2019年の相続法改正で創設された特別寄与料制度、認知度の低さから請求に至らないケースが大半
株式会社Mycat(本社:東京都目黒区)は、このたび特別寄与料の情報提供サービス「特別寄与料ナビ」(https://tokubetu.xyz)において、介護の貢献度を金額に換算する「金額換算ツール」を大幅にリニューアルしました。ツールURL: https://tokubetu.xyz/tools/care-valuation### 特別寄与料制度とは何か2019年7月1日に施行された改正相続法により、「特別寄与料」の制度が新たに設けられました(民法第1050条)。この制度は、被相続人(亡くなった方)に対して無償で療養看護その他の労務を提供した親族が、相続人に対して金銭の支払いを請求できるというものです。改正前は、相続人でない親族(たとえば、長男の妻が義父の介護を長年行っていたケース)が遺産分割において一切の権利を主張できないという問題がありました。特別寄与料の制度は、この不公平を是正するために創設されたものです。 しかし、制度の認知度は依然として低い状況にあります。日本弁護士連合会が公開している相続関連の法律相談データによると、特別寄与料に関する相談は相続相談全体のごく一部にとどまっています(出典:日本弁護士連合会)。制度を知らないために請求の機会を逃している方が多いと考えられます。### リニューアルで何が変わったか従来のツールは、介護の種類と期間を入力すると概算の金額帯を表示するだけのものでした。今回のリニューアルでは、介護内容をより細かく入力できるようにし、算定根拠を明確にした上で目安額を提示する形に改めています。**入力項目(リニューアル後)**- 被介護者との続柄(配偶者の親・兄弟姉妹の配偶者等)- 介護の種類(身体介護・通院付添・家事援助・見守り・施設との連絡調整)- 介護の頻度と1回あたりの時間- 介護を行った期間- 要介護度(認定されている場合)- 他の親族による介護分担の有無**出力内容(リニューアル後)**- 1日あたりの介護貢献額(介護報酬基準を参照して算出)- 介護期間全体での貢献額の累計- 裁判例における認容額の傾向(寄与の割合が争点になる点を解説)- 相続財産の規模に応じた寄与料の目安範囲- 請求に必要な証拠資料のチェックリスト### 算定の基礎となる考え方特別寄与料の金額算定には法律上の明確な計算式がなく、裁判所の判断に委ねられる部分が大きいのが現状です。ただし、実務上は以下の要素が考慮される傾向にあります。**介護報酬との対比**介護保険における訪問介護の報酬単価(身体介護で1時間あたり約4,000円前後)が、貢献の金銭的評価の基準として参照されることがあります(出典:厚生労働省「介護報酬の算定構造」)。本ツールでは、この介護報酬単価をベースに、介護の内容と時間から1日あたりの貢献額を算出します。 **裁判例における寄与割合**東京家庭裁判所の審判例では、療養看護型の寄与について、介護報酬相当額の50~70%程度を寄与料として認容する傾向が見られます。本ツールでは、この傾向を反映した幅のある金額帯を提示します。**相続財産との関係**特別寄与料は、相続人が取得した遺産の価額を超えることができないという制限があります(民法第1050条第4項)。本ツールでは、相続財産の概算額を入力できるようにし、上限額の目安も表示します。### おすすめの活用法**ケース1:義父母の介護を長年続けてきた方**配偶者の親を自宅で介護してきた方が、相続が発生した時点で「何か請求できるのか」を確認するために利用できます。介護日誌をつけている方は、その記録をもとにツールに入力することで、貢献額の概算を把握できます。**ケース2:兄弟姉妹間で介護負担の偏りがある家庭**「自分だけが親の介護をしている」という不満は、相続トラブルの大きな要因です。 特別寄与料は相続人以外の親族を対象とした制度ですが、相続人自身の寄与は「寄与分」(民法第904条の2)として別途主張できます。本ツールでは、特別寄与料と寄与分の違いも案内しています。**ケース3:弁護士に相談する前に金額感を掴みたい方**弁護士への相談を検討しているものの、「そもそもいくらくらい請求できるのか見当がつかない」という方が、相談前の事前準備として利用できます。ツールの出力結果を弁護士に見せることで、より具体的な相談が可能になります。### 今後の機能追加特別寄与料ナビでは、特別寄与料の請求書のテンプレート出力機能や、家庭裁判所への調停申立てに必要な書類一覧の案内機能を追加していく予定です。介護をした親族が正当な評価を受けられるよう、情報提供の充実を図ります。※ 本ツールの算定結果は目安であり、法的な請求額を保証するものではありません。具体的な請求手続きについては弁護士にご相談ください。▼ 本件の詳細https://tokubetu.xyz/tools/care-valuation■ 会社概要社名: 株式会社Mycat設立: 2025年2月5日所在地: 東京都目黒区三田2-7-22事業内容: AIを活用した中小企業・個人向けサービスの企画・開発・運営最新のお知らせ: https://tokubetu.xyz/newsコーポレートサイト: https://mycat.businessお問い合わせ: info@mycat.business---## コンプライアンスチェック- [x] 新規性: 金額換算ツールのリニューアル → OK- [x] 最上級表現: なし → OK- [x] データ出典: 民法第1050条、厚生労働省「介護報酬の算定構造」、日本弁護士連合会 → OK- [x] 代表者名: 非公開 → OK- [x] 架空調査: なし → OK- [x] 禁止ワード: なし → OK- [x] PDF/白書主軸: なし → OK