参議院議員・研究者・専門家4名が審査、全チームが実装/プレゼンまで完遂
環境構築は前日の夜。実機に触れられるのは数時間。
それでも全チームが、ロボットを動かして発表台に立った。
RobotMateHub(運営:合同会社ヤマリキエッジ、代表:山本力弥)は、2026年3月27日(金)~28日(土)の2日間、ロボット企業交流拠点ロボリンク(神奈川県藤沢市)にて、ヒューマノイドロボット「Unitree G1」を使ったハッカソン「ロボットと生きる未来をデザインするハッカソン」を開催しました。エンジニア・デザイナー・研究者・学生約25名が5チームに分かれ、全チームが最終発表で動作実装まで完遂。「人型ロボットハッカソンキャラバン」の第1弾として、フィジカルAI時代を担う人材とアイデアが集結しました。
 
「この先、プロダクトアウトで押し付けられる世界ではなく、1人1人がロボットやAIを真剣に考える機会を作っていきたい。」山本力弥(主催・合同会社ヤマリキエッジ代表)
集合写真
■ イベント概要
開催日 :2026年3月27日(金)~28日(土)
会場 :ロボット企業交流拠点ロボリンク
(神奈川県藤沢市藤沢559番地 角若松ビル6階/藤沢駅北口徒歩2分)
使用ロボット :Unitree G1(二足歩行ロボット)3台
主催 :合同会社ヤマリキエッジ / RobotMateHub
審査員 :山田太郎先生 / 伊丹琢先生 / 太田智美先生 / 牛久祥孝先生
会場協力 :ロボット企業交流拠点ロボリンク(神奈川県)
協力 :GMO AI&ロボティクス商事株式会社 / エーアイビーム株式会社 /
Cognitech.DEV / お人好しLab / スマートライト株式会社 /
ビジネスAI推進機構 / イチゼロシステム株式会社
ハッカソンで活躍したUnitree G1
■ イベントの流れ
▶ Day1(3月27日・金曜夜・オンライン)
キックオフ・チームビルディング・Unitree G1のAPIとテーマ説明。
参加者は深夜まで設計とコーディングに向き合い、翌日の実機セッションへ備えました。
▶ Day2(3月28日・土曜・現地)
午前:Unitree G1 の実機操作・環境セットアップ・開発スプリント。
3台のG1が会場に存在する光景は、参加者にとって初めて目にするフィジカルAIの現場でした。
準備の様子
G1実機操作シーン
■ 受賞チーム
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Best Physical AI賞
チーム「おさんぽ」
プロジェクト「おかしなストレッチアシスタント」
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スマートフォンをG1の顔として装着し、代表者の写真で表情を演出。スクワット等の身体動作と音声対話をシンクロした「運動伴走ロボット」を実装しました。内部のロボット処理と外部のスマホ処理を分けることで開発スピードを最大化した点も評価されました。
【審査員コメント(山田太郎先生 / 表彰式)】
フィジカルAIの戦略を作ってきた人間として、通信やトレーニングの要素が最もオーソドックスで高かったことを評価しました。おめでとう。
【審査員コメント(牛久祥孝先生 / 牛久先生特別賞として)】
『顔』というもう一つのモダリティを表現し、AIとしてのクオリティも高かった。
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Best Interaction賞 / Audience Choice賞(W受賞)
チーム「127センチの三男坊」
プロジェクト「家族のつながり」
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G1の身長127cmを「家族の中の三男坊」として捉えた提案。高齢者が座った時の肩の高さと同じ。このサイズ感を活かし、子供から高齢者まで寄り添うインタラクションを設計。身長の判定で大人と子供を認識し動作を分岐させる実装も盛り込みました。
【審査員コメント(牛久祥孝先生 / 表彰式)】
プレゼンの情熱もさることながら、身体性に着目したインタラクション、そして『子供や高齢者と関わらせたい』という回答まで含めてベストでした。
チーム「127センチの三男坊」発表シーン
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Best Idea賞
チーム「Sushi JP」
プロジェクト「人とまちを繋ぐロボット人力車」
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言語の壁や文化的遠慮で「観光客向けの店」に逃げてしまう外国人観光客のために、G1が「通訳」として地方観光を案内する人力車ロボットを提案。
【審査員コメント(太田智美先生・伊丹琢先生 / 表彰式)】
観光・インバウンドという着眼点、人力車というアイディアの独創性を評価しました。
【太田智美先生特別賞コメント(表彰式)】
私の賞は絶対にこのチーム。社会の中、部屋の外にロボットと出ようとした唯一のチームです。
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審査員特別賞(4チーム)
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◎ 伊丹琢先生賞 - チーム「和の心」
「ちょっと嬉しいを届けるロボット茶之助」
玄関でのお出迎え・お茶のお手前を実装。声のトーンから疲労度をスコアリングし、「今日はそっとしておきますね」と寄り添う感情エンジン組み込みを目指しました。
【伊丹先生コメント(表彰式)】
リターゲット、人の動きをロボットに落とし込む可能性、そして雰囲気まで合わせた行動選択に可能性を感じました。
 
◎ 太田智美先生賞 - チーム「Sushi JP」
(Best Idea賞とW受賞。上記コメント参照)
 
◎ 牛久祥孝先生賞 - チーム「おさんぽ」
(Best Physical AI賞とW受賞。上記コメント参照)
 
◎ 山田太郎先生賞 - チーム「えびふらい」
「家族と共に進化し続けるUI/UX HANA」
子供・大人・高齢者とライフステージで役割を変えながら、ソフトウェアの「心」をハードをまたいで継承し続けるパートナーロボットを提案。ROS 2とDockerでG1を制御し、WebUIからアームを動かすMVPを実装しました。
【山田太郎先生賞コメント(表彰式)】
1X NEOなど、世界最先端が狙う最も厳しい家庭領域にトライしたことを評価します。
審査員の皆様
■ フィジカルAI/ヒューマノイドロボットの社会実装に向けた問い
中間審査・最終審査で、審査員からも鋭い問いが投げかけられました。
 「どうすれば儲かるのか」
 「なぜ人型でなければならないのか」
ロボットは技術の完成度ではなく、ビジネスと社会実装。
全5チームのプロジェクトが、その問いに向き合う場をつくりました。
 
■ 審査員総評
【山田太郎先生(イベント後 X投稿より)】
現場で格闘する彼らの姿を見て、日本のフィジカルAIの未来は明るいと確信しました。
この熱量を政策に活かし、世界をリードするロボット大国・日本を再び創り上げてまいります。
 
【伊丹琢先生(イベント後メールより)】
皆さんの能力がとても高く、終始圧倒されてしまいました。今回のようなイベントを様々な人に知ってもらい、日本はまだまだ戦っていけるという感情に皆がなっていくといいですね。
■ 参加者の声(アンケートより)
・スタッフの人が優しかったし、メンターの方も豪華でした。日本で初めてのロボットハッカソンは本当に素晴らしかったです。
・実機を用意してくださったこと、スタッフさんの質の高さ、審査員の質の高さ。すべてが良かったです。
・アンドロイド制作への動きに関する知識を深めることができました。フィジカルAIへの関心が大幅に高まりました。
 
参加者満足度:5段階中 平均4.75
「次回もぜひ参加したい」:回答者の87.5%
■ G1、5/30までロボリンクに常設展示、体験も
ハッカソン終了後も、Unitree G1 を2026年5月30日まで期間限定でロボリンクに常設展示!毎週土曜日には「Unitree G1操作・開発体験」として、ハッカソンに参加したエンジニアが毎週土曜日にロボリンクを訪問し、来訪者にコントローラーを使った操作体験・技術交流を行います。
ハッカソン未参加の方も、ロボットに触れてみたい方はどなたでも歓迎です。
展示期間:~2026年5月30日(金)
場所 :ロボット企業交流拠点ロボリンク(神奈川県藤沢市藤沢559番地 角若松ビル6階)
費用 :無料
問合せ :info@yamariki-edge.com
G1継続体験プログラム 協力会社:
■ロボット企業交流拠点ロボリンク
神奈川県が「さがみロボット産業特区」の一環として2024年秋に藤沢市に開設したロボット企業交流拠点。ショールーム、コワーキングスペース、セミナールームを備え、ロボット関連企業・大学等の商談・共同研究の場として機能。
■エーアイビーム株式会社
各種ロボット本体及び関連機器の販売や情報通信技術・ソフトウェア開発を手掛がける企業。
■NGS
代表者:仲戸川 舜。ドローン撮影、ROS2ロボット開発、プログラミング教育事業を展開。ロボット開発の技術支援として継続体験プログラムをサポート。
今後のハッカソンについて
今回は「人型ロボットハッカソンキャラバン」の第1弾として開催しました。今後は様々な人型ロボットを題材に、全国各地でハッカソンを展開していく構想です。次回開催の情報はRobotMateHubのコミュニティ(Discord)にて最速でお届けします。
RobotMateHub:https://robotmatehub.com
ロボットと生きる未来をデザインするハッカソン,3/27-28 ご協力者
■審査員プロフィール
山田 太郎 先生
参議院議員。参議院自民党副幹事長、環境部会長、ロボット議員連盟 事務局長。元デジタル大臣政務官、元文部科学大臣政務官。2025年3月にロボット議員連盟を設立し、事務局長に就任。政府による新たなロボット戦略の策定を主導。産業競争力の強化、社会実装の加速、人材育成、制度・環境整備などを柱に、関係省庁・産業界との議論を重ね、ロボット分野における政策形成を実務面から推進。
https://taroyamada.jp/
 
伊丹 琢 先生
明治大学理工学部 専任講師。スマートメカトロニクス研究室主宰。専門は歩行支援デバイス、モビリティ、メカトロニクス、人間工学。医工連携の観点から靴型歩行支援ロボット装具や腰痛予防デバイスなどの研究開発に取り組む。
https://www.itami-robot-research.net/
 
太田 智美 先生
博士(メディアデザイン学)。滋賀大学データサイエンス学部講師。大阪音楽大学音楽学部ミュージックビジネス専攻特任講師。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科附属メディアデザイン研究所リサーチャー。アイティメディア記者、mercari R4Dプロデューサーを経て現職。2014年からロボット「Pepper」と生活を共にし、2016年にはヒトとロボットの音楽ユニット「mirai capsule」を結成。2025年大阪・関西万博「ROBOT&MOBILITY STATION」に採択・出展。
https://www.ds.shiga-u.ac.jp/member/1481/
 
牛久 祥孝 先生
NexaScience 代表取締役 / オムロンサイニックエックス リサーチバイスプレジデント / AIロボット協会(AIRoA)理事。コンピュータビジョン、AI、機械学習によるクロスメディア理解、AIロボット駆動科学が専門。博士(情報理工学)。2023年文部科学省「ナイスステップな研究者」選出。
https://yoshitakaushiku.net/index_ja.html
■協力会社プロフィール
【会場協力】
ロボット企業交流拠点ロボリンク(神奈川県)
神奈川県が「さがみロボット産業特区」の一環として2024年秋に藤沢市に開設したロボット企業交流拠点。ショールーム、コワーキングスペース、セミナールームを備え、ロボット関連企業・大学等の商談・共同研究の場として機能。本ハッカソンでは会場提供、運営協力を担当。
https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0604/robolink/index.html
 
【G1提供】
GMO AI&ロボティクス商事株式会社
GMOインターネットグループにおいてAI・ロボティクス分野の事業を推進する商社。Unitree G1、Engine AI PM01、RoboPath UPなど国内外の先端ヒューマノイドロボットの取扱・販売を行うほか、ヒューマノイドの二次開発・研究にも力を入れている。本ハッカソンではUnitree G1実機2台を提供。
https://ai-robotics.gmo/
 
エーアイビーム株式会社
各種ロボット本体及び関連機器の販売や情報通信技術・ソフトウェア開発を手掛がける企業。本ハッカソンではUnitree G1実機1台を提供。
https://aibeam.co.jp/
 
【技術統括】
Cognitech.DEV
2D/3DセンシングやSLAMなどのロボティクス技術とAIを融合し、ロボット分野の応用開発・システム統合を行う技術会社。ROS/ROS2を基盤に、機械設計・制御・システム統合に加え、ロボットの判断ロジックやリスク要因を構造化するAI解析技術(AI-FTA)を強みとする。本ハッカソンではG1の技術監修・操作研修、Physical AI開発の判断設計・リスク整理を支援。
https://cognitech.dev/
 
【技術サポート】
お人好しLab
最新のテクノロジーを用いて人々の日常を豊かにする」をミッションに掲げるスタートアップ。ChatGPTを活用したバーテンダーアプリ「チルバー」などのプロダクトを展開。本ハッカソンでは運営サポートおよび技術サポートを担当。
https://www.ohitoyoshilab.com/
 
スマートライト株式会社
KNX、DALI、BACnet等のプロトコルやEnOcean、LoRaWANなどの無線通信を駆使し、非IT設備をAPI化する空間統合のスペシャリスト。照明・空調などの建物設備とITシステムを双方向につなぐ「Building OS」の実装を強みとする。
https://smartlight.co.jp/
 
BAAO(ビジネスAI推進機構)
「AI技術の民主化」を掲げ、日本の伝統的な「和」の精神とAI/Robotics技術を融合させ新たな調和を生み出すことを目指す一般社団法人。AI導入コンサルティング、研修・セミナー、人材育成など幅広い事業を展開。本ハッカソンでは運営サポートを担当。
https://www.baao.or.jp/
 
【映像制作・配信】
イチゼロシステム
2016年設立の映像制作・配信クリエイターチーム。YouTubeチャンネル登録者10万人超を誇り、科学・テクノロジー系コンテンツの制作・ライブ配信を得意とする。本ハッカソンではYouTube Live配信・記録映像撮影を担当。
https://www.youtube.com/channel/UCZt9ef5mduqqWWlYjanvNvQ
RobotMateHub について
RobotMateHubは、フィジカルAIの時代にロボット業界に関わる人材が業界・立場を超えて集まる
コミュニティプラットフォームです。エンジニア・研究者・学生・ビジネスパーソンが学び、つながり、キャリアを形成する場として、オンラインサロン・人材マッチング・体系的な学習コンテンツを提供しています。
「ロボットが好き。それだけで、ここに来る理由になる。」
 
■ 会社概要
会社名 :合同会社ヤマリキエッジ
代表者 :山本 力弥
所在地 :〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目16-6 二葉ビル8B
事業内容 :ロボティクス・AI関連イベント企画運営、コミュニティ運営(RobotMateHub)
URL :https://robotmate-hub.com/
お問い合わせ:info@yamariki-edge.com / 080-2671-4028

それでも全チームが、ロボットを動かして発表台に立った。

「ロボットが好き。それだけで、ここに来る理由になる。」