製造業の実務知見と経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT Seizu Analysis」を融合し、企業の経済安全保障対応を加速
株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下「FRONTEO」)は、元住友重機械工業株式会社 専務執行役員 経済安全保障統括室長の田中 利治(たなか としはる)氏が2026年4月1日付で顧問に就任したことをお知らせいたします。
 
                  田中 利治氏
 
経済安全保障が企業経営の根幹を左右する時代において、企業の経済安全保障対応は経営の最重要課題となっています。こうした中、FRONTEOは住友重機械工業において経済安全保障統括室を立ち上げ、その運営を主導した田中 利治氏を顧問に迎えました。田中氏は製造業の最前線で半導体・先端技術分野の海外事業統括やサプライチェーン管理、リスクマネジメントに関する豊富な経験を有し、経済安全保障の実務を企業経営の中核に位置づけてきた第一人者です。
 
FRONTEOは、田中氏の実践的知見と経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT Seizu Analysis(キビット セイズ アナリシス)」を組み合わせることで、企業が自律的に経済安全保障対応を運用できる体制構築を支援するとともに、同分野におけるソリューションおよびコンサルティングサービスの提供を一層強化してまいります。
 
【田中 利治氏コメント】
住友重機械工業において経済安全保障統括室を立ち上げた経験を通じて、企業が経済安全保障リスクを自律的に把握・管理できる体制の構築がいかに重要かを痛感してきました。先端技術など重要技術情報を扱う製造業の現場では、サプライチェーンや技術情報の管理が経営そのものを左右します。その経験の中で感じたのは、リスクの「見えない化」こそが最大の脅威であるということです。しかし、多くの企業にとって、膨大な情報の中から自社に関わるリスクを継続的に把握し続けることは容易ではありません。FRONTEOの「KIBIT Seizu Analysis」は、その課題を技術で解決できる可能性を持っています。私の経験がFRONTEOのソリューションをより実践的なものにする一助となれば幸いです。
 
【略歴】
1983年京都工芸繊維大学大学院工芸学研究科(生産機械工学)修了。同年、住友重機械工業入社。製鉄設備や半導体製造装置等の開発に従事。英・米に駐在。取締役執行役員時には国内外の幅広い現場経験を活かして、極低温冷凍機やモータ減速機等の事業をグローバルに展開。コーポレートガバナンスコード導入やESG対応などの経営変革期でもあり、組織変革やリスク管理を推進。
2023年より住友重機械工業に新設されたグローバル推進室長に就任すると同時に、本社組織横断で地政学リスクのワーキンググループ(WG)を推進、2024年1月WGを母体とした経済安全保障統括室を設置したのに伴い室長に就任。専務執行役員として経済制裁リスク対策、サプライチェーンリスクの可視化や評価手法、重要技術情報漏洩対策などを指揮し、経済安全保障が経営リスクであることを取りまとめた基本方針を策定。2025年12月退任。2026年4月FRONTEOの顧問に就任。
 
■FRONTEO経済安全保障事業について URL:https://osint.fronteo.com/
FRONTEOは、リスクマネジメント事業において、膨大な情報と見えないネットワークに潜むリスクを可視化し、経済安全保障に関する事業・経営戦略の策定と推進を支援することを目的として、経済安全保障分野の事業を展開しています。同事業では、経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT Seizu Analysis」ならびに、これまで多くの企業で支援してきた実績をもとに、企業が自社内で経済安全保障対応を自律的に運用できる「経済安全保障室」の業務設計をサポートする「経済安全保障対策コンサルテーション」を提供しています。
 
「KIBIT Seizu Analysis」は、自社開発の解析技術を搭載した、サプライチェーンや企業の実質株主による支配状態などのネットワーク解析を行うシステムです。現在、下記の3つのソリューションを提供しています。
 
1.
サプライチェーン解析ソリューション
サプライチェーンにおけるチョークポイント(戦略的に重要な地点)や懸念組織とのつながりの可能性、依存度を把握する
2.
株主支配ネットワーク解析ソリューション
複雑なネットワーク上での株主間の影響力を、間接持株比率を補正した独自の手法により解析し、隠れた支配力の伝搬を把握する
3.
研究者ネットワーク解析ソリューション
機微技術に関わる研究開発について、研究者の所属組織などに注目した人脈の分析と、それに基づくリスクを把握する
 
FRONTEOは、今後も経済安全保障領域におけるAIソリューションのリーディングカンパニーとして、企業の経済安全保障対策や戦略立案・推進およびビジネスの発展、社会課題の解決に貢献してまいります。
 
■株式会社FRONTEOについて URL:https://www.fronteo.com/
FRONTEOは、自社開発の方程式駆動型AI「KIBIT(キビット)」の提供を通じて、日夜、社会課題と向き合う各分野の専門家の判断を支援し、イノベーションの起点を創造しています。当社独自の自然言語処理技術(日本・欧州・米国・韓国特許取得済)は、汎用型AIとは異なり、教師データの量およびコンピューティングパワーに依存することなく、高速かつ高精度での解析を可能にします。加えて、解析した情報をマップ化(構造を可視化)する特許技術を活用することで、「KIBIT」が専門家のインサイトにダイレクトに働きかけることができ、近年、「KIBIT」の技術が創薬の仮説生成や標的探索にも生かされています。
「KIBIT」の独自技術およびアプローチを通じて、「集合知に埋もれたリスクとチャンスを見逃さないソリューションを提供し、情報社会のフェアネスを実現する」理念の実現に向けて、ライフサイエンスAI、リスクマネジメント(ビジネスインテリジェンス・コンプライアンス支援分野経済安全保障分野リーガルテックAI分野)、DX(ビジネスインテリジェンス・プロフェッショナル支援分野)の各事業で社会実装を推進しています。
2003年8月創業、2007年6月26日東証マザーズ(現:東証グロース)上場。日本、米国、韓国で事業を展開。資本金915,057千円(2025年12月31日時点)。

※FRONTEO、KIBIT、Seizu AnalysisはFRONTEOの日本および韓国、米国、欧州における商標または登録商標です。