第29回「新聞労連ジャーナリズム大賞」を受賞した「河北新報」の調査報道をもとに、さらなる追加取材によって新たに構成した一冊。 |
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福島県のある町で、「企業版ふるさと納税」を財源に不可解な事業が始まろうとしていた。著者の取材から浮かび上がったのは、過疎にあえぐ小さな自治体に近づき公金を食い物にする「過疎ビジネス」と、地域の重要施策を企業に丸投げし、問題が発生すると責任逃れに終始する「限界役場」の実態だった。福島県国見町、宮城県亘理町、北海道むかわ町などへの取材をもとに、著者は「地方創生」の現実を突きつけていく。 2022年11月~2024年12月に「河北新報」朝刊に掲載された記事をベースに、報じていなかった事実経緯を盛り込んで新たに構成した一冊。 |
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【目次】 | ||||||||||||||||||
プロローグ | ||||||||||||||||||
第一章 疑惑の救急車 第二章 集中報道の舞台裏 第三章 録音データの衝撃 第四章 創生しない地方 第五章 雑魚と呼ばれた議員たち 第六章 官民連携の落とし穴 第七章 自治の行方 |
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エピローグ | ||||||||||||||||||
おわりに | ||||||||||||||||||
【著者略歴】 | ||||||||||||||||||
横山 勲(よこやま つとむ) 河北新報編集部記者。1988年青森県出身。河北新報社入社後、報道部、盛岡総局、福島総局を経て現職。執筆に加わった連載「止まった刻 検証・大川小事故」は2018年度新聞協会賞受賞。取材班として携わった連載「原発漂流」を含む特集「東日本大震災10年」は2021年度新聞協会賞受賞。自ら中心となって取材執筆した「『企業版ふるさと納税』の寄付金還流疑惑に関する一連の報道」は第29回新聞労連ジャーナリズム大賞を受賞した。 |
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