※本ニュースリリースはドイツ・ダルムシュタット メルクが2026年4月1日に発表した英文ニュースリリースを日本語に翻訳し、補足の目的で一部加筆しています。本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先します。英語版については、こちらをご覧ください。
 
次世代プロテインAクロマトグラフィーにより、ダウンストリーム精製ポートフォリオを拡充し、スケーラブルな製造を実現
ダウンストリームのワークフローの統合により生産性向上と、重要な治療薬への迅速なアクセスを支援
2026年4月1日、ドイツ・ダルムシュタット -世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業であるMerck(以下、メルク)は本日、JSRライフサイエンスのクロマトグラフィー事業の買収を完了したことを発表しました。本件は2025年10月に発表した契約に基づくものです。
 
本買収により、メルクのダウンストリームプロセスのポートフォリオに、Amsphere(TM)プロテインA樹脂と、高度なプロテインAクロマトグラフィー技術が加わり、モノクローナル抗体の効率的でスケーラブルな精製が可能となります。メルクの確立されたポートフォリオとこれらのプロテインA技術を合わせることで、お客様の生産性向上と、開発から商業生産に至るまでの信頼性の高い製造を実現できるよう支援します。
 
メルクのライフサイエンス・ビジネスにおけるプロセスソリューションズ事業責任者のセバスチャン・アラナは次のように述べています。「バイオ医薬品の迅速かつ効率的な生産拡大に対するお客様のニーズが高まる中、このたびの買収により、当社のダウンストリーム精製技術を強化します。プロテインAソリューションの拡充により、生産プロセスの強化と信頼性の高い大規模な製造を支援し、最終的には重要な治療薬をより速やかに患者さんに届けられるようにします」
 
本買収により、ベルギーを拠点とするクロマトグラフィー部門の社員50名超がメルクに加わります。同部門は、クロマトグラフィーソリューションを世界中の医薬品・バイオ医薬品企業に提供しており、高い技術サポート力とアプリケーションに関する豊富なノウハウを持っています。これにより、メルクの抗体精製向けダウンストリーム製品・サービスの提供体制をさらに強化します。クロマトグラフィー事業はメルクのプロセスソリューションズ事業のポートフォリオに組み込まれ、プロセス開発から本格的な製造まで、バイオ医薬品製造を全面的に支援します。
 
 
メルクについて
Merck(メルク)はヘルスケア、ライフサイエンス、エレクトロニクスの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。約62,000人の従業員が、人々の暮らしをより良くすることを目標に、より楽しく持続可能な生活の方法を生み出すことに力を注いでいます。ゲノム編集技術を進展させることから治療が困難を極める疾患に独自の治療法を発見すること、また 各種デバイスのスマート化まで、メルクはあらゆる分野に取り組んでいます。2025年には65カ国で211億ユーロの売上高を計上しました。
 
メルクのテクノロジーと科学の進歩において鍵となるのは、サイエンスへのあくなき探求心と企業家精神です。それはメルクが1668年の創業以来、成長を続けてきた理由でもあります。創業家が今でも、上場企業であるメルクの株式の過半数を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国では、ヘルスケア事業ではEMDセローノ、ライフサイエンス事業ではミリポアシグマ、エレクトロニクス事業ではEMDエレクトロニクスとして事業を行っています。
 
メルク株式会社について
メルク株式会社はメルクの日本法人として1968年に設立されました。基礎研究や医薬品製造、創薬などライフサイエンスに関わる製品・サービスを展開しています。メルク株式会社は、ライフサイエンス・ビジネスおよびメルクの管理部門を担っています。メルク株式会社の詳細についてはこちらをご覧ください。