3研究科で計69名が入学、構想人材として新たな一歩を踏み出す
社会構想大学院大学(本部:東京都港区、学長:吉國浩二)は、2026年4月4日(土)2026年度入学式を執り行いました。2017年に開学した本学は、社会課題解決に取り組む高度専門職人材をこれまで202名輩出し、コミュニケーションデザイン研究科、実務教育研究科、社会構想研究科の3研究科合わせて69名の新入学院生を迎えました。
式典はオンライン中継も交えて実施。
本式では、吉國浩二学長からの式辞のほか、来賓・参列者のご紹介が行われ、代表院生が入学にあたっての決意を宣誓しました。
学長式辞
■学長 吉國浩二 式辞(一部抜粋)
「本学は2017年の開学以来、複数の研究科と研究所を擁し、理想の社会の実現に貢献する高度専門人材の育成に取り組んできました。世界が大きく変化し、既存のルールや価値観が揺らぐ中、今求められているのは過去にとらわれない本質的な変革です。本学では、理想の未来から逆算して構想するバックキャスティングや、物事を多角的に捉えるクリティカルシンキングを重視し、新たな知の創出を促します。多様なバックグラウンドを持つ仲間との対話や学びを通じて、自らの課題解決に挑み、社会に新たな価値を生み出す力を養っていただきたいと考えています。」
 
 
■コミュニケーションデザイン研究科 院生代表
原田謙太郎さん(株式会社ビームス 社長室コーポレートコミュニケーション部広報課長
「実務の中で、コミュニケーションが人や組織に前向きな変化をもたらす場面に多く立ち会う一方で、その価値を十分に言語化しきれていないもどかしさも感じてまいりました。こうした経験を踏まえ、実践を学問的に捉え直し、自分なりの言葉で体系化していきたいと考えています。企業活動と社会の関係がより密接になる中で、広報やコミュニケーションの役割をより深く捉え直し、実務と理論を往復しながら学びを深めてまいります。」
 
■社会構想研究科 院生代表
黒沼 晋さん(日本経済新聞社 メディアビジネス コンテンツデザインユニット 部長)
「多様な分野や背景を持つ仲間とともに、この学びの場に集えたことを大変心強く感じています。これまでの経験に安住するのではなく、自らの視座を問い直し、新たな価値を生み出す挑戦に取り組んでいきたいと考えています。不確実性の高い時代においては、問いを立て続ける力と、未来を構想し続ける意志が必要であると感じています。本日ここに集った仲間とともに、それぞれの立場から社会に新たな価値を提案できる人材へと成長していくことを誓います。」
【研究科長紹介】
本学では、社会構想研究科、実務教育研究科、コミュニケーションデザイン研究科の3研究科を設置し、それぞれの研究科長のもと、専門性と実務経験を兼ね備えた教員陣が教育・研究を推進しています。各研究科の特色を生かしたカリキュラムにより、理論と実践を往復しながら社会に新たな価値を創出する人材の育成に取り組んでいます。
 
■社会構想研究科:社会課題を構想する力を育成
研究科長 先崎彰容 教授
日本政治思想史および戦後社会史を専門とし、現代社会における思想や価値観の変遷を研究。社会課題を歴史的・思想的観点から捉え直し、構想力の基盤となる知の探究を推進している。
 
■実務教育研究科 :実務と理論を架橋する教育研究
研究科長 川山竜二 教授
社会理論や知識社会学を専門とし、実務と学術を架橋する教育研究を推進。実務家教員の育成をはじめ、教育分野における高度専門職人材の育成に取り組む。
コミュニケーションデザイン研究科:組織と社会をつなぐコミュニケーションの研究
研究科長 中川哲 教授
教育工学・情報処理・教育支援システムを専門とし、テクノロジーと教育を融合した研究に従事。コミュニケーションの高度化を支える教育基盤の構築に取り組む。
■社会構想大学院大学について
2017年4月に東京・高田馬場に開学。学校法人先端教育機構の「知の実践研究・教育で、社会の一翼を担う」の理念に基づき、組織の理念を基軸に広報・コミュニケーション戦略を立案・実行する人材の育成を目指し、コミュニケーションデザイン研究科(※2、3)を設置しています。修了者には、専門職学位の「コミュニケーションデザイン修士(専門職)」(Master of Communication Design)が授与されます。また、2021年4月に開設した実務教育研究科(※2)では、実践知の体系化により新たな知識を確立し、それを社会へと実装するための教育・人材育成を行う高度専門職業人を養成します。修了者には、専門職学位の「実務教育学修士(専門職)」(Master of Professional Education)が授与されます。そして、3研究科目となる社会構想研究科を2024年4月に開設いたしました。本研究科は、社会学の観点から「社会の理想の姿」を見定め、その実現のために「社会や組織のグランドデザイン」それ自体を練り上げることができる高い専門性を備えたプロフェッショナルや、社会的起業によって経済活動と社会貢献の好循環を実現できる人材の養成を目指します。修了者には、専門職学位の「社会構想修士(専門職)」(Master of Social Design)が授与されます。
本学の附属研究機関である「先端教育研究所」では、自身の実践知を社会で役立てる気概を持った多様な人材を育成する「実務家教員養成課程」、総務省が令和3年度から設けた「地域プロジェクトマネージャー」の任用制度に合わせ、地域のプロジェクトを牽引できる「ブリッジ人材」の育成を目指す「地域プロジェクトマネージャー養成課程」、2024年4月から社会教育行政を含めた専門性を身に付けて、地域コミュニティにおける学びを基盤とした自律的・持続的な活動をできる社会教育人材の養成を目的とした「社会教育士養成講座」、2025年2月よりICTを活用した教育改革を推進できる専門的リーダーの育成を目指す「教育CIO養成課程」を開講いたしました。
その他詳細は大学院HP( https://www.socialdesign.ac.jp)をご覧ください。
本学発行紀要『社会構想研究』はこちらよりご覧いただけます。
※1)2023年度公益財団法人大学基準協会による大学評価(認証評価)で「適合評価」
※2)厚生労働省の教育訓練給付金(専門実践教育訓練)に指定(国から最大112万円を給付)
※3)公益財団法人大学基準協会の「広報・情報系専門職大学院認証評価」で初の適合評価

実践を学問的に捉え直し、自分なりの言葉で体系化していきたいと考えています。