第46回を迎えた写真コンテストの審査員が決定 選考プロセスは最終段階へ
 
世界的な権威を誇る写真コンテスト「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」は、世界各地から寄せられた最新の写真シリーズを通じて、現代における写真表現の役割と意義について力強く重要なメッセージを発信します。また、国際色豊かな写真家たちによる優れたシリーズ作品を選出し、同賞を授与します。このたび本年度の審査員が決定し、1980年から続くLOBAの審査がスタートしました。今回も受賞者は推薦委員会からの推薦にもとづき選ばれます。「一般部門」と「新人部門」の各ファイナリストおよび受賞者は最終的に次の5名の審査員によって決定されます:
 
グ・ジェン(中国):上海・復旦大学ジャーナリズム学部教授
ジェーン・ジョンソン(アメリカ):ニューヨーク近代美術館(MoMA)キュレーター兼研究者/キュレーター補佐
セリーナ・ランズフォード(ドイツ):フランクフルト写真フォーラム芸術監督兼キュレーター
パオロ・ペレグリン(イタリア):写真家
カリン・レーン=カウフマン(オーストリア):ライカギャラリー・インターナショナル代表兼アートディレクター
 
審査員の詳細な経歴については こちら をご覧ください。
 
 
5月には、審査員がドイツ・ウェッツラーのライカカメラ本社で審議し、LOBA「一般部門」と「新人部門」の各部門において最大 12 名のファイナリストの中からそれぞれ受賞者を決定します。さらに、本年度より新設された「LOBA Women Grant」の受賞者もあわせて発表され、同賞の作品は来年公開されることになります。
 
一般部門ではまず、世界約48ヶ国 130名以上の写真のエキスパートによる推薦という形式で候補者が選出されます。各推薦者はそれぞれが有する専門知識にもとづき 15 ~ 20 点の写真で構成される作品シリーズを評価して、最大3名の写真家を受賞候補者として推薦します。ライカ・オスカー・バルナックアワードへの推薦を受けるための条件は、その作品が「人々とその周辺環境との関係」をテーマにしたドキュメンタリー写真またはコンセプチュアルアート写真であることです。“常に人間に主眼を置く”というこの選考コンセプトは、1979年のLOBA設立時から一貫したものです。さらに、設立年である1979年は、初代「ウル・ライカ」の発明者でありアワード名の由来にもなっているオスカー・バルナックの生誕100年という節目の年でもあります。
 
2009年に一般部門とは別に新設された「ライカ・オスカー・バルナック・ニューカマーアワード」は、30歳未満の若手写真家が対象となる部門で、今年も世界18ヶ国28の国際機関および高等教育機関と協力し、その推薦にもとづいて受賞者が決定されます。
 
LOBAのウェブサイトでは、コンテストの概要、今年度の推薦者および推薦教育機関のリストをはじめ、過去の審査員と推薦者のインタビューもご覧いただけます。
 
 
LOBAにおける重要な革新のひとつが「LOBA Women Grant」です。プロフェッショナルとして活動する21歳以上の女性写真家を対象に、一般部門および新人部門とは異なり、推薦による候補選出ではなく、応募者自身による自由応募の形式を採用しています。応募には明確なコンセプトを示すプロジェクト概要の提出が必要です。応募期間には多くの新規・進行中のプロジェクトが寄せられました。今後、本年度のLOBA審査員が受賞者を決定し、2026年のLOBA授賞式で発表されます。受賞者には翌年のLOBA開催までに作品を完成させる機会が与えられます。 完成したシリーズ作品は、2027年のLOBAファイナリストに加えられます。「LOBA Women Grant」の支援金は10,000ユーロです。選出された写真家には「ライカQ3」カメラが贈られるほか、制作期間中に専門家によるサポートを受けることができます。
 
 
LOBAは賞金額においても世界有数のコンテストとなっています。一般部門の受賞者には40,000ユーロの賞金と10,000ユーロ相当のライカのカメラ製品、新人部門の受賞者には10,000ユーロの賞金と「ライカQ3」がそれぞれ贈呈されます。さらに、受賞作品およびファイナリストの作品は世界各地で巡回展として展示される予定で、本年10月に控えているエルンスト・ライツ・ミュージアム(ウェッツラー)での展示を皮切りに、ライカギャラリーや主な写真フェスティバルでも順次展示予定です。また、両部門の受賞者とファイナリストの全作品と解説を掲載したカタログも出版されます。
 
全ファイナリストとその作品は今年の夏にLOBAのウェブサイトで発表され、その後、10月にウェッツラーで開催予定の授賞式で受賞者が発表される予定です。
 
詳細はウェブサイトをご覧ください。
www.leica-oskar-barnack-award.com
 
 
 
ライカカメラ社について
 
ライカカメラ社はカメラ、レンズ、スポーツオプティクスを製造・販売するグローバルなプレミアムメーカーです。近年は成長戦略の一環として事業領域を拡大しており、モバイルイメージング(スマートフォン)の分野にも進出しています。また、高品質な眼鏡レンズと腕時計の製造も手がけるほか、自社製プロジェクターによりホームシネマ市場に参入しています。本社はドイツ・ウェッツラーにあり、ポルトガルのヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリカンには第2工場を置いています。 世界各地に独自の販売会社と約120のライカストアを構え、グローバルな販売ネットワークを構築しています。ライカは、革新技術と組み合わさった「最高水準の品質」「ドイツならではのクラフツマンシップ」「インダストリアルデザイン」の代名詞となっています。そのブランド力を活かした活動の一環として、世界各地に約30箇所のライカギャラリー設置、ライカアカデミーの開催、「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード(Leica Hall of Fame Award)」や「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」といった国際的アワードの主催をはじめ写真文化の振興に取り組んでいます。
 
 
Leica Camera Japan
https://leica-camera.com