|
|
|
|
|
|
|
|
会社の愛され職人。社員からの信頼も厚い。 |
|
|
|
|
|
|
米国最大級の靴下製造販売会社の日本法人であるレンフロ・ジャパン株式会社(東京都品川区、取締役支社長:高橋良太)が展開する「履くホカロン」シリーズは、2025年冬に累計出荷数1,000万足を突破しました。シリーズ単体で年商約27億円を記録するヒット商品へと成長しています。 |
|
この商品の開発と成長を技術面から支えてきたのが、現在67歳のUさんです。靴下業界一筋44年。 |
|
商品開発や品質管理、工場指導などを担い、社内では「困ったらUさんに聞け」と言われる存在として、社員たちの相談役も務めています。 |
|
|
|
■56歳の転職。「もう一度、靴下の現場に戻りたかった」 |
|
|
|
Uさんは新卒で靴下メーカーに入社し、企画や生産管理など靴下づくりの現場に約20年間携わりました。その後、秘書室やお客様相談室などの部署を経験し、一時はものづくりの現場を離れますが、再び靴下の仕事に戻ることを決意します。 |
|
当社へ入社したのは56歳のとき。営業職として入社したものの、「やはり自分はものづくりの現場が好きだ」と感じ、次第に品質管理や商品開発の分野で役割を担うようになりました。現在は生産開発部 生産管理課に所属し、商品開発や品質管理を中心に、靴下づくりの現場に関わり続けています。 |
|
|
|
■靴下づくりへの向き合い方 |
|
|
|
Uさんが長年こだわってきたのは、「履いた瞬間の感覚」と「使い続けたときの違和感」です。靴下は日常的に使われるアイテムである一方、肌触り、ムレ、耐久性、フィット感など、わずかな違いが履き心地に影響します。糸の種類、編み機の設定、編み構造の違いによって、履き心地や機能性は大きく変わります。Uさんは、こうした要素を一つひとつ現場で検証しながら、「どうすればより快適になるか」を考える立場で商品づくりに関わってきました。 |
|
|
|
■「履くホカロン」誕生と進化 |
|
|
|
「履くホカロン」シリーズの構想は、取締役支社長・高橋良太が、冬の靴下市場に新しい価値を生み出したいと考えたことから始まりました。靴下業界では冬が最大の商戦期ですが、冬物靴下は素材を冬仕様に変える商品も多く、価格競争になりやすい市場でもあります。商社出身として業界を見てきた高橋は、「素材だけでなく、冬ならではの新しい価値を提案できないか」と考え着想したのが、カイロブランド「ホカロン」とのコラボレーションでした。 |
|
|
|
企画、営業、商品開発の各部門がこのアイデアに賛同し、社内の3名ほどの人数で商品開発がスタート。Uさんもテスト販売の段階から商品開発担当として関わり研究開発が進められました。構想から約8年の試行錯誤を経て、2020年に「履くホカロン」シリーズが誕生。発売当初は売り先を絞ったテスト販売でしたが、商品は完売し市場の手応えを感じるスタートとなりました。 |
|
|
|
翌2021年には暖かさをさらに高めるため、Uさんが開発に携わった独自素材「赤外線発熱ホカロンファイバー」を導入。体から出る赤外線を熱に変える特殊鉱物を練りこんだ繊維と、熱を逃がさない「ヒートプロテクトファイバー」を組み合わせることで、一般的な靴下よりも高い保温力を実現しました。この独自繊維は現在、シリーズ最大の強みとなっています。 |
|
|
|
|
|
|
|
この新素材の導入をきっかけに全国展開が始まり、2年目となる2021年冬には売上が前年の5.7倍に伸長。その後もシリーズは拡大を続け、2024年には累計出荷400万足、2025年には累計1,000万足を突破するヒット商品へと成長しました。 |
|
|
|
■シニア向け商品の予定が、若者にも好評 |
|
|
|
|
|
|
Uさん監修『4重レッグウォーマー』 |
|
|
|
さらに2022年には、「締めつけない履き心地」をテーマにしたレッグウォーマーの開発に携わりました。きっかけは、営業メンバーと訪れた東京・八王子の洋品店で聞いた店主の言葉でした。「一日中座って過ごす高齢者は足がむくみやすく、ゴムや伸縮性のある糸が少しでも入っていると、それだけで締めつけを感じてしまう。ゴムを使わない靴下を作れないかと工場に相談しても、どこも“できない”と言われた」。 |
|
この話を聞き、「むくんだ足を、締めつけずに暖められる商品が必要なのではないか」と考え、レッグウォーマーの開発をスタートしました。しかし、工場の技術者からは「ゴムを使わない前提では機械の設定上難しい」「商品として成立しない」と否定的な意見が多く、開発は難航します。 |
|
悩む中で、かつてものづくりを共にしてきた先輩との会話をきっかけに発想を転換。「ゴムを使わないなら、生地を“重ねる”ことで暖かさを出せないか」と考え、通常のレッグウォーマーよりも長く編んだ生地を折り返し、4重構造にする設計へとたどり着きました。試作と改良を重ねることで締めつけ感がなく、かつ暖かさを実感できる構造が形になり商品化に至りました。 |
|
当初はシニア向けを想定していた商品でしたが、社内での試着をきっかけに女性社員から「かわいい」という声が上がり、結果的に「履くホカロン」シリーズの派生商品としてECでの展開へとつながっていきます。“締めつけないのに暖かい”という特徴は、世代を問わず支持されるポイントとなり、シリーズ拡張の一つの転機となりました。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
履くホカロンシリーズは、累計出荷1,000万足を超えるヒット商品へと成長しました。その背景には、長年靴下づくりに向き合ってきた技術者の経験と、それを受け継ぐ若手社員たちの存在があります。 |
|
Uさんは現在も商品開発や品質管理の現場に関わりながら、若手社員に靴下づくりの知識や考え方を伝え続けています。 |
|
|
|
「履くホカロン」は、ひとりの技術者の経験だけでなく、世代を超えて受け継がれる“靴下づくりの知恵”によって、これからも進化を続けていきます。 |
|
|
|
※「ホカロン」は(株)ロッテの登録商標です。「履くホカロン」シリーズは株式会社ロッテとのライセンス契約に基づき製造されたものです。 |
|
|
|
|
|
【会社概要】 |
|
社名:レンフロ・ジャパン株式会社 |
|
本社所在地:東京都品川区東品川2-2-4 天王洲ファーストタワー3F |
|
代表:代表取締役 スーザン・シー・ベヴァード |
|
コリーナ・エー・ノリス |
|
取締役支社長 高橋良太 |
|
設立:2012年10月 |
|
資本金:5,000万円 |
|
事業内容:靴下・メリヤス類の製造・販売 |
|
|