| 国際博覧会事務局(BIE)の「サステナビリティ賞」に輝いた「サーキュラー・バイ・デザイン」設計のパビリオン |
| 2025年大阪・関西万博に出展したルクセンブルク大公国パビリオン「Doki Doki-ときめくルクセンブルク」は、解体後の再利用を前提とした「サーキュラー・バイ・デザイン」コンセプトに基づいて設計されたパビリオンで、万博閉幕後に可能な限りパビリオン部材のリユースを目指すという目標を掲げていました。万博会期中から今日までに様々なパビリオン部材の再利用先が決定し、これらを総合すると資材全体の少なくとも80%の循環が達成されました。すでに多くの再利用プロジェクトが実施されています。 万博という新しい技術やアイディアを発表し実践する舞台で、建築の循環経済がパビリオンの設計、施工、解体から再利用までの活動を通じて実践され、記録として残ることは、ルクセンブルクパビリオンにとり意義深いことです。またこれらの成果を記録、発信する目的で、ルクセンブルク貿易投資事務所は、同事務所ウェブサイトにて連載「『解体から再生へ』―ルクセンブルクパビリオンが挑んだ循環の物語」をスタートしました。 | |||||||
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| 2025年大阪・関西万博に出展したルクセンブルクパビリオンは、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に共感し、閉幕後の解体と再利用を前提とした「サーキュラー・バイ・デザイン」(循環型設計)に基づいて設計されました。万博終了後に解体した建物を廃棄するという従来の前提を見直し、設計段階からパビリオンの部材の再利用を見据えデザインと施工・解体方法を徹底的に検討し、「循環経済」を最大限達成することを目指していました。こうした工夫の一例を挙げると、パビリオンの外壁には通常コンクリート構造物の鋳型として使われる型枠パネルを切断や加工をせずにそのまま使用しました。万博終了後は京都府の神工建設がこれらのパネルを従来の用途である型枠材として再活用しています。 | |||||||
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| ルクセンブルクパビリオンの躯体を構成する4つの主要要素である膜屋根、コンクリートメガブロック、外装パネル、鉄骨構造は、パビリオンの全体重量のおよそ80%を占めています。ルクセンブルクパビリオンでは、これらの主要部材を解体時にそのまま回収することができるような構造とすることで、パビリオンの資材全体の少なくとも8割を循環させることを目標として掲げました。ルクセンブルクの建築設計事務所STDMが率いるデザインチームならびに日本の施工関係者の様々な工夫と、日本のパートナーとの連携、協力によりこれらの再利用先が確定したことでこの目標が達成されました。またこれに加え、内装や家具、植栽等についても可能な限り再利用先を特定し、徹底した資源循環を追求しました。 | |||||||
| 連載「『解体から再生へ』―ルクセンブルクパビリオンが挑んだ循環の物語」でパビリオンの循環経済実践の成果を紹介 | |||||||
| ルクセンブルク貿易投資事務所のウェブサイトでは、これらの成果を日本向けに発信することを目的とした連載「『解体から再生へ』―ルクセンブルクパビリオンが挑んだ循環の物語」の投稿がスタートしました。本連載では、パビリオンのコンセプトをはじめ、閉幕後の解体の様子や再利用の詳細が紹介される予定です。 | |||||||
| (投稿予定内容) | |||||||
| 第1回 パビリオンは終わらない--ルクセンブルクの循環への挑戦 | |||||||
| https://luxembourgtradeandinvest.com/ja-jp/news/luxembourg-pavilion-circular-journey-01 | |||||||
| 第2回 「サーキュラー・バイ・デザイン」とは何か | |||||||
| https://luxembourgtradeandinvest.com/ja-jp/news/luxembourg-pavilion-circular-journey-02 | |||||||
| 第3回 部材編1. 膜屋根があなたの手元にー大人気バッグコレクションへの変貌 | |||||||
| https://luxembourgtradeandinvest.com/ja-jp/news/luxembourg-pavilion-circular-journey-03 | |||||||
| 第4回 部材編2. 地中から掘り起こされた巨大ブロックの行方 | |||||||
| 第5回 部材編3. 外装パネルが新たなの建物の建築現場に | |||||||
| 第6回 部材編4. 鉄骨構造がつなぐ未来 | |||||||
| 第7回 部材編番外 ボウリングレーンの意外な再出発 | |||||||
| 第8回 家具・備品編 家具と備品がつなぐ万博とその後の時間 | |||||||
| 第9回 植栽編 植栽が根付く次の場所 | |||||||
| 第10回 循環の哲学と実践を議論する:循環経済カンファレンスの開催 | |||||||
| 建築部材、家具、備品等の主なリユース先 | |||||||
| 【躯体の主要4部材】 | |||||||
| ●膜屋根:株式会社モンドデザインがボストンバッグ、ショルダーバッグ、財布、メガネケースにアップサイクルし販売。 | |||||||
| https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000026462.html | |||||||
| ●コンクリートメガブロック:株式会社船場のプロデュースにより、兵庫の株式会社ネスタリゾート神戸にて全量再利用予定。 | |||||||
| https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000128844.html | |||||||
| ●外装パネル:京都の有限会社神工建設がコンクリート構造物の型枠として再利用。 | |||||||
| https://shinko-tech.co.jp/ | |||||||
| ●鉄骨構造:一部が大阪府交野市にて子育て支援施設建設に使用される計画(2027年度予定)。 | |||||||
| https://www.city.katano.osaka.jp/docs/2024032600029/ | |||||||
| 【内装】 | |||||||
| ●ボウリングレーン:フロンティアコンストラクション&パートナーズ株式会社へ寄贈され、三重県鈴鹿市に所在する「三重県立鈴鹿青少年センター(愛称:スズカト)」で活用される予定。 | |||||||
| https://suzukato.jp/ | |||||||
| 【家具・備品】 | |||||||
| ●VIPルームのデザイナーズ家具:楽天グループ株式会社が運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」にて株式会社イー・ユニットが再販、完売。 | |||||||
| https://www.rakuten.co.jp/e-unit/ | |||||||
| ●内装木材:大日本印刷株式会社が3Dプリンターを使い、オリジナルの椅子にアップサイクル、上智大学へ寄贈。 | |||||||
| https://www.dnp.co.jp/news/detail/20177782_1587.html | |||||||
| ●家具、建具等:大阪府岸和田市へ寄贈され、同市地蔵浜に2026年秋にオープン予定のマルシェで使用される計画。 | |||||||
| ●備品:一般社団法人demoexpoにより蚤の市、イベント等で再活用。 | |||||||
| https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000139145.html | |||||||
| 【植栽】 | |||||||
| ●植栽:株式会社内藤ハウス(山梨県韮崎市)、平田運輸株式会社(兵庫県加西市)へ移植されたほか、京都府南丹市へも引き渡された。 | |||||||
| 株式会社内藤ハウス:https://www.naitohouse.co.jp/news/251030 | |||||||
| 平田運輸株式会社:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000157144.html | |||||||
| ルクセンブルクパビリオンの設計、建設、再利用に携わったパートナーの皆さま | |||||||
| 建築事務所: | |||||||
| STDM | |||||||
| みかんぐみ | |||||||
| 空間デザイン: | |||||||
| jangled nerves | |||||||
| 施工業者: | |||||||
| 株式会社内藤ハウス(総合建設事業) | |||||||
| 大日本印刷株式会社(内装工事) | |||||||
| BeWunder(AVL演出) | |||||||
| コンストラクション・マネジメント: | |||||||
| フロンティアコンストラクション&パートナーズ株式会社 | |||||||
| 循環経済コンサルタント: | |||||||
| +ImpaKT | |||||||
| 再利用パートナー: | |||||||
| 株式会社モンドデザイン | |||||||
| 株式会社ネスタリゾート神戸 | |||||||
| 株式会社船場 | |||||||
| 有限会社神工建設 | |||||||
| 大阪府交野市 | |||||||
| 楽天グループ株式会社 | |||||||
| 株式会社イー・ユニット | |||||||
| 大日本印刷株式会社 | |||||||
| 上智大学 | |||||||
| フロンティアコンストラクション&パートナーズ株式会社 | |||||||
| 三重県立鈴鹿青少年センター(愛称:スズカト) | |||||||
| 株式会社内藤ハウス | |||||||
| 平田運輸株式会社 | |||||||
| 一般社団法人demoexpo | |||||||
| 大阪府岸和田市 | |||||||
| 京都府南丹市 | |||||||
| 大阪府柏原市 | |||||||
| 大阪府池田市 | |||||||
| 【大阪・関西万博におけるルクセンブルク大公国パビリオンについて】 | |||||||
| ルクセンブルク大公国は、「Doki Doki -ときめくルクセンブルク(Doki Doki - The Luxembourg Heartbeat)」というテーマのもと、敷地面積1750平方メートル 、総面積1120平方メートル の中規模自前建設パビリオンで大阪・関西万博に出展した。持続可能性と循環型社会のビジョンを共有し、来場者の鼓動が「ドキドキ」と脈打つような体験を提供するパビリオンは、会期中に述べ37万8千人の来場者を迎えた。パビリオン設計を手掛けたのはルクセンブルクの建築事務所STDM及び空間デザイナーjangled nerves。施工は株式会社内藤ハウス。膜屋根を持つ鉄骨構造のパビリオンは循環経済の原則に従って設計されており、万博閉幕後に可能な限りパビリオン部材の再利用を目指すという目標を掲げていた。 | |||||||
| 【ルクセンブルク基本情報】 | |||||||
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【ルクセンブルク貿易投資事務所について】 |
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| ルクセンブルク貿易投資事務所(LTIO)は、ルクセンブルク外務・対外通商省のグローバルネットワークで、ルクセンブルク大公国の国際経済交流促進を目的としている。在京ルクセンブルク大使館内の東京オフィスでは、日本企業とルクセンブルクを結ぶ窓口として、ビジネス交流に必要なさまざまなサービスを提供している。 | |||||||