6%で最多。60分以上かける職員も合わせると、57.4%が1日30分以上を記録業務に費やしている実態が明らかになりました。 |
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【職員の声】 |
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「記録や報告書の作業が簡素化されるとケアの時間に回せると思います」 |
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「役割分担の明確化、介護記録の音声入力・自動入力・転記の簡素化が助かる」 |
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トピック3|記録業務で最も負担なのは「タイミングの難しさ」 |
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記録業務で負担に感じることを尋ねたところ、「記録のタイミング(利用者対応の合間に記載)が難しい」が53.2%でトップでした。「記録と実際のケアが乖離してしまいがち」が19.1%、「記録の入力・手書きに時間がかかる」が14.9%と続きました。 |
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「ケアの合間にしか記録できない」という構造的な問題が、記録の質・タイムリー性を下げるだけでなく、職員の精神的な負担にもつながっている実態が見えました。 |
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【職員の声】 |
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「利用者さまの情報共有の場がLINEワークスになっているため、記録してワークスにも流して、打ち込みに時間を取られすぎている」 |
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「それぞれの職種だけに専念できれば、色々な面での効率が上がると思う」 |
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トピック4|今後導入したいテクノロジー1位は「AIによる記録自動化」 |
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今後最も導入・活用したいテクノロジーを尋ねたところ、「AIによる記録自動化」が23.4%でトップでした。次いで「介護ロボット(移乗支援)」「見守りセンサー」がともに17.0%で続きました。 |
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記録業務の負担が最も大きい(結果1~3)という調査結果と呼応するように、「AIによる記録自動化」へのニーズが最も高く、現場が最も切実に求めているテクノロジーが浮き彫りになりました。 |
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【職員の声】 |
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「会議の議事録をAIで音声入力しまとめている事業所があり、活用してみたいと思った」 「介護ロボットを導入してほしい。腰を痛めるなど、スタッフの身体的負担が大きい」 「床で寝ている利用者を楽に車椅子へ移乗できる道具があると非常に助かる」 |
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トピック5|テクノロジー導入を阻む最大の壁は「コスト」と「使いこなせるか不安」という声 |
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テクノロジー導入が進まない理由を尋ねると、「導入コストが高い」が48.9%で最多でした。「使いこなせるか不安」が38.3%で続き、費用面と習熟面の両方がボトルネックとなっていることが分かります。 |
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一方で、今後最も活用したいツールとして「AIによる記録自動化」や「見守りセンサー」「介護ロボット」を挙げる声も多く、現場にはテクノロジーへの期待と、コスト・習熟面での不安が共存していることが伺えます。 |
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【職員の声】 |
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「AIによる音声入力・自動記録で転記の手間をなくしてほしい」 |
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「ナースコールの鳴っている部屋が廊下を見れば分かる仕組みがあれば、夜間巡回の効率が大幅に上がる」 |
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「排泄間隔・時間帯を把握できる排泄表があると、パッドや下剤の検討がしやすくなる」 |
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▼全調査内容はこちら |
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https://docs.google.com/presentation/d/1RT0nL2rWwibQ1b2hMIz1_WHTzO2aSH8i0PDJ6qKPgYU/edit?slide=id.g3d49fd8f4de_0_0#slide=id.g3d49fd8f4de_0_0 |
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■ 本調査を受けて |
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全国では2026年度に約25万人、2040年度には約57万人の介護職員が不足するとされており(厚生労働省・第9期介護保険事業計画推計)、人材確保・定着は介護業界全体の最重要課題となっています。その解決策として注目されているのが「業務の効率化・負担軽減」です。 |
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しかし、「何が」「どのくらい」負担なのかを定量的・定性的に把握しているケースは少なく、感覚的な対策に留まることも多いのが現状です。なんじょう苑グループでは、本調査の結果を分析し、以下を実施していく方針です。 |
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短期:調査結果を基にした業務改善施策の立案・生産性向上委員会での協議 |
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中期:介護テクノロジーの計画的導入・書類業務の簡素化 |
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長期:得られた知見を沖縄県内外の介護事業者と共有し、業界全体の課題解決に貢献 |
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沖縄発の介護グループとして、現場職員の声を力に変え、介護業界の新しいスタンダードを発信し続けます。 |
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■ 代表取締役 新垣憲良 コメント |
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介護現場で働く職員の「負担」は、これまで声に出されにくかった課題です。 国が掲げる「生産性向上」の前に、まず現場の実態をしっかりと把握することが私たちの責任だと考えています。 |
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今回の調査結果を真摯に受け止め、職員が誇りを持って長く働き続けられる職場環境の実現に向けて、具体的なアクションにつなげてまいります。 |
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会社概要 |
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事業内容:有料老人ホーム、訪問看護、訪問介護、通所介護等の運営 |
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