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TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)と東和薬品株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:吉田 逸郎、以下:東和薬品)は、東京都立広尾病院(所在地:東京都渋谷区、院長:田尻 康人、以下:広尾病院)に対し、TISが提供する「ヘルスケアパスポート」を共同で導入したことを発表します。 |
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TISの「ヘルスケアパスポート」は、生活者の健康・医療情報を医療従事者や家族と共有できるPHR※1基盤サービスです。生活者による情報共有の意思表示(オプトイン)に従って、健康・医療情報を安全かつ双方向に共有できる仕組みをサービス利用型で提供しています。 |
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TISと東和薬品は、2021 年に「ヘルスケアパスポート」の協業販売に向けたアライアンス契約を締結し、「ヘルスケアパスポート」の普及、サービスの最適化を進め、持続可能な地域医療連携の実現の後押しを目的として活動しています。個人の健康データの基盤づくりに貢献するため、TISはヘルスケアデータを適切に一元化・共有するシステムの開発・運営を担い、東和薬品は幅広い販売網を通じた「ヘルスケアパスポート」の普及を担っています。 |
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※1 個人が自分自身の医療情報や健康情報(バイタルデータ)を一元管理する仕組み。パーソナルヘルスレコードの略。 |
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背景 |
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広尾病院は400床以上を有する東京都の基幹病院で、救急医療や島しょ医療における重要な役割を担っています。その中で今回「ヘルスケアパスポート」を導入した病院総合診療科は、特定の疾患や臓器の種類を限定せず、幅広く総合的な初期診療を行う部門です。広尾病院の病院総合診療科では、患者を一人の人間として深く理解し、治療過程(ペイシェントジャーニー)に寄り添う伴走型医療を診療方針に掲げています。伴走型医療とは、単に病気が治ったかどうかだけでなく、検査結果を待つ不安な時期や自宅での心細い時間をなくし、その過程をトータルで支え、患者経験(PX)を高めることを指します。 |
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近年、高齢者が複数の専門医にかかることが一般的となり、自宅での過ごし方や体調変化といった情報が分断され、患者のペイシェントジャーニーが見えにくくなっているという課題がありました。この状態を解決するため、新たなアプローチを模索していた広尾病院では、患者自身が情報のオーナーシップを持ち、バイタルデータや血液検査の結果を自ら管理、治療方針を選択することで主体性を取り戻すペイシェントジャーニーの手段として、PHRに着目しました。 |
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選定理由 |
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TISの「ヘルスケアパスポート」は、TISと東和薬品株式会社の共同提案を経て、以下の理由から選定されました。 |
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クラウドに患者のペイシェントジャーニーを記録・共有できるプラットフォーム型である点 |
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医療機関が導入しやすい料金設定や入力メニューをカスタマイズできる柔軟性 |
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導入 |
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広尾病院は2024年夏より、まずは病院総合診療科において「ヘルスケアパスポート」を導入しました。診察時の検査データだけでは把握しにくい「見えない苦痛」を抱える患者を対象に、「ヘルスケアパスポート」のアプリで登録したデータを広尾病院の医師らがブラウザ管理画面上で共有し、それを早期介入や適切なアドバイスに活用することを目指しました。 |
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自宅療養中のモニタリングは、患者が日々、血圧や脈拍、体温などのバイタルデータを計測・登録する形で行われました。情報の登録は、スマートウォッチで計測した値の自動連携も可能であり、痛みの度合いや倦怠感、睡眠時間といった情報をフリーコメントで記載できます。 |
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効果 |
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今回の「ヘルスケアパスポート」導入による効果は以下の通りです。 |
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検査では把握しにくい患者の「見えない苦痛」を可視化し、社会復帰を支援 |
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PHRによる報告によりバイタルサインと症状の相関関係を可視化し、適切な診断ときめ細かな薬の処方が実現。導入においては、以下の事例で特に大きな効果を確認。 |
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1. |
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線維筋痛症などの慢性疼痛疾患 |
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ブラウザ管理画面で報告内容を確認し、電話で追加ヒアリングをするだけで適切な薬の調整が可能。 |
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2. |
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十代・二十代に多い起立性調節障害(POTS) |
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自律神経の不調により起立時に頻脈などが生じるPOTSでは、原因が精神疾患によるものか、身体的なPOTSなのかの判断が非常に難しく、細かな体調変化を継続的に観察することが極めて重要。「ヘルスケアパスポート」導入の結果、数ヶ月間の自宅療養で学校に通えるようになったり、仕事が継続できるようになったりと、社会復帰に寄与。 |
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外来診療の効率化 |
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事前に患者の状態を把握できることで、医師・医療スタッフの働き方改革に寄与。さらにAI問診などの他のツールも併用することで、医師の診療時間を1日あたり約1時間短縮。医師が自身の心身にゆとりを持つことで、より丁寧な患者対応と患者経験(PX)の向上に貢献。 |
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また、今後は広尾病院の他の診療科・部門への「ヘルスケアパスポート」の横展開に加え、院外における地域医療や多職種連携を目指します。 |
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広尾病院コメント |
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「ヘルスケアパスポート」を活用した日々のモニタリングで状態の安定を確認することで、患者の通院回数や不安による救急外来の受診の減少にもつながっています。こうした受診行動の適正化は、患者個人の負担減にとどまらず、重複する検査や処方、不要な救急搬送を減らし、国の課題である医療費の削減・適正化にもつながることも期待できます。現在私は、都内の主要医療機関が参画する「東京総合診療推進プロジェクト」のリーダーとして、若い総合診療医の育成を行っています。次世代を担う医師にもPHRのメリットを理解してもらい、新しい医療のかたちを一緒に広めていきたいと考えています。 |
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地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立広尾病院 病院総合診療科 部長 |
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小坂 鎮太郎氏 |
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本件の詳細は以下URLをご参照ください。 |
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https://www.tis.jp/casestudy/casestudy_184.html |
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「ヘルスケアパスポート」について |
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地域の医療従事者と生活者が健康・医療情報を双方向に共有できるPHR 基盤サービスです。生活者自身が健康・医療情報を記録・管理するPHRとしての役割と、地域の医療施設が連携して医療情報を共有する地域医療連携システムとしての役割の両者を担います。生活者の同意のもと、地域の病院、診療所、調剤薬局、福祉施設等はそれらの情報を参照することで、日々の処置・対応に役立てることができます。また、健診結果や日々の記録などの健康情報を管理・活用することで健康増進を支えます。 |
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本サービスの詳細は、以下URLをご参照ください。 |
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https://www.tis.jp/service_solution/healthcare-passport/ |
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広尾病院について(https://www.tmhp.jp/hiroo/) |
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東京都立広尾病院は、「東京ER・広尾」を担う高度救命救急提供や災害医療、島しょ医療といった都の重要な役割を担う総合病院です。地域の医療機関と密接に連携し、良質な医療の確保を図るとともに、地域医療の充実を支えるため、チーム医療の強化を継続しています。患者の皆さまに合わせた医療を提供することで、都民の健康に寄与します。 |
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TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/) |
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TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客さまのあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客さまと共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。 |
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東和薬品について(https://www.towayakuhin.co.jp/) |
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東和薬品は、「私達は人々の健康に貢献します 私達はこころの笑顔を大切にします」という企業理念のもと、コア事業であるジェネリック医薬品事業に加え、「健康の維持」や「病気になる前の状態(未病)を健康な状態に戻す・または悪化させない」といった健康関連事業に関する取り組みをおこない、「健康寿命の延伸」に貢献し、いつの時代も世の中や地域社会に必要とされる企業を目指しています。 |
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※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。 |
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※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。 |
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◆本サービスに関するお問い合わせ先 |
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TIS株式会社 デジタルイノベーション事業本部 ヘルスケアサービス事業部 |
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ヘルスケアプラットフォームサービス部 ヘルスケアパスポート担当 |
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TEL:050-1702-4053 E-mail:healthcare-passport@ml.tis.co.jp |
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