ビタミンCは、“美容成分”から“日常の健康基盤”へ
「Lypo-C」を展開する株式会社スピック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役社長:芝田崇行)は、2018年に4月4日を「ビタミンCの日」(CC[シー・シー]の日)として制定しました。制定から8年が経過した現在、ビタミンCを取り巻く環境は、美容医療の一般化や医師による情報発信の拡大、さらにはコロナ禍を契機とした健康意識の高まりを背景に大きく変化しています。
当社は、生活者1万人を対象とした栄養素に関する意識調査に加え、その中から過去1年以内にビタミンCを含むサプリメントや健康食品を摂取したと回答した1,000人、および医師50名を対象にビタミンCに関する調査を実施しました。2018年に実施した同調査との比較を通じて、ビタミンCに対する体感・摂取目的、理解の変化とともに、生活者と医師の認識にどのような違いがあるのかを多角的に分析しています。美容成分として認識されてきたビタミンCが、今生活者の中でどのように位置づけられ、医師からどのように評価されているのか。“日常の健康を支える基盤”へと広がるビタミンCの現在地を明らかにします。
調査サマリー
ビタミンCは2026年も4冠を達成
認知・関心・摂取意向・実践のすべてで1位を獲得
実感は免疫・疲労を中心に広がる
「風邪をひきにくくなった(21.0%)」「疲労回復・疲労予防(15.4%)」が上位
摂取方法はサプリメントと食事を軸に多様化
サプリメント(錠剤)(56.5%)が最多。形状も複数に分散
目的は美容に加え、健康・疲労・免疫へ拡張
2026年は「健康維持(58.1%)」「疲労回復(50.9%)」「免疫(41.0%)」が上位
医師は体内利用を重視し、評価が分かれる領域も
点滴・処方製剤を高く評価。市販製品の評価は分散
生活者の理解は進展したが、理解の深さには差が
吸収率の理解は62.4%と上昇。一方、必要摂取量は約6割が未認知。
医師の推奨摂取量は「1,000mg以上」の高用量が主流。生活者との理解の差は依然として
 
■2026年もビタミンCが他の栄養素を押さえて4冠を達成
1万人を対象に実施した2026年の栄養素に関する意識調査において、ビタミンCが「知っている栄養素」「興味・関心のある栄養素」「摂取したい栄養素」「普段から意識して摂取している栄養素」いずれの設問においても、他の主要な栄養素を抑えて1位となりました。
ビタミンCは「知っている栄養素」にとどまらず、「摂りたい」「実際に摂っている」まで一貫して行動に結びつく、実践されやすい栄養素であることが明らかになりました。鉄やカルシウム、たんぱく質といった他の主要栄養素が理解や取り入れ方の難しさから行動段階で差が出る一方、ビタミンCは効果や摂取イメージが直感的で、日常生活に組み込みやすい点が評価されています。さらに2018年調査から首位を維持していることから、ビタミンCは一過性の健康トレンドではなく、「意識すべき栄養素」として生活者の中に完全に定着した存在であると言えます。
 
体感・行動から見るビタミンCの現在地 
 免疫・疲労を中心に実感が広がる一方、摂り方と選び方には模索も
体感の中心は「免疫」「疲労」。多様な変化が実感されている
ビタミンCを摂取して最も感じることとして多かったのは「風邪をひきにくくなった(21.0%)」、次いで「疲労回復・疲労予防(15.4%)」が挙げられました。このほか、「美白(日焼け予防)」「シミ・そばかすの変化」「ニキビ」「肌の調子」など、肌に関する実感も複数項目に分かれて一定数見られ、体感は一部の効果に集中するのではなく、幅広く分散していることが分かります。
これらの結果から、ビタミンCは免疫や疲労といった体調面を中心に、生活のさまざまな場面で実感されている栄養素であることがうかがえます。
摂取方法はサプリメントを“基点”に多様化
ビタミンCの摂取方法について見ると、2026年は「サプリメント(錠剤)(56.5%)」が最も多く、顆粒や液状など他の形状も一定数利用されています。これらを合算するとサプリメントの利用率は最も高く、ビタミンC摂取において主要な手段の一つとなっていることが分かります。
一方で、「食べ物(野菜・果物)(44.3%)」や「栄養ドリンク(29.1%)」も高い割合を占めており、ビタミンCは食事とサプリメントを軸に、さまざまな方法で取り入れられている実態がうかがえます。
選び方の上位は「価格」「成分量」「飲みやすさ」
ビタミンC製品を購入する際に重視するポイントについて、生活者の回答を順位別に見ると、「価格」が最も多く1位に挙げられ、次いで「成分量」や「飲みやすさ(味・形状)」が上位を占めました。
一方、「吸収率・体内利用効率」や「技術」「医師・専門家の推奨」といった項目は、価格や飲みやすさと比べると優先順位は相対的に低い結果となっています。
これらの結果から、ビタミンC製品の選択においては、コストや続けやすさに直結する要素が重視される傾向がうかがえます。
生活者は実感を得ている。摂り方や選び方には、なおばらつきも
2026年の調査では、ビタミンCについて免疫や疲労といった体調面を中心に、実感が得られている様子が確認されました。一方で、摂取方法はサプリメントや食事など多様に広がり、製品選択においては価格や飲みやすさ、成分量といった続けやすさに直結する要素が重視される傾向も見られます。
これらの結果から、ビタミンCは身近な存在として日常に取り入れられている一方で、摂り方や選び方については、状況や考え方が多様であることがうかがえます。
 
■ビタミンCは「美容成分」から「日常の健康基盤」へ
 目的は拡張し、男女・年代によって期待される役割が分化
ビタミンC摂取目的、8年で変化。「美容」だけでなく「健康・疲労・免疫」へ広がる
ビタミンCを摂取する目的について、2018年調査では「美白」「シミ・そばかす対策」など、肌を中心とした美容目的が最上位でした。一方、2026年調査では、「健康維持(58.1%)」「疲労回復・疾病予防(50.9%)」「風邪予防(免疫)(41.0%)」がいずれも高い割合を示し、肌目的(51.9%)と並んで上位に位置しています。
この結果から、ビタミンCは美容目的に限定された成分という位置づけを超え、日常の健康管理や疲労・免疫対策を含む、幅広い目的で摂取される栄養素へと役割を広げていることが分かります。
男女で異なるビタミンCの「入口」。男性は健康管理、女性は美容を起点に“健康へ”
ビタミンCを摂取する目的を男女別に見ると、明確な違いが見られました。
男性では「健康維持(60%)」「疲労回復・疾病予防(53%)」「風邪予防(免疫)(42%)」といった体調管理を目的とした利用が中心となっています。
一方、女性では「肌のため(68%)」が最も高く、美容目的が大きな入口となっているものの、「健康維持(57%)」「疲労回復・疾病予防(48%)」「風邪予防(免疫)(40%)」も高い割合を示しました。
この結果から、女性は美容を起点に複数の効果を期待し、男性は健康・実用面を重視する傾向がある一方で、免疫目的については男女ともに高く、ビタミンCが性別を問わず日常の健康対策として位置づけられていることが分かります。
年代で広がるビタミンCの役割。若年層では美容と体調ケア、中高年層では健康管理の軸へ
年代別にビタミンCを摂取する目的を見ると、世代や性別によって重視される役割のバランスに違いが見られます。
20代・30代では、男女ともに「健康維持」や「疲労回復・疾病予防」といった体調面を意識した項目が比較的高い割合を占めています。また、女性では同世代において「肌のため(美白・シミ・そばかす・ニキビ)」への期待も高く、若年層では美容と体調ケアの双方を視野に入れて摂取されていることがうかがえます。
40代以降になると、男女ともに「健康維持」「疲労回復・疾病予防」「風邪予防(免疫)」といった項目が安定して高水準となり、ビタミンCは体調を整え、維持するための基盤的な栄養素としての位置づけがより明確になっていきます。特に男性では、年代が上がるにつれて健康目的での摂取意識が一層中心となっています。
一方、女性では中高年層においても「肌のため」や「エイジングケア」への期待が引き続き高く、美容と健康を並行して意識しながらビタミンCを取り入れている実態が見て取れます。
これらの結果から、ビタミンCは、年齢とともに役割が置き換わるのではなく、美容や体調ケア、健康管理といった期待がライフステージに応じて重ね合わされていく栄養素であることがうかがえます。
ビタミンCは、ライフステージとともに役割を変える栄養素
本調査から、ビタミンCは
・美容目的を起点にしながら健康・疲労・免疫へと期待が広がり
・男女や年代によって重視される役割が異なりながら生活者の日常に定着している栄養素であることが明らかになりました
具体的には、若年層では美容を入口に体調ケアを意識する傾向が見られ、働き盛り世代では疲労やストレス対策として、さらに中高年層では健康維持や予防を支える存在として位置づけられています。
ビタミンCは今や単一の目的に限定される成分ではなく、ライフステージに応じて期待される役割が変化する、柔軟な基礎栄養素へと進化していると言えるでしょう。
 
■医師調査から見えるビタミンCの現在地
 生活者の理解は進展。一方で、「量・吸収・選び方」には医師と違いが見られる
医師が有効と考えるビタミンCの摂取方法。「摂取」より「体内利用」が有効性の分かれ目
「ビタミンCはどの方法で摂取するのが有効だと思うか」という設問に対し、医師の評価が最も高かったのは「医療機関で処方されるビタミンC点滴」で、「とても有効」「まあ有効」と回答した割合は9割にのぼりました。次いで、「医師が処方する経口ビタミンC製剤」も約7割が有効と評価されています。
一方、市販のビタミンC錠剤(医薬品)については、「有効」と評価した医師は約4割弱(37.5%)にとどまり、「どちらとも言えない」「有効とは言えない」とする回答も一定数見られるなど、評価は分かれる結果となりました。また、「普段の食事からの摂取」については、健康維持としての基本的な意義は認められているものの、医療機関で処方される方法と比べると、有効性の評価は相対的に低い傾向が示されています。
これらの結果から、医師はビタミンCの有効性を判断する際、摂取の有無そのものよりも、摂取形態や体内でどれだけ安定して利用されるかといった点を重視していることがうかがえます。
医師は「吸収率・体内利用効率」を最重視。生活者は価格や飲みやすさを優先
ビタミンC製品を患者に勧める際に重視しているポイントについて、医師調査では「吸収率・体内利用効率(70%)」が最も多く、「効果・体感(52%)」「成分の安全性(52%)」「医学的エビデンス(42%)」といった項目も挙げられています。医師は、体内でどれだけ安定して利用されるかを重視して製品を評価していることが分かります。
一方、生活者調査では、購入時に重視する点として「価格」が最も多く1位に挙げられ、「飲みやすさ(味・形状)」や「成分量」も上位を占めました。「吸収率・体内利用効率」や「技術」「医師・専門家の推奨」といった項目は、優先順位としては相対的に低い結果となっています。
これらの結果から、医師と生活者ではビタミンC製品を選ぶ際の判断軸が大きく異なっており、医師は体内利用の合理性を、生活者は価格や続けやすさを重視する傾向が読み取れます。
「吸収率の違い」への理解は生活者でも広がる一方、医師との認識差は残る
「ビタミンCは摂取方法により吸収率が異なることを知っている」と回答した生活者は、2026年では62.4%となり、2018年調査(39.4%)と比較して大きく増加しました。この結果から、生活者の理解はこの8年間で着実に進んでいることが分かります。
一方、医師では2026年においても96%がこの事実を認識しており、認識は一貫しています。生活者と医師の認識の差は縮小傾向にあるものの、吸収率に関する理解の深さにはなお違いが残る可能性が示唆されます。
生活者の約6割が知らない必要摂取量。医師の推奨は2018年より高用量側へ、生活者との認識ギャップは継続
ビタミンCの1日の必要摂取量について、生活者では約6割(58.6%)が「知らない」と回答しました。また、「知っている」と答えた生活者の中でも、想定している摂取量にはばらつきが見られます。
一方、医師調査では、2026年において「1,000mg以上」を推奨する割合が9割以上を占めました。これは、2018年調査(約8割)と比較して、低用量を想定する医師がさらに減少したことを示しています。
これらの結果から、医師の間では、この8年間で「1,000mg以上」の高用量を前提とする考え方が広く共有されるようになった一方で、生活者にはその前提が十分に浸透しておらず、摂取量に関する認識ギャップは依然として残っていることが明らかになりました。
医師が指摘する生活者の誤解。「吸収率」が理解されていないことが最大の課題
医師に生活者のビタミンCの選び方についてよくある誤解を尋ねたところ、「吸収率の違いを理解していない」と回答した医師が78%と最も多い結果となりました。
次いで、「食事だけで足りていると思っている(58%)」「安価なもので十分だと思っている(58%)」「含有量が多ければ良いと思っている(50%)」といった認識も、いずれも約半数の医師が誤解として挙げています。
これらの結果から、医師の間では、ビタミンCは単に摂取量や価格で判断するものではなく、どのように吸収され、体内で利用されるかが重要であるという認識が共有されていることが分かります。
一方で、医師の間で共有されているこうした考え方が、生活者全体の理解として定着しているかどうかは、今後の課題と言えます。
医師が生活者に今最も伝えたいこと。「量より吸収」「こまめな摂取」「美容だけではない」
医師の自由記述では、「ビタミンCは体内で合成できず、常に消耗される」「一度に大量に摂るより、吸収されやすく継続することが大切」「美容目的に限らず、免疫・疲労・全身の健康に関与する」
といった意見が数多く寄せられました。医師は、ビタミンCを即効性のある対処法ではなく、日常的に“質と吸収を意識して取り入れる基礎栄養素”として正しく理解してほしいと考えています。
※アンケートに回答した医師の見解です
 
生活者の理解はこの8年間で進展。次に埋めるべきは「量・吸収・選び方」のギャップ
2018年と比較し、生活者のビタミンCに対する理解は着実に深まりました。
一方で、医師調査からは、摂取量・吸収率・製品選択に関する知識が、生活者にはまだ十分に共有されていないことも明らかになっています。
ビタミンCは「摂る栄養素」から「どう摂り、どう選ぶかが問われる栄養素」へ――
今まさに新たな段階に入っていると言えます。
 
「ビタミンCの日」とは
4月4日は、私たち株式会社スピックが2018年に制定した「ビタミンCの日」(CC[シー・シー]の日)です。1932年4月4日、チャールズ・グレン・キングが世界で初めて純粋なビタミンCの分離に成功した功績に敬意を込め、この日を記念日としました。人にとって欠かせないビタミンCの価値を見つめ直し、正しい理解と積極的な活用を広げていくことを目的としています。
 
 
【調査概要】
調査名 : ビタミンCに関するアンケート調査
調査期間:2026年3月6日(金)~3月10日(火)
調査対象者:
【生活者】
・全国の20代~50代男女10,000人(1次調査)
・上記の内、サプリメントや健康食品でビタミンCを摂取していると回答した人1,000人(2次調査)
【医師】全国のビタミンC点滴療法を実施する医師50人
調査方法 :【生活者】インターネット調査 【医師】オンラインアンケート調査
※ビタミンC摂取による効果や変化についての調査結果は、回答者自身の体感・実感に基づき回答されたものです。医学的効果や効能を示すものではありません。
※本調査結果をご掲載の場合は、「株式会社スピックによる調査」と明記ください。
 
<2018年実施調査概要>
調査名 : ビタミンCに関するアンケート調査
調査対象者:
【消費者】全国の20代~50代男女12,731人(1次調査)、1,000人(2次調査)
【医師】全国のビタミンC点滴療法を実施する医師100人
調査期間 : 2018年3月12日(月)~3月19日(月)
調査方法 :【消費者】インターネット調査 【医師】Fax調査
 
 
Lypo-C(リポ・カプセル)は、吸収率にこだわり、リポソーム技術を活用して開発されたサプリメントブランドです。この技術は、医学博士の柳澤厚生氏との長年の共同開発によって生まれました。Lypo-Cは、ビタミンCの体外へ排出されやすい性質を考慮し、リポソーム化によりその吸収効率を向上させることを目指しました。
2015年の発売以来、医療現場をはじめ、美容・健康業界のプロフェッショナルたちに広く支持され、医療機関やサロン、専門店などを中心に日本全国3,100店以上*で取り扱われています。 *2025年5月末時点
 
株式会社スピック(SPIC)は、「未来の健康を、つくる。」を目指し、サプリメント、クリニック、スポーツ、ライフスタイルなどの領域を横断し、ウェルネス事業を展開する企業です。
株式会社スピック: https://spic.com

生活者は実感を得ている。摂り方や選び方には、なおばらつきも

ビタミンC摂取目的、8年で変化。「美容」だけでなく「健康・疲労・免疫」へ広がる

男女で異なるビタミンCの「入口」。男性は健康管理、女性は美容を起点に“健康へ”

年代で広がるビタミンCの役割。若年層では美容と体調ケア、中高年層では健康管理の軸へ

生活者の理解は進展。一方で、「量・吸収・選び方」には医師と違いが見られる

医師が有効と考えるビタミンCの摂取方法。「摂取」より「体内利用」が有効性の分かれ目

医師は「吸収率・体内利用効率」を最重視。生活者は価格や飲みやすさを優先

生活者の約6割が知らない必要摂取量。医師の推奨は2018年より高用量側へ、生活者との認識ギャップは継続

医師が指摘する生活者の誤解。「吸収率」が理解されていないことが最大の課題

医師が生活者に今最も伝えたいこと。「量より吸収」「こまめな摂取」「美容だけではない」

生活者の理解はこの8年間で進展。次に埋めるべきは「量・吸収・選び方」のギャップ