~独自開発アルゴリズムにより、高速学習・常時再学習で現場環境の変化に自律追従。お客様の現場環境に合わせたカスタマイズにも対応~
株式会社ZetaX(本社:東京都渋谷区、共同代表取締役:佐藤陽・柳澤京佐、以下「ZetaX」)は、独自開発のエッジAIアルゴリズムを搭載した異常検知システムを開発したことをお知らせいたします。本製品は、GPUやクラウド接続を一切必要とせず、製造業・インフラ設備の現場に設置するだけで異常検知を開始できる次世代ソリューションです。東京大学発スタートアップとして、日本を支える製造業・インフラの生産効率最大化に寄与します。
 
共同代表取締役 佐藤陽 柳澤京佐

なお、2026年4月15日(水)・16日(木)に開催されるStartup JAPAN Expoにて本製品のデモ展示を行います。

背景:製造業が抱える設備保全の課題
製造業・インフラ分野では、設備の突発停止による生産ロスやメンテナンスコストの増大が深刻な経営課題となっています。従来のAI異常検知システムの多くは、クラウド環境への常時接続や高価なGPUサーバー、またnvidiaのjetsonなどのエッジAI製品を前提としており、以下のような課題がありました。

1,セキュリティリスク: 製造データのクラウド送信に対する情報漏洩への懸念
2,導入コスト: GPU搭載サーバーの購入・運用に数百万円規模の初期投資が必要
3,ネットワーク依存: 通信障害時にAIが機能停止するリスク
4,環境変化への対応: 一度学習したモデルが、季節変動や設備劣化に追従できない
5,画一的な製品設計: 現場ごとに異なる設備・センサー構成に柔軟に対応できない
6,消費電力の大きさ: nvidiaのエッジAI製品であるjetsonなどは消費電力が大きく、運用コストが増大する

ソリューション
ZetaXが独自に開発した軽量AIアルゴリズムを核に、エッジデバイス上で完結する異常検知ハードウェアシステムです。センサーデータの取得から学習・推論までをすべてデバイス内で処理し、外部環境に依存しない自律的な異常検知を実現します。弊社は東京科学大学、東京大学の研究室と連携しております。



4つの特長
1. GPU不要・セキュリティリスク0の完全エッジ完結設計

独自アルゴリズムの軽量な計算構造により、汎用的な低消費電力プロセッサ上で高精度な異常検知を実現。GPUやクラウドへのデータ送信が不要なため、セキュリティリスクを排除し、ネットワーク環境のない現場にも導入可能です。

2. 高速学習:正常データのみで即座にモデル構築

ディープラーニングのような大規模な学習プロセスを必要とせず、正常稼働時のセンサーデータから短時間でモデルを構築。導入初日から異常検知を開始できるため、現場の負担を最小限に抑えます。

3. 常時再学習:環境変化に自律的に追従

従来のAIモデルが苦手とする季節変動、設備の経年劣化、生産条件の変更といった環境変化に対し、稼働中も継続的に再学習を実施。誤報の増加やモデルの陳腐化を防ぎ、長期間にわたり安定した検知精度を維持します。

4. お客様のニーズに合わせたカスタマイズ対応

製造現場は業種・設備・環境によって求められる要件が大きく異なります。リザーバーコンピュータは、対象センサーの種類、検知対象の異常パターン、アラート条件、既存システムとの連携方法など、お客様の現場環境や運用フローに合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。AI受託開発で培ったZetaXの技術力により、導入から運用定着まで一気通貫でサポートいたします。

独自開発アルゴリズムについて
ZetaXが開発した本アルゴリズムは、時系列データの特徴抽出に特化した軽量AI技術です。学習に必要な計算リソースを大幅に削減しながらも、振動・音響・温度・電流などの製造現場のセンサーデータに対して高い検知精度を発揮します。GPUを必要とするディープラーニングとは異なるアプローチにより、エッジデバイス上でのリアルタイム学習・推論を可能にしました。

実績
プライム上場企業とのPoC(実証実験)を実施中
複数の町工場への導入が決定済み
大規模製造拠点から中小規模の工場まで、幅広い現場環境での運用を見据えた製品設計を行っています。
東京都主催のアクセラレーションプログラム(GTIE)にて優勝・NTTハードウェアコンテストにてスタートアップ唯一の受賞など多数の受賞歴あり。
 


想定される導入シーン
業種 用途例
製造業(工場) モーター・ポンプ・コンプレッサー等の回転機器の予知保全
インフラ(電力・ガス・水道) 配管・バルブ・変圧器等の異常兆候の早期検知
物流・倉庫 コンベヤ・搬送機器の稼働監視
ビル管理 空調・エレベーター等の設備監視
 
 
展示会出展情報
イベント名 Startup Japan EXPO
日程 2026年4月15日(水)・16日(木)
内容 デモ展示、個別相談
会場にてデモ機による実演を行います。実際のセンサーデータを用いた異常検知のリアルタイムデモをご体験いただけます。カスタマイズのご相談も承りますので、お気軽にお立ち寄りください。

今後の展望
ZetaXは、本製品の製造業・インフラ領域への導入拡大に加え、AIエージェントとの連携による設備管理の自動化や、自社が強みを持つ耐量子計算機暗号(PQC)技術を組み合わせたセキュアなエッジAIソリューションの開発にも取り組んでまいります。

株式会社ZetaXについて
会社名 株式会社ZetaX
共同代表取締役 佐藤 陽 / 柳澤 京佐
本社 〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目11-4 FPGリンクス神南 5階
拠点 東京本社、名古屋オフィス
事業内容 AI受託開発、耐量子計算機暗号(PQC)導入支援、エッジAI異常検知デバイスの開発・販売
URL https://zetax.jp
連絡先:ysato@zetax.jp