サイカルトラストは一般社団法人データ社会推進協議会(DSA)へ入会いたしました 。特許技術「ブロックチェーン×マルチAI」で、「信頼できるデータ連携基盤(データスペース)」の社会実装を目指します
第1章 「DSA」入会のご報告
 
 サイカルトラスト株式会社(以下「サイカルトラスト」)は、このたび一般社団法人データ社会推進協議会(以下「DSA」)へ賛助会員として入会いたしました。

 分野横断のデータ連携が本格化するこれからの時代において、サイカルトラストは今回の入会を単なる団体参加とは捉えておりません。ただシステムが「つながる」だけでなく、「本当に信頼できるかたちでつながる」ための基盤を社会へ実装していくための強い意思表明です。
 
 
【用語解説】
データ連携基盤(データスペース):企業や業界の枠組みを越えて、データを安全かつ信頼できる形で共有・活用するためのシステム環境
DATA-EX(データエックス):「DSA」が推進する、さまざまな分野間でデータ連携を実現するための共通技術やルールの総称
単一障害点問題:特定の箇所が故障するとシステム全体が停止してしまう弱点のことです。管理の集中化によって起こるリスク
 
 
 
第2章 「データ連携基盤(データスペース)」が直面する本質課題
 
 現在、「DSA」はさまざまな業界が自ら「データ連携基盤(データスペース)」を構築できるよう、共通技術・標準として『DATA-EX』の推進に取り組まれており、サイカルトラストはこれが社会全体のデータ流通を支える基盤設計に関わる重要な挑戦だと考えております。
 
 しかし、データ連携は「つながれば完成」というものではありません。連携されるデータの検証や記録が、特定の管理者やサーバーに依存した仕組みのままであれば、万が一サイバー攻撃や障害が起きた瞬間に、システム全体の信頼が崩れ去ってしまう「単一障害点問題」を抱えています。「データ連携基盤(データスペース)」が広がるほど、この問題はより大きな経営リスクや社会インフラリスクにつながりかねません。
 
 
 とくに深刻なのが、AIが「データ連携基盤(データスペース)」上の情報を前提に判断を行う時代であるという点です。入力されたデータが本物か、どのような経路をたどって更新されてきたかを後から確認できなければ、AIがはじき出した答えを重要な経営判断や業務にそのまま結び付けることは困難です。いま本当に必要とされているのは、利便性に加えて、真正性や来歴、検証可能性を備えた「データ連携基盤(データスペース)」であり、この問題意識は「DSA」が掲げる「AI」 x「データ連携基盤(データスペース)」の方向性とも深く重なります。
 
【用語解説】
単一障害点問題:特定の箇所が故障するとシステム全体が停止してしまう弱点のこと
 
 
 
第3章 弊社の特許群が貢献できること
 
第1節 ブロックチェーン×マルチAIで「後からでも確かめられる」安心を

 この課題に対し、力を発揮するのがサイカルトラストの保有・出願する特許群です。
製品や取引の情報をブロックチェーン上に記録し、関係主体ごとに書き込み権限を分離したうえで、識別子やトークン、秘密鍵などを組み合わせ、真正性を多層的に検証する仕組みを備えています。
 
 さらに、複数の異なる主体・モデルによるAI(「マルチAI」)が多角的に評価・検証を行い、その結果をスコアリングしてブロックチェーンに自動記録する構成まで含めることが可能です。
 
 
 つまり、信頼を特定の誰か一人に集中させるのではなく、「複数の証跡と複数の検証結果から、後からいつでも確かめられる」状態そのものを分散的に保持する発想です。サイカルトラストは、この実装思想こそが、データ連携における弱点であった「単一障害点問題」を構造から解決へ導き得ると考えております。
 
【用語解説】
ブロックチェーン:データを分散して記録し、改ざんを極めて困難にする技術
識別子(ID):データやモノを他と区別し、特定するために割り当てられる一意の符号
トークン(非代替性トークン):デジタルデータに「唯一無二の本物」という証明を与える技術
秘密鍵:本人であることを証明し、デジタル署名などを行うための厳重な管理が必要な鍵
スコアリング:AIなどによる評価結果を数値化(点数化)すること
 
 
第2節  特許技術をわかりやすく解説した動画も公開中 

 サイカルトラストの特許群(鑑定証明システム等)を利活用し、Web3×AIによってどのように「真正性(トラスト)」を構築するのか、具体的な5つのケーススタディを交えて解説した動画を公式YouTubeチャンネルにて公開しております。「データ連携基盤(データスペース)」への応用イメージをより深めていただけますので、ぜひ併せてご視聴ください。
 
動画タイトル:【サイカルトラスト株式会社 】web3× AI ~サイカルトラスト特許群を利活用した5つのケーススタディ~
 
サイカルトラスト株式会社 】web3× AI ~サイカルトラスト特許群を利活用した5つのケーススタディ~
ご視聴はこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=nv5dneHFzDQ
 
【用語解説】
Web3(ウェブスリー):ブロックチェーン等の技術を用いた、一部の企業等に依存しない分散型インターネットの概念
 
 
 
第4章 「DSAで推進することと今後の決意 
 
 これからの社会に求められているのは、データそのものを流通させることにとどまらず、その「信頼」まで流通させることです。「誰が、いつ、どの根拠でそのデータを生成・更新・検証したのか」がクリアに分かる仕組みを、社会の基盤として備えていくことが重要になります。
 
 サイカルトラストは「DSA」への参画を通じ、AIとブロックチェーン技術を活用したサイカルトラスト特許群をもって、この「真正性(トラスト)の実装」に貢献してまいります。サイバーリスクや地政学的リスクが高まるいま、「データ連携基盤(データスペース)」に求められているのは「安心して任せられる」ことです。
 
 サイカルトラストは、『DATA-EX』時代にふさわしい「真正性(トラスト)基盤」を机上の概念にとどめず、現場で本当に使える仕組みとして社会へ実装していく決意です。今後、「DSA」の皆さまと共に、検証可能な「データ連携基盤(データスペース)」の具体化を推進してまいります。
 
 
 
 
第5章 サイカルトラストに関しまして
 
(1)会社概要
 
  極めて重要性の高い分散型台帳技術(DLT)におけるブロックチェーン技術を利活用し、包括的なブロックチェーンソリューションを「国際標準規格(ISO/TC307)」として昇華させることに邁進している企業です。
 
【公式Webサイト】
https://cycaltrust.co.jp/
 
(2)加盟団体
 
・「国際標準規格(ISO/TC307)WG8」:国内委員
・「ブロックチェーン国際標準活動活性化研究会」
・ 国際半導体製造装置材料協会(SEMI):関連会員(ブロックチェーンワーキンググループ参画)
・ 一般社団法人 ブロックチェーン推進協会(BCCC):会員企業
・ 一般社団法人データ社会推進協議会(DSA):賛助会員
 
【用語解説】
分散型台帳技術(DLT):ネットワーク参加者で同一のデータ(台帳)を共有・管理する技術の総称
国際標準規格(ISO/TC307):ブロックチェーン等の国際標準ルールを策定する専門委員会の規格

 


 

 
 
 

単一障害点問題:特定の箇所が故障するとシステム全体が停止してしまう弱点のことです。管理の集中化によって起こるリスク