~市場調査・競合分析・戦略立案の示唆出しからインタビュー実行まで、事業拡大や新規事業開発などにおける意思決定をシームレスに支援~
株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:名倉 健司、以下 博報堂)とグローバルなナレッジプラットフォームを運営する株式会社ビザスク(本社:東京都目黒区、代表取締役CEO:端羽 英子、以下 ビザスク)は、4月14日付けで資本業務提携契約を締結しました。
両社は、専門家の観点・判断軸・思考プロセスを学習したAIサービス「エキスパートAI」の共同開発を中核に、AIによる分析とリアルのエキスパートの知見を有機的に組み合わせることにより、事業拡大や新規事業開発などにおける新しい意思決定支援の実現を目指します。また、両社の強みを活かした新たなサービス開発および顧客基盤の相互活用による販売連携を推進し、事業成長を加速させていきます。
 
◼️本提携の背景
生成AIの普及により、情報収集や初期分析にかかるコストと時間は大幅に短縮されました。情報が均質化する中、差別化につながる意思決定には、専門家が経験を通じて培った知見がますます重要になっています。一方、企業が新規事業や市場参入を検討する際、大きな壁となるのは『何がわからないのかが、わからない』という状況です。その業界特有の常識や視点を持たないままでは、専門家の知見を引き出すために適切な問いを立てることさえ容易ではありません。
博報堂では、博報堂DYグループの横断的なAI専門家集団HCAI Professionalsの活動において、AIの活用によって人間の意思決定や暗黙知を構造化・可視化することを目指しています。一例として、博報堂の強みである「生活者発想」と「最新技術」を掛け合わせ、広告領域に留まらず統合的な顧客体験を生み出すことを目指す次世代型クリエイティブ組織であるCXクリエイティブ局では、BtoB企業における顧客と従業員のエクスペリエンスの進化を支援する、AIによる商談シミュレーション「B2Bディープインサイト with AI」や、AIペルソナで生活者の意思決定を再現する「バーチャル生活者」などにより、企業の支援を行ってきました。
またビザスクは、国内外80万人超のエキスパートネットワークを有し、東証プライム上場企業の4社に1社での導入実績(※1)・年間約12万件(※2)のインタビューマッチング支援を通じて、知見を事業課題の解決につなげるノウハウを蓄積してきました。
※1 2026年3月時点
※2 2024年3月~2025年2月実績
 
◼️本提携の内容
(1)業務提携の内容
このたびの資本業務提携では、新規事業開発や市場参入・マーケティング戦略立案に取り組む企業の担当者に向けて、ビザスクのエキスパートが持つ業界特有の常識や視点と、博報堂が培ってきた意思決定の思考構造化のノウハウおよびAIエンジンを組み合わせたAIサービス「エキスパートAI」を共同開発します。
本サービスは、専門家の視点・判断基準・思考プロセスを学習し、テーマを入力するだけで市場調査・競合分析・戦略立案の示唆出しまでを一気通貫で自動提供します。BtoC領域のみならず、専門的な業界分析を要するBtoB領域にも対応しているため、法人向けマーケティングやサービス開発においても大きな強みを発揮します。
専門家であれば共通して持つ業界の前提知識や市場の常識はAIが担い、個別の文脈に応じた深い洞察や最終的な意思決定はリアルの専門家へとつなぐ設計です。AIによる初期分析から実際のエキスパートへのインタビュー依頼・マッチングへとシームレスに接続することで、AIと人間の専門知識を有機的に融合させた新しい意思決定支援の形を実現します。
 
また今後は、AIサービスの共同開発にとどまらず、両社の強みを活かした新たなサービス開発を継続的に推進するとともに、両社の顧客基盤を活用したサービスの販売・提供を協力して推進していきます。
 
(2)譲渡株数及び発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する割合
端羽氏から博報堂へ譲渡する株式数は、40,000株であり、発行済株式(自己株式を除く。)総数に対する割合は、0.43%となります。
 
◼️株式会社ビザスク 代表取締役CEO 端羽 英子のコメント
私たちは、「組織、世代、地域をはじめとするあらゆる障壁を超え、様々なミッションと世界中の知見を最も効果的につなぐグローバルプラットフォームを創り、より良い未来へ貢献する」というビジョンの実現に向け、クライアントの多様なニーズとエキスパートの知見を、より早くより正確により多くマッチングするべく、生成AIの活用に取り組んでおります。その一例として、昨年来、
専門家インタビューの要件整理と実施後のインサイト抽出をAIがサポートする機能
https://corp.visasq.co.jp/archives/20295
AIが即座に適合度の高い候補者の初期リストを提示する「AI Scout」
https://corp.visasq.co.jp/archives/20333
正社員採用向けAI候補者レコメンド機能(ビザスクdirect)
https://corp.visasq.co.jp/archives/20409
など、複数のAI関連機能をリリースしてまいりました。
自社開発によるAI活用と同時に、日進月歩の技術進化を積極的に取り込み、顧客への提供価値を最大化するためには、外部パートナーとの連携も必須であると考えております。
今回その第一弾として、博報堂と「エキスパートAI」を共同開発できる機会をいただけましたことを非常にワクワクしております。
 
今回、博報堂と共同開発を行うにあたり、単なる業務提携ではなく、資本提携を行う意義は非常に大きいと考えております。一方で、ビザスクには共同事業を行うための資金は十分にあり増資の必要はなく、また現在の株価は私たちが実現できると考える水準にはほど遠いと考えているため、資本提携で通常考えられる第三者割当増資という手段は、今回は検討の余地がありませんでした。対話できる状況にある普通株・優先株の大株主で、現在の株価で売却意向のある株主もなく、最終的にファウンダーである私の保有株式の活用が、戦略的に重要であると考える今回の提携実現につながるのであればと、一部譲渡に合意しております。
 
ただ、私自身にも現在の株価での保有株式売却意向はなく、むしろ本日公表しております経営陣による当社株式取得プログラムにも参加し、株式を買い増していきたいと考えています。資本提携の規模としては、法令の範囲内で一定期間経過後に私が市場から買い増すことができる株数が制限となっておりますが、博報堂を株主にお迎えできることによる機会を最大限活かし、本提携による更なる事業成長の実現に向けて、全力でコミットしてまいります。
 
◼️株式会社ビザスクについて
日本最大級のナレッジプラットフォームを活用し、新規事業推進を支援。
「想定顧客に聞ける」BtoB顧客ヒアリングを提供し、実際のニーズに基づく仮説構築および市場性検証を支援。導入は大手企業の新規事業部門・研究開発部門を中心に拡大し、東証プライム上場企業の4社に1社において導入実績を有する。※複数部署での導入も1社扱い(2026年3月時点)
 
【会社概要】
会社名:株式会社ビザスク
所在地:〒153-0042 東京都目黒区青葉台4-7-7 住友不動産青葉台ヒルズ1F・9F
設立日:2012年3月19日
代表者:代表取締役CEO 端羽 英子
証券コード:4490(東証グロース)
URL:https://corp.visasq.co.jp/

株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:名倉 健司、以下 博報堂)とグローバルなナレッジプラットフォームを運営する株式会社ビザスク(本社:東京都目黒区、代表取締役CEO:端羽 英子、以下 ビザスク)は、4月14日付けで資本業務提携契約を締結しました。

両社は、専門家の観点・判断軸・思考プロセスを学習したAIサービス「エキスパートAI」の共同開発を中核に、AIによる分析とリアルのエキスパートの知見を有機的に組み合わせることにより、事業拡大や新規事業開発などにおける新しい意思決定支援の実現を目指します。また、両社の強みを活かした新たなサービス開発および顧客基盤の相互活用による販売連携を推進し、事業成長を加速させていきます。