| 4月4日(土)に東京国際フォーラム(東京・有楽町)で「水俣病70年記念講演会」が開催、11月には渋谷ヒカリエで「水俣病70年展」が開催予定。 |
|
||||||||||||
| 株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、文藝別冊『石牟礼道子 増補新版』(税込価格1,760円)を、2026年4月6日に発売いたします。 | ||||||||||||
|
2026年は、水俣病が公式に確認されてから70年の節目にあたります。 作家の石牟礼道子さん(1927~2018)は、患者さんたちの運動を支援し、また『苦海浄土』などの作品を通じて水俣病や現代文明の抱える諸問題を問い続けました。 |
||||||||||||
| 石牟礼道子さんご逝去を受けて2018年に刊行した文藝別冊「追悼 石牟礼道子 さよなら、不知火海の言霊」を、このたび多数の増補を行い刊行いたします。 | ||||||||||||
|
||||||||||||
| (阿部晴政 「編集後記」より一部抜粋) | ||||||||||||
| 石牟礼道子さんの著作のほかにも、小社では長年にわたって水俣関連の書籍を刊行してきました。水俣病患者認定運動の最前線で闘った緒方正人さんの著書『チッソは私であった』(河出文庫)が、今年の大学入学共通テストで問題文(公共・倫理)として使用されたことも話題になりました。 | ||||||||||||
| この機会に、2026年決定版の文藝別冊『石牟礼道子 増補新版』と、同書内でも紹介している数々の水俣文学、関連文献にぜひご注目ください。 | ||||||||||||
| ●文藝別冊『石牟礼道子 増補新版』目次 (*表記が増補箇所) | ||||||||||||
| エッセイ | ||||||||||||
|
藤原新也 石牟礼道子のねこまんま。 志村ふくみ えにし まぼろしふかくして 赤坂真理 石牟礼道子という謎に動かされたい 米本浩二 道子さん、海底の宮から 姜信子 かなしみよ、水になれ、光になれ 平松洋子 じゃこの味、魂の味 坂口恭平 みっちんの歌 永野三智 悶え加勢する 奥田直美・奥田順平 水俣・石牟礼文学地図 * 雑賀恵子 そこにかしこに漂いて * |
||||||||||||
| 講演 * | ||||||||||||
| 藤原辰史 生類のみやこはいずくなりや 石牟礼道子の思想的継承に向けて | ||||||||||||
| 対談 | ||||||||||||
| いとうせいこう×若松英輔 石牟礼道子を読むということ | ||||||||||||
| 鼎談 | ||||||||||||
| 伊藤比呂美×高橋源一郎×町田康 虐げられし者たちの調べ | ||||||||||||
| レクチャー1 | ||||||||||||
|
『苦海浄土』を読むための日本近代史 1 水俣病とは何か? 篇 実川悠太 |
||||||||||||
|
2 住民運動のなかの『苦海浄土』と水俣病闘争 篇 仲田教人 3 九州史のなかの水俣 篇 森元斎 |
||||||||||||
| レクチャー2 * | ||||||||||||
| 水俣病は小さな始まりに過ぎなかった 七〇年目の水俣病 実川悠太 | ||||||||||||
| 新しい石牟礼道子へ | ||||||||||||
|
渡邊英理 供犠の死、政の彼方へ 石牟礼道子、「南九州」の「モダニズム」 * 高山花子 テープレコーダーとの距離 石牟礼道子と「フィクションとしての聞き書き」 * |
||||||||||||
| 白井隆一郎 宇宙世紀 はじまる | ||||||||||||
|
古賀徹 語ることの真理 今村純子 見つめられる水紋 石牟礼道子から佐藤真へ |
||||||||||||
| 岡和田晃 石牟礼道子という表現運動(ドキュメント) | ||||||||||||
| 人物評伝 | ||||||||||||
| 石牟礼道子が出会った人々 | ||||||||||||
|
実川悠太・仲田教人・滑川英達・早助よう子・松田潤 他 田中正造 高群逸枝 谷川雁 森崎和江 上野英信 鶴見和子 島尾ミホ 土本典昭 宇井純 原田正純 細川一 田上義春 川本輝夫 杉本栄子 緒方正人 渡辺京二 |
||||||||||||
| ブックガイド1 * | ||||||||||||
|
石牟礼道子を新たに読むための六冊 米本浩二『水俣病闘争史』/田中優子『苦海・浄土・日本』/奥田直美・奥田順平『さみしさは彼方』/渡邊英理『到来する女たち』/藤原辰史『生類の思想』/高山花子『世界のかなしみ』 |
||||||||||||
| ブックガイド2 | ||||||||||||
| 水俣病を知るための十二冊 池澤夏樹・仲田教人 他 | ||||||||||||
| 西村肇・岡本達明『水俣病の科学』/緒方正人『チッソは私であった』/石牟礼道子編『わが死民』/渡辺京二『市民と日常』/米本浩二『評伝 石牟礼道子』/原田正純『水俣病』『水俣病は終わっていない』/栗原彬編『証言 水俣病』/岡本達明『水俣病の民衆史』全六巻/吉田司『下下戦記』/塩田武史『僕が写した愛しい水俣』/色川大吉編『水俣の啓示』 | ||||||||||||
| 作品案内 | ||||||||||||
| 石牟礼道子主要作品読書ガイド | ||||||||||||
| 大橋由香子・笠木丈・五所純子・早助よう子・廣田良雄・松田潤・森元斎 | ||||||||||||
| 苦海浄土/流民の都/潮の目録 石牟礼道子初期散文/椿の海の記/西南役伝説/常世の樹/おえん遊行/花をたてまつる/十六夜橋/食べごしらえおままごと/あやとりの記/天湖/水はみどろの宮/アニマの鳥/潮の呼ぶ声/煤の中のマリア 島原・椎葉・不知火紀行/はにかみの国 石牟礼道子全詩集/最後の人 詩人 高群逸枝/葭の渚 石牟礼道子自伝/花の億土へ/石牟礼道子全句集 泣きなが原 | ||||||||||||
| 略年譜 | ||||||||||||
|
|
||||||||||||
| ■作家 石牟礼道子 | ||||||||||||
| いしむれ・みちこ | ||||||||||||
| 1927年熊本県天草生まれ。生後すぐに水俣に移る。詩人、作家。著書に『苦海浄土(三部作)』『あやとりの記』『十六夜橋』『石牟礼道子全集・不知火(全17巻、別巻1)』、共著に『なみだふるはな』ほか。 | ||||||||||||
| ■イベント開催 | ||||||||||||
|
||||||||||||
| ●新刊情報 | ||||||||||||
|
||||||||||||
| ●河出書房新社が刊行している石牟礼道子さんの著書・共著 | ||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
| ●河出書房新社が刊行している水俣関連書 | ||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
石牟礼の没後、コロナが世界を封じ込め、ウクライナ侵攻が、そしてパレスチナのジェノサイドがはじまりました。気候変動による影響も誰の目にもあきらかなものになっています。石牟礼が水俣にみた近代の終わりは確実に現実化しようとしています。
一方、石牟礼へのアプローチもこの間、深みと広がりを増しています。今回の増補でそれを伝えることができたらと考えています。
月並みな言い方ですが、石牟礼はいまこそ読まれなければならないはずです。