デザインの裏にある“性能の根拠”まで見届ける。D-WEBER、新たな挑戦。 |
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愛知県安城市を拠点とするデザイン会社、有限会社D-WEBER(代表取締役デザイナー:水野健一)は、2025年7月よりデザイン初期段階における簡易CAE解析サービスを開始いたします。 | ||||||||||||||
「解析まで手を出しやがった」――そう言われることが、私たちにとって最高の褒め言葉です。 | ||||||||||||||
愛知県安城市に拠点を置くデザイン会社、有限会社D-WEBER(代表取締役デザイナー:水野健一)は、2025年7月より設計初期における簡易CAE解析サービスを開始いたします。本サービスは、ハイエンドCAD「CATIA(GSD/FSX/GAE構成)」を活用した高精度モデリングに、静的応力および変形傾向の簡易解析を加えることで、設計・製造部門への提案精度を向上させます。D-WEBERは、小規模ながらCATIAを造形ツールとして8年以上活用し、日本を代表する自動車メーカーからも高く評価されています。 この数年で発表した独自作品は、パリ、ドイツ、その他の欧州各国、アメリカ、アジアにおいて、ASIA DESIGN PRIZEやIDA International Design Awardsなど、国際的なプロダクトデザインアワードで累計30点以上を受賞しています。世界的に評価されるデザインと造形力を背景に、単なる“形”の提案にとどまらず、“性能まで見据えた根拠のあるデザイン”を実現し、設計前の地ならし支援を行う新たなフェーズへと進化いたします。 | ||||||||||||||
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■サービス概要 | ||||||||||||||
- CATIA GAEによる静的応力・変形傾向解析 | ||||||||||||||
- 設計初期段階におけるスペック方向性の確認支援 | ||||||||||||||
- モデリングに構造視点を加えた一貫支援 | ||||||||||||||
- コンセプト資料・軽量試作・R&D支援のオプション対応 | ||||||||||||||
D-WEBERは、性能の正確な数値化を目指すのではなく、“仕様として成立するかどうか”に強みを置いた実務寄りの解析支援を提供します。 |
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――ハイエンドCADを導入された背景を教えてください | ||||||||||||||
デザイナーという職業が、「原価ゼロで好きなことをしている」と誤解されがちですが、実際には、スキルを磨く時間や設備を維持するためのコストを全て自前で背負っています。このような現実が正当に理解されていないことが、昔から気がかりでした。さらに、大手業界では「CATIAを持っていない=連携が難しい」という雰囲気があり、導入していなかった際は、“持っていないことが弱み”として扱われることもありました。 デザインと造形スキルの高さは評価いただいていたものの、ツールの有無だけで見られることには悔しさが募りました。そこで、証明してやろうと思ったのです。私の目的は、設計ではなく、あくまで“デザイン造形”のためにCATIAを導入したことです。もちろん高額で、使用方法も特殊でしたが、「誰もやっていないなら、自分がやる意味がある」と感じていたのです。あのときの悔しさと無謀な決断が、今の自信につながっています。 | ||||||||||||||
――導入時、周囲の反応は? | ||||||||||||||
「デザイン会社で!?」「しかも個人で!?」といった声が当初は多く、中には「無謀すぎる」「設計者でも使いこなすのは大変なんだから」と心配してくださる方もいました。しかし、私は「誰もやっていないなら、自分がやる意味がある」と考えました。実際、使用開始以降は独学で試行錯誤の連続でした。CATIAは“目的に合わせて自身で道を拓く”ようなツールであり、マニュアルが通用しない世界でした。 ただ、もともと“立体化のセンスと技術”には自信があり、そこにこの高精度ツールが加われば必ず強力な武器になると信じて、手を動かし続けました。その結果、「D-WEBERのデータは、そのまま量産設計に使える」と言われるようになり、あのときの無謀とも言える決断が我々にとって大きな財産となったという実感があります。 | ||||||||||||||
――3ライセンス体制に踏み切った理由は? | ||||||||||||||
コロナ禍でリモートワークが必然となる状況の中、スタッフがどこにいても同じ環境で作業できる体制を整えたいと思ったのです。そのためには、追加の設備投資が必要で、正直、非常に厳しい判断でした。しかし、「ここで止まるわけにはいかない」と腹を決め踏み切りました。結果として、社内で全てのデータをクリーンに完結できる体制が整い、これがクライアントからの信頼にも繋がっています。この経験を通じて強く感じたのは、投資は“するかしないか”ではなく「どう活かしきるか」が重大であるということです。この視点があったからこそ、「性能」という新しい領域へのチャレンジにも繋がったのだと考えています。 | ||||||||||||||
――なぜ、そこから“解析”にまで? | ||||||||||||||
もともと私は製造現場や設計・試験評価に携わってきたことから、常に「自分が描いたデザインは、ちゃんと性能として成立しているのか?」という疑問を抱いています。自社で製造ができなくても、“より良い製品”を目指したいという気持ちは、根底にずっとありました。このような思いから、2年前にCAEモジュールを導入し、自社で解析の勉強と検証を徐々に重ねてきました。ようやく今、社外にもお届けできるレベルに達しました――これが今回のリリースの背景です。 もちろん、「せっかく高性能なCADを使っているのだから、もっと有効活用したい」という想いや、コロナ禍での設備投資を回収したいとの現実的な理由もあります。また、大きな理由としては、製造経験のないスタッフにも性能という視点を通じて“ものづくりの本質”を感じてほしかったという思いがあります。ただ形を整えるのではなく、その形が意味を持つ理由を考えることが、デザインの質を高めると信じています。もちろん、私たちの解析はあくまでデザイン初期段階の“一つのステップ”に過ぎません。 本格的なエンジニアリング解析には及びませんし、専用ソフトと比較して限界もあります。それでも「良いバトンを渡す」という役割に徹することで、開発プロセス全体をより円滑にする強みがあると確信しています。デザインはデザイナーに、製品解析はエンジニアに。お互いの領域を尊重し合いながら、“その間”に立てる存在でありたいと考えています。 | ||||||||||||||
私は、デザインだけで終わらせたくないし、モデリングだけでも終わらせたくない。 | ||||||||||||||
「あいつ、解析まで手を出したのか。アホだなぁ」と言われることが、今の私にとって最高の褒め言葉なのです。 | ||||||||||||||
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本格的に“かたち”を考えるからこそ、性能も見逃しません。D-WEBERは、裏付けのあるデザインでモノづくりを支える数少ない存在でありたいと願っています。 | ||||||||||||||
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会社概要: |
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商号 : 有限会社 D-WEBER(ディーウェーバー) | ||||||||||||||
設立 : 2003年8月 | ||||||||||||||
代表者 : 代表取締役デザイナー 水野 健一 | ||||||||||||||
所在地 : 〒446-0045 愛知県安城市横山町八左20-2 Bureau Yokoyama テナントB棟-3 | ||||||||||||||
事業内容: 企画・プロダクトデザイン・グラフィックデザイン・各種デザイン相談など | ||||||||||||||
URL :D-WEBERオフィシャルサイト https://www.d-weber-inc.jp | ||||||||||||||
プロジェクトブランド 4DESIGN by DW https://www.4-design.jp | ||||||||||||||
インスタグラム https://www.instagram.com/4design_by_dw | ||||||||||||||
愛知県安城市を拠点とするデザイン会社、有限会社D-WEBER(代表取締役デザイナー:水野健一)は、2025年7月よりデザイン初期段階における簡易CAE解析サービスを開始いたします。
「解析まで手を出しやがった」――そう言われることが、私たちにとって最高の褒め言葉です。
「あいつ、解析まで手を出したのか。アホだなぁ」と言われることが、今の私にとって最高の褒め言葉なのです。
本格的に“かたち”を考えるからこそ、性能も見逃しません。D-WEBERは、裏付けのあるデザインでモノづくりを支える数少ない存在でありたいと願っています。